カメラはどうする?(準備編3)

一眼レフを検討したが

最後にカメラ。

一応、デジカメはある。ただ、これも古い。性能の向上と価格低下の激しいデジタル家電にあって、僕のはもう6年目になる。車(18年目)も古いが、パソコンもカメラも古い。僕は大体が物持ちがいい、というか、あんまり不必要にものを買い換える方ではない(面倒くさい)。

丸5年経つけれど、特に不便は感じないので、これまで買い換えも検討せず。前々回にも記したとおり、むしろ携帯のカメラの方が使い勝手がいいので、そちらを使うことが多くなっていた。

であるけれど、今回、考えたのはコンパクトでなく、一眼レフ。

スイスは何より景色が素晴らしい。鉄道もいい。カメラファン、写真好きにはこたえられない地である。スイスを訪れる人は山か鉄道か、を目的にする本格派が多く、スイス旅行記といったホームページでは、そういう人達が多い。

スネガ展望台から望むマッターホルン
スネガ展望台から望むマッターホルン

それでミーハーな僕も、どうせならいいカメラで撮りたいなあ、という気持ちが芽生えた。

今ではコンパクトタイプの普及が50%を超えて、次は一眼レフをも一般のユーザーに、という業界の狙いで、入門用機種の発売が相次いでいる。実際、かなり安くなってきていて、買えない値段でもない。ただ、僕にはそうそう撮るような機会はない。こんな旅行も一年に一度あるかないか、だ。この旅行のために買う、とまでの気持ちにはあまりなれない。

・・・で、厚かましいながらM君にお願いしてみたら、快く貸してもらえることになった。ありがとう!

・・・ただ、いざ借りてみると、やはり本格的&立派すぎる&重たい(泣)。

一度、彼ので撮った機会はあって、そのときは車での移動だったから感じなかったのだが、今回の現地での行動を考えてみて、ちょっとこの重さは歩き回るのにつらいし、高額なものだけに扱いにも不安がありそう。

うーん、と考え直して、ちょうど翌日土曜(昨日)、キタムラがチラシを打っていたので行ってみた。一眼レフでなくとも、ちょっと望遠もきいて、コンパクトタイプよりも機能の充実したタイプもある。

売れ筋なのはCanonのPowerShot S3ISと、LumixF7。これが隣合わせで並べてある。F7は軽くていいけど、手になじみ、質感も高級感もあるS3の方が機能も充実していそうで惹かれた。一眼レフほど本格的ではないけど、僕にはこれでも充分すぎるくらいに立派。

午前中に一度見て、日中、準備しながら考えて(外は台風で大雨)、夕方、出かけてもう一度見て、決意し、買って帰った。閉店間際の、掃除も始められた時間だったが、こういうときは切羽詰まっているので、エイッ! と買ってしまった。

せっかくの好意を示してくれたのに、M君の一眼レフを使うことにならなかったのは非常に済まないけれども。

それにしても、やっぱり、出発直前になるとバタバタとしてくる。いつもながらの自分の準備不足、準備力のなさ、というのを痛感する。

(以上、7月9日ブログ更新分)

実際のところは・・・

ここまでのページで掲載している画像は全て、そのPowerShot S3ISで撮影したもの。うーん、どうだろう。買い換えたから写真がよくなったのかどうか・・・までは検証できない。よくいわれるように、美しさだけなら銀塩フィルムの方がずっといいのだろうとは思う。

例えば、僕のこのホームページでも、ボストン旅行記(2001年)はデジカメを買う直前で、いわゆる使い捨て(レンズ付きフィルム)の"写るんです"で全て撮ったもの。案外、これが一番、きれいに撮れていたりもする。バンクーバーが、買い換え前のペンタックス。これも充分、きれい。今回、買い換えてはみたけれど、多分、いわれるほどカメラの差はないように思う。使いこなせていないだけの面も多かろうが・・・。

まあでも、5年前に初めてデジカメを買ったときも、ちょっとした国内旅行の前日に思い立っての購入であった。そういうイベント性でもないと、新たに買ったりしないもので、今回もカメラの買い換えも含めて、旅行のひとつの思い出ではある。重さ大きさも手になじんで、気分は充分、マニア的にさせてくれる。

