今度は無事、帰国

今日は定刻どおりに離陸

2時間以上出発の遅れた昨日の二の舞は避けたかったろう、今日のエア・カナダ003便成田行きは、ほぼ定刻どおりに動き出す。帰国便が遅れずに出発するなんて、僕の経験の中では初めてのことだ。

ビラ・チラシも一箇所に
ビラ・チラシも一箇所に

ある程度の遅れは織り込み済みで、ツアー会社も羽田からの乗り換え便を予約してくれているのだけれど、さすがに2時間遅れてしまっては用意された便に乗れたかどうか。当日中に山口に帰り着くことも無理だったろう。その意味では、成田や福岡で一日延泊することになるより、カナダでの滞在が延びてくれて良かった。全てはうまくいったのだ。そう思うことにする。


旅は出会いとハプニング

成田空港に到着して機内から降り立つと、昨日の彼に出会う。

「今日はお互い、無事に帰れて良かったね」

彼も昨日、あれからクイーン・エリザベス・パークに出かけたのだという。滞在が一日延びた幸運は有意義に使わねば損だ。青天の霹靂といっていい、昨日の困惑した表情とはうってかわって、今日は3人が皆、穏やかな表情になっている。澄んだ青空の下の緑の中を歩くことがとても心地よかったことも共通していたに違いない。

彼とは、昨日のバンクーバー空港搭乗口と今日の成田空港のシャトル列車の中と、ごく短い時間を話しただけだ。名前もついにきけなかった。それでも僕は、そう起こることのないハプニングにともに巻き込まれたという連帯感のようなものを感じることもあって、彼のことを強く身近に感じることができた。きっと妻も彼もそうだったと思う。エア・カナダの中の3人がけのシートでは、僕ら夫婦2人の隣にこれも日本人男性が座ったのだけれど、この男性は10時間のフライト中も終始無言で、全く愛想というものを見せずに憮然としたまま座っていた。バンクーバーの町を見下ろせる右側窓席に座れたのは幸運だった(これも向井さんが配慮してくれたのだろう)けれど、不気味なこの男性よりかは余程、若い彼ともっと話をしてみたかった。

人に出会うのがやはり旅で、そしてその多くが一期一会の出会いだ。偶然巻き込まれた、でも愉快なハプニングの同じ被害者として、彼のことをこの先も忘れることはないだろう。

ヒコーキ雲
ヒコーキ雲

旅の色が消えゆく帰路

雨の降っている成田は、一歩、機内から降り立っただけで湿った蒸し暑さが身体を包み込んでくる。日本に戻って来たことをいやでも実感させられる。

バンクーバーにやってきた初日は旅の最初の強い意気込みによって、そしてまた最終日は思わぬハプニングに巻き込まれた予想外の楽しさがあって、ログ入力にも時間を要した。旅の記憶の消えぬうちにと、復路の機内でもログの続きをメモにする。

バンクーバー発が遅れなかった分、期待通り、羽田発福岡行きの便も一便、繰り上げた早い便に替えることができた。

成田から羽田、そして福岡、山口と乗り継いでゆく。当たり前ながら、世間はもうGWの色がきれいに消し去られていて、完全に仕事モードの日々に切り替わっている。スーツケースを押す僕らが少し間抜けのようでさえある。

結局、7日間、まともに眠ることができなかった。最後の日には自分でも分かるほど顔色も悪くなった。今夜は畳の上で7日ぶりの熟睡ができそうだ。



 

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