続・デルタホテルでのネット接続

最後にできたネット接続

クイーン・エリザベス・パークから戻ると、ちょうど部屋から夕陽が見える。広大なバンクーバー空港に沈む、美しいカナダの夕やけ。今度こそ最後になるはずの、カナダの夕陽。

デルタホテルの部屋から見るカナダの夕陽
デルタホテルの部屋から見るカナダの夕陽
(午後8時34分)

夕食に出かける前、納得のゆかないダイヤルアップ設定を再度試みる。

トラヴェルログは結局、5月5日(その1)分まで現地で更新することができた。つまり、LANの敷かれていないデルタホテルでダイヤルアップ接続に成功してアップロードすることができた。帰国が一日遅れることになったハプニングのおかげで、出国前、随分と時間をかけて準備した海外でのネット利用、ローミングサービスによるダイヤルアップ接続が最後にようやくその苦労が報われることとなった。案外、そのためのアクシデントだったのか、と思えないでもない。

パソコンの設定がどうこうなんて旅行記として読んでもらうには面白くないものだろう。そのことは分かっているけれど、僕も、出国前は同じように、海外でのネット接続について述べられた個人のホームページを随分たくさん読ませてもらった。電源やモジュラージャックの形状から始まって、持参するべきものまで解説されているページもあるのだけれど、こういうのは得てして失敗談が載っている個人のページの方がうんと役に立つものだ。僕のこの経験が今後、誰かに役に立つこともあろうと思い、以下、ちょっと記してみる。

市外局番が必要

部屋の電話機を利用して外にかける場合、最初に0や1、9といったナンバーを押してからの、いわゆる「0(1、9)発信」でダイヤルする。シェラトンとデルタはともに「9」発信。モデムのプロパティ設定画面における「ダイヤルプロパティ」には、外線発信番号欄に市内、市外ともに「9」を入れることとなる。

けれども、「9」とするだけでは足りず、バンクーバーの市外局番「604」を加えてやる必要があった。つまり、「9604」としなければいけなかった。

「何だ」と思うかもしれない。でも、これは盲点だった。@ニフティ(に限らず主要プロバイダ)のローミングサービスは、バンクーバー市内にアクセスポイントが用意されている。市内にアクセスポイントが用意されている場合、当然ながら、必要のない市外局番を無視してダイヤルしようとする。

けれども、ホテルの部屋からかける電話の場合、たとえ市内であっても市外局番から押す必要があった。聴者ならあるいは、同じような仕組みになっている携帯電話がそうであるのと同じかも知れない、と気付けたかもしれない。でも、そもそも電話を利用することのない僕は、ホテルの電話がそういう風にできているものだとは知らなかった。

もうちょっとほしかったサポート

ニフティのホームページ内に用意されているQ&Aはじっくり読み込んで、かつ、カナダにも持参した。けれども、そこには載ってはいない。「海外で利用する」ケースというのは多くの人の場合、普通、ホテルの部屋の電話機を利用するものであろうはずだけれど、サポートの手厚さで定評のある老舗プロバイダ、ニフティでさえそうした説明はなかった。「ホテルからアクセスする場合は外線発信番号の入力が必要で、0、1、9のいずれかが多いようです」とまではいっていても、市外局番の入力が必要とまでは触れていない。

「ホテルの交換機の都合で時間をおかないと外線につながらない場合、「,」カンマを入れて0.5秒のディレイ(遅れ)を入れる・・・」といった専門的な説明はあるのに(これも当然、試した)。

ニフティの設定ページ通りにやっていては気付けないことだった。アクセスポイントの用意されているバンクーバーのようなメジャーな都市の方に落とし穴があった、ということだ。

@ニフティの海外ローミングサービス設定説明ページ

つながると嬉しいネット接続、でも・・・

さんざん歩き通して目的地に辿り着けたように、こうした苦労の末、接続できた瞬間というのは本当に嬉しいものだった。カナダに来てから何度やってもダメだったのに、今度は何度やっても同じようにつながる嬉しさ!

ただ、嬉しいからといって何度も繰り返すと落とし穴。

当然ながらダイヤルアップ接続の場合、ダイヤルする度に料金が必要になってくる。

ちなみに、カナダの市内通話は1通話¢25(公衆電話でクォーター1枚)で時間制限なく利用することができる。ならば、ホテルの部屋からだとサービス料が加算されて1回$1.08になってしまう1通話で、その都度、切断と接続を繰り返すより、ずっと接続したままにしておく方がよいのかもしれない。日本だとダイヤルアップ接続で放っておくなんて恐くてできないけれども(ただし、もちろん、もうひとつ忘れてならないのはプロバイダに払うローミングサービス料で、これは1分いくらの従量制)。

モンキー・パズル・ツリー
モンキー・パズル・ツリー

チェックアウト時の精算書を見ると、通話明細書のようにダイヤル先の同じ電話番号が何行にも並んでいる。喜びのあまり、何度も接続したつけがきっちりと請求された瞬間。しかも、最初、市外局番を入力せずに接続しようとしたダイヤル分まで、それぞれ1回の通話として請求されているなんて・・・(つながっていないはずなのに・・・)。



 

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