なければないでもいい

日本人は写真好きの国民性、といわれるように、カメラを持っていない人の方が珍しいくらいでもある。デジカメをつくっているメーカーも、二、三、撤退したとはいってもなお多い。スイスに世界各国からやってくる観光客の持つカメラも、皆が皆、日本のブランドである。製造現場が別の国であるしても、キャノン、ソニー、カシオ、富士、ペンタックスにニコン・・・と、時計はスイスに譲るとしても、カメラは圧倒的に日本の独壇場で、こればかりは日本の誇れる点といえるかも。

Zweilutschinen駅
Glindelwaldが近付くと小さな駅も素敵なZweilutschinen駅

それでも、グリンデルワルトで、若い女の子2人組に山並みをバックにした撮影を頼まれたとき、それが使い捨てカメラだったのが意外だった。「今時、若い子が・・・」と、ちょっと驚いた(おじさんたちは皆、一眼レフ&三脚も1m超の本格派が多い)。でも、そのアナログさ、ローカルさもなんか、いいなあと思えた。

携帯もパソコンもカメラも直前になって「どうせなら・・・」で買い換えたくなった。デジタル依存の度合いがやや過剰になりやすいきらいはある。実際、デジタル技術の進化の恩恵は計り知れず、今回の旅も航空券もホテルも全てネットで手配したものである。特に僕の場合、電話が無理なので依存度はどうしても聴者以上に大きい。

でも、携帯もパソコンもカメラも、最初に書いたとおり「なければないでもいいや」と思えるもの。「なければないでもいいや」と潔くあきらめるくらいの方が、デジタルを脱する方が、旅の本来の楽しさに近づけると思う。

デジタルを捨てて旅に出よう

追記(2006-09-19)

大切なことを書き忘れていた。

デジタル機器は電源がないと意味を成さない物体であるということ。 携帯もパソコンもカメラも――。

海外旅行に慣れている人なら分かると思うけれど、海外では日本の家電製品がそのまま使える訳ではなく、電圧やコンセント形状が国や地域によって異なる。プラグ(ソケット)だけを換えれば使える国もあれば、変圧器で電源電圧を変えないといけない国もある。また、家電製品の電圧によっても求められる変圧器のレベルが変わってくる。

アメリカやカナダではプラグを足すだけでパソコンもそのまま使えたが、オーストラリアは全てに変圧器が必要。メルボルンでパソコンを使うために僕も初めて変圧器を買ったが、これが非常に重い。ノートパソコンがどれほどモバイル軽量を訴えても、変圧器が1~3kgもしてしまう(もっとも、今はだいぶ軽い製品も売られているようだ)。今回のスイスも同様で、結果的には今回、ノートパソコンを持って行かなかったことで、変圧器持参の重さからも解放された点は非常に良かった。スーツケースが重量オーバーすると超過料金もとられてしまうので。

携帯の充電はごく軽微なレベルなので、変圧器も小さなもので足りるが、3G対応なら変圧器は不要でプラグだけあればいい。変換プラグも嬉しいことにボーダフォンが無料で貸し出してくれる。成田空港だったら、地下2F、京成・成田空港駅の真ん前。ちなみに、借りたときも返したときも他に客はおらず、ショップはヒマそうだった。少し離れたドコモでは、海外対応機種のレンタル申込みとおぼしき大勢の客が並んでいたのに。やっぱりシェアの差なんだろうな、とも思ったし、ボーダフォンは3G対応機種が既に多いから、あえてレンタルする人も少ない、と好意的に見て上げられるのかもしれない。

デジカメについては、店員に勧められるまま、ニッケル充電池と充電器を合わせて購入。今回は最初から充電池を入れてゆき、なくなったらアルカリ乾電池にするつもりだった。充電池の持ちが予想以上で、8日間、700枚超撮っても交換せずに済んだ。以前のオプティオがすぐにバッテリーがなくなっていた上、乾電池式でないタイプだったから、この点は買い換えの大きなメリットを感じることができた。

その他、シェーバー(髭剃り)も僕のは充電のみタイプで不便なのだが、旅程中、一日、剃るのを忘れて、最終日にちょうど電源がなくなってくれた。

なんにしても、それぞれにある程度の手間はかかってしまう。

【c】GoPro

 

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