デルタホテルでのネット接続

再びのネット接続実験

帰国の延期が決まって、まず僕らがしなければならないことは、日本にいる家族と職場への連絡。これもパソコンを持ってきていたから、何とかeメールで済ませたいと思った。

デルタホテルの部屋に入って、電話機周りをまずチェック。このデルタは、昨夜までのシェラトンに比べると建物自体がやや古く、シェラトンが良過ぎた分もあって、ホテルのランクとしては下がってしまう。残念ながらLANも敷かれていない。一応、電話機にある外線口にモジュラージャックを差し込んでダイヤルアップを試みるが、これはシェラトン同様にやっぱりうまくゆかない。

これもシェラトン同様、ネット利用はビジネスルームでできることをフロントで確認しておいたから、とりあえずその1Fにあるビジネスルームを訪れてみる。

ちびっこバットマンのジャンプ!
ちびっこバットマンのジャンプ!

ビジネスルームの女の子

シェラトンのビジネスルームがガラス張りの明るい室内で、見てそれとすぐに分かるほど整然とパソコンが並んでいた部屋だったのに対し、薄暗くて狭いこのデルタの部屋には全くそういった雰囲気が感じられない。コピー機は置かれているものの、パソコンがどこにあるのかさえ見当たらない。

ドアを開けて僕たちが入ると、受付らしい女の子がやさしい笑顔で迎えてくれる。この子は一目見て、絶対に日本人に間違いないと思える顔立ちだった。ホテルのユニフォームを着ているわけでもないから、きっとアルバイトか、ワーキング・ホリデーでやってきている大学生くらいなのだろう。そう思ってちゅうちょせずに僕も日本語で切り出してみる。

「日本語できますか?」

すると、彼女は「また、きかれてしまった・・・」というような感じの、これも日本人らしいはにかんだ、でも、まさに破顔という表現がぴったりなほどの笑顔で「できない」のだと英語で答える。意外だった。バンクーバーにやって来てから、驚くくらいに多い日本人・日系人をみてきた。当地のカナダ人でさえ、日本語が少しできるという人も多かった。もちろん、ここで暮らしている日系人が皆、日本語ができるわけでもないだろうけれど、こんなにはっきりと日本人らしい女の子が日本語を話せないなんて。これもまた別の意味で僕にはカルチャー・ショックだ。


スタンリーパーク
スタンリーパーク

一瞬、言葉に詰まりながら、でも彼女の笑顔はそれだけで相手を和ませるに余りあるものだった。フロントや玄関口のサービスマンらが、僕らにとってはそれこそ分厚い壁として目の前に立ちはだかっている、緊張感を要する相手であるのに対し、彼女は同じ日本人(ではないのだけれど、本当は)と思える安心感、とても気安く話しかけられる雰囲気というものを備えている。

日本人と信じて疑えない相手に英語でたずねるなんて何だか不思議な気分だ、と感じながら僕は、料金のこと、5時半にここが閉まった後にもフロントにいえば部屋を空けてもらえることを、彼女にとてもリラックスしてたずねることができ、そして、教えてもらうことができた。

思うに「コミュニケーション」というためには、リラックスという要素が欠かせない。丁寧に書いて答えてくれた彼女には、バンクーバー空港の通訳者Yサンに続いてここでも「やっぱり日本人は優しくていいよな」という思いを強くさせられた。

ビジネスルーム

日本なら夕食の時間帯になるほどの遅い昼食をとって僕らは、彼女に教えられたとおり、フロントにビジネスルームを開けてもらって$3.00/15minのネットを使ってみる。

ホテル内レストラン
ホテル内レストラン

当然ながら日本語のフォントは表示されない。イスラム語のような化け文字が並ぶ。@ニフティのトップページには容易にたどりつけるけれど、さて、webメールを使うためのページはどこにあるのだろう? メール転送のページはよく使うのに、送る方にとまどってしまう。これも出国前に予習しておくべきだった。たどりつけさえすれば、持参のパソコンでメールアドレスは分かっているから、ローマ字表記による日本語でも何とか送信できる。「会員サポート」から何度か目星をつけてクリックするもたどりつけずにあきらめた。

  • そのwebメール、@ニフティのトップページ左側最上部、つまり、一番わかりやすい位置に用意されているのだと知ったのは帰国後のことであった。

 

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