悠久の時間に溶け込む


Mayrhofen
date journey
8月18日(月)
Mayrhofen ---- Gschößberg ---- Penkenjoch(2095m)

台上の高原の地

Mayrhofen
花のきれいなマイヤーホーフェンの町

避暑地として賑わうマイヤーホーフェンの明るくカラフルな町並みだけでも充分に旅行気分は満たされたのだけれど、もちろん醍醐味はチロルで最も幅広い谷ツィラータールバーンの展望を楽しめる山頂登山。

といってもハイキングやトレッキングは本で気分を楽しむばかりの、もっぱらロープウェーやリフトを利用。マイヤーホーフェンから2方向にロープウェーが架かるうち、両方、乗ってみたかったけれど、ここではペンケン(Penken)行きを選択。美ヶ原のような台上の高原で、標高2000mの地に大きな湖もあって、広々とした一つの町のようなスペースが開けている。

Gschößberg
「山頂はこっちね」トレッキングポールが必携
グシェスベルク(Gschößberg)にて

峰の端のベンチでは老夫婦が座っている。絵になり過ぎるほどの光景。僕らもあのスポットのあのベンチに座りたいなあ、と思ったのだけれど、こちらの人々の優雅な愉しみ方。話すでも何をするでもなく、夫婦はずっと町を見下ろしたまま悠久の時間の中に溶け込んでいた。

Penken
谷を見下ろす老夫婦

山を愛する人達

チロルはいってみれば谷を抜ける町。列車での移動中、車窓から見える両側の山の眺めが美しい。面白いのは、麓でなく、山の中腹にペンションや民家が一定の距離を置いて建っていること。多少でも眺望が良くなるのは分かるけれど、資材を運ぶのも移動も大変なんじゃないかな。

筆でなぞったように斜面一帯の草が刈り取られているのも驚く。ゴルフ場のようになめらかな緑の光景。決して住んでいる人が多いとも思えない、一戸単位でよく山の斜面を維持できるものだ。ガーデニングをはるかに超えて、家の周囲一帯の広い範囲に渡る草刈り、芝刈りは、よほど愛着がないとできないだろう。でも、これがこの地に住む者の務めとばかり、夏の間は手を抜かずに精を出している感じだ。

住んで気持ちのいいこと、観て、見られて気持ちのいいことに労を惜しまず。

車窓からの光景
車窓からの光景
手前、ミニプール付きの家と山の中腹に点在する家々

 

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