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ノイシュヴァンシュタイン城ツアー 英語か日本語か

JTBツアー

date journey
7月25日(日)
8:30 München ---- Linderhof --
---- Oberammergau ----
---- Schwangau--

ミュンヘンからの日帰り観光先として代表的なノイシュヴァンシュタイン城。ここにどうやって行くか、自力かツアーか、ツアーでも高くはつくが日本語ガイド付きかどうか。ちょうどこれから夏休みの旅行計画で皆、考えると思うので、その体験記をここで少し。

今回、申し込んだのはAlan1.net という現地オプションツアーを仲介する専門サイトから日本語ガイド付きの方を。内容はJTBグループの「Myたび」によるもの(その中のMyバス)。どちらから申し込んでも同じ。

当日朝、気持ちも軽やかに集合場所のKARSTADTデパート前に歩いてゆくと既にバスへの乗車が始まっているところだった。見ると日本人の姿も十数人くらい、みんな同じツアーなんだろう、その中で一人、ガイドとおぼしき女性が「JTB」の紙を持って人を探している。

4日目の夕食は300年の歴史を持つDonisl(ドニスル)
4日目の夕食は300年の歴史を持つ Donisl(ドニスル)

このバス自体を仕切って乗客のチケットを確認しているのは青い目をした現地の女性なのだが、日本人ガイドに誘導されて二人の女性が特別に車内に乗り込んだから「ああ、同じバスでもJTBのツアーの人がいるんだな、リッチだなあ」と思っていた。ちなみに僕も彼女にバウチャーを差し出してみると、一瞥「違う」と冷たく払いのけられてしまい、自分には縁遠いJTBさまの手厚いサービスというものを、このときは間接的に感じたものである。

僕らは悠長にホテルを出てここへの到着も遅かったから、当然、先着順だろう座席の位置は諦めて最後尾に並んでいた。すると、コートとブーツとヘアスタイルが一昔前の雰囲気、東西冷戦中の現地邦人といった感じのそのガイドさんが再び降りてきて、しきりに何か呼んで探している。残っているのは僕らを含めて数人しかいない。この時点でようやく僕は、探されているのが自分たちで間違いないんだと気付いた。

僕は日本人ガイド付き、という一台のチャーターバスが(英語ガイドとは別に)用意されているんだろうと思っていた。今、乗り込んでいるのが皆、その日本語ガイド組で、ガイドさんの誘導はその中で直接にJTBに申し込んだかどうかの差なのかな、と思っていたのだ。仕組みが分かりにくかったが、どうやら、そうではなく、あくまで現地の英語ガイドによるバスツアーの中で、日本人ガイドが車内及び現地で該当人数分のみお世話する、という形だった。

Alan1.net Voucher
Alan1.net Voucher INCLUSIONS: Japanese Speaking Guide
Alan1.net VOUCHER

確かにAlan1.netからプリントしたバウチャーでは分かりにくい。日本語サイトなんだから日本語で書けばいいものを、とも思うが、現地の人に通用しないといけないせいなんだろう、ダラダラと英語表記が多くて目を凝らさないと催行会社JTB FRANKFURT OFFICE と小さく書かれているのに気付けない(日本語の中でならJTBという3文字は目立つが英語の中では埋没する)。

それをガイドさんに指し示してようやく理解してもらえた。「まあ、遅いじゃないの!」って、さっきとは一転、あたたかくフレンドリーに迎え入れられて、僕らも他の乗客とは特別に車内に誘導された。ガイドさんも最初、僕らに示した冷遇が気まずかったのか、狼狽した感のあるガイドさんは思わず、バスのタラップを踏み外して現地ガイドに「大丈夫?」と抱きかかえられてしまったほどだ。

いや、すみません。先にガイドさんの雰囲気を書いたのは、いかにも観光客然とした日本人と違って、現地に溶け込んでいるキャリアがビシッと伝わってきた、という意味です。最初は冷たい印象だったのですが、とてもいいガイドさんでした。おそらくJTBからダイレクトに発券してもらったチケットなら間違いもなかったろうけれど、ちなみにこのガイドさんも嘱託というか、依頼の都度、働いている、という人のようだった。

座席確保に感動

ガイドさんに誘導されて2階席に乗り込むと、JTB用にしっかり座席も確保されていて、最後尾のつもりでいたはずが前から2列目の座席に案内される。先ほど乗り込んだ女性2人(お母さんと娘さん)を含めて前から進行方向右側3列分の3組6人、というのが今回のJTBのMyバスによる日本人ガイドツアー、他の十数人の日本人とその他各国の観光客らが英語ガイドによる座席は自由競争組、ということになるわけだ。

最前列前面が窓ガラスになる2階席のバスなので、全面パノラマビューを独占できる前列席に座れるかどうかは大きい。しかも移動時間は結構長く、車窓からの景色はシュヴァンガウに近づくにつれてとても素敵なものに変わってゆくので、席確保のためなら1時間くらい並んで待っておく価値は充分にある。それを日本語ガイドツアーならJTBさんのおかげで労せず得ることができる。

シュヴァンガウのホーフブロイハウス

2列目でも充分によかった、そもそも最後尾を覚悟しておいたくらいだったから「ああ、さすがにJTB!」とこの座席だけでも、もう充分に差額料金を上回って余りあるものだと感激させられた。

どちらでもOK

その後は英語ガイドの通訳やシュヴァンガウでの昼食~城内ツアーまでの短い時間を効率よく廻る術、他では混雑するからここでトイレに行っておいた方がいいという細かなノウハウも含めて、もちろん現地ガイドゆえの経験、知識豊富なアドバイスを今回3箇所の訪問先でその都度、もらえるといったところ。

バスの席はいつもそうなのかどうか分からない。今回はMyバスの申込者が3組と少なかったけれど多ければまた違ってこようし、基本的にはあくまで「日本語ガイド」のサービス以上のことは分からない。

どちらを、と勧めるというものでもない。英語ガイドの内容が分からなくても、見て回るだけなら心配するほどの不自由はないだろう。きこえない僕は日本にいてもいつもそういう立場で慣れていることもあるが・・・。昔からこのツアーへの日本人が多いせいだろう、英語ガイドも例えば自由時間の後の集合時間など、手作り時計で目で見て分かるように教えてくれるので特に心配はない。

今回は幸運に得られた車窓からの景色を求めるならレンタカーなりで移動するのが一番、いい(でも、乗用車よりバス2階からのビューの方がいいことも確か)。その分の手間はまたある程度かかろうけれど。

音楽好きミュンヘン、カールス門内側の彫像にも
音楽好きミュンヘン、カールス門内側の彫像にも

そもそも、ということであれば、この日帰りツアー(あるいは日本からの各種ドイツツアー)はどうしても早足でこの地区を駆け抜けるのがもったいない。今回ももう少し、じっくり見たかったという思いが強い。できればフュッセンかオーバーアマガウに一泊して近隣地区の観光に1~2日を当てたい。チロル(ゼーフェルト)も近いので、いっそ、ここを拠点にして数日滞在するのも面白いだろう。もしアドバイスするとすれば、そっちの方を強く勧めたい。

次回いよいよ最終回は、このJTB組ツアーの楽しかったことについて。


2011-05-16



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