チロル渓谷の女王 ツィラータール


Zillertalbahn
date journey
8月18日(月)
Innsbruck ---- Jenbach ---- Mayrhofen
  Mayrhofen ---- Penkenalm ---- Penkenjoch(2095m)

チロル渓谷の女王

Zillertalbahn
ツィラータールバーン(Zillertalbahn)

イェンバッハから南に伸びるツィラータールバーン(Zillertalbahn)は、数あるチロルの谷の中でも最も幅広い谷のツィラータールをのどかに走る。終点マイヤーホーフェン(Mayrhofen)迄の沿道には名所を外して訪れる「通」の客が滞在するペンションが散在し、ハイキングやサイクリングを思い思いに愉しんでいる様が車窓からよく分かる。


map-Mayrhofen
インスブルック → イェンバッハ → マイヤーホーフェン

Mayrhofen
小さな終点駅マイヤーホーフェン

前日のザンクト・アントンが高所ゆえにやや肌寒く、また人影も少なかったのと一転、この日は暑いくらいの好天にも恵まれ、かつ、到着したマイヤーホーヘンという地の非常に賑わっている、それだけの魅力のある地であることに驚かされた。

情報が少ないだけに嬉しい驚き

今回の旅の意外だった点の大きなひとつが、この、ガイドブックと現実との予想外の(嬉しい)ギャップである。

Neuhaus
駅を背にホテル・ノイハウス(Neuhaus)前を通り抜けると

チロルの情報は日本にいると少ない。ガイドブックはたいてい「ウィーン・オーストリア」編の終章に申し訳程度に記載されているに過ぎない。市販されているものの他、図書館であるだけのものを借り、日本オーストリア政府観光局(チロル州担当オフィス)からガイドブックを取り寄せたりもしたが、それでもほんの一部。ネット上にさえ非常に少ない。

Europahaus
駅から5分、町入口のインフォメーション
オイローパハウス(Europahaus)

しかも、説明の内容や分量と、実際の見応えとが一致しないケースが多い。例えばガイドブックの定番「地球の歩き方」にザンクト・アントンが詳細なハイキングコースも含めて3頁割かれているのに、マイヤーホーフェンは1頁のみ。ザンクト・アントンが名だたるスキーリゾート地で、野沢温泉村と姉妹提携であるからなじみが大きいのは分かるが、マイヤーホーフェンの方も(あるいはむしろマイヤーホーフェンの方こそ)それ以上の価値があるのではと思うことしきりであった。

Marienbrunnen
アム・マリエンブルンネン広場(Am Marienbrunnen)
この先がメインストリート

列車に乗っている時は予想できなかったくらいに、町は大勢の滞在客、観光客で賑わっている。チロルが一般に、車でのアクセスのしやすいことも要因であるけれど、それ以上にやはり、当地に、あるいは近隣地にじっくりと腰を落ち着けて滞在しているせいだろう。インスブルックからの日帰りでは寂しく味気ない。この日、イェンバッハ北のアッヘンゼーをも訪れることを考えていた、その予定をすぐに取りやめてこの町をじっくり散策したのだけれど、それでも帰る際には何とも名残惜しい気持ちにさせられた。

たとえるならツェルマットのような地といえるだろうか。登山、トレッキング、ハイキング、スカイスポーツ・・・色んな愉しみ方が用意されていて町自体が賑やかで活気がある。ペンションが非常に多く、窓辺に飾られた花や瀟洒なホテルの建物自体が心を明るく華やいだものにさせてくれる。


「世界の車窓から」サイトにも5回にわたっての紹介あり。

ツィラータール鉄道の蒸気機関車/世界の車窓から


 

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