ザルツブルク行きを検討

予定を組む楽しさ、予定通りにゆかぬ面白さ

ローテンブルクの後はもう一箇所、ディンケルスビュールに寄るつもりの計画を立てていたが、予想以上に良かったのでローテンブルクの滞在を延ばすことにしてディンケルスビュール行きは諦める。この辺りは自由旅行の気ままさで。

ミュンヘンへの帰りの便は駅のお姉さんに差し出されるままバイエルンチケットを購入。行きに比べると特急ICEには乗れないがこんなに安いのか! と驚くくらいの料金。今度はトロイヒトリンゲン(Treuchtlingen)なるガイドブックの地図にも載っていない駅で乗り換える別ルート。一応、調べていたつもりでもそんなルートがあるとは知らなかった、これまた予定外の楽しさであると同時に、もっと詳しい地図と時刻表とを持っておきたかったと悔やまれた。

往路:München -- Nürnberg -- Ansbach -- Steinach -- Rothenburg
復路:Rothenburg -- Steinach -- Treuchtlingen -- München

最初のシュタイナッハでは乗り換え便が20分遅れてやって来て、次の乗り換えにも当然に間に合わない、ミュンヘン到着も1時間遅れになると覚悟していたところ、この便は頑張ってスピードアップし、15分差を詰めてくれた。遅れたら遅れたで次のそのトロイヒトリンゲン駅で途中下車してみようとも思ったのにこれもちょっと残念な、どちらに転んでも旅の楽しさ、面白さ。

予定外の地へ

再び拠点のミュンヘンに戻って夜の街へいざ繰り出し──の前に「明日はどこに行こう?」 無計画といえば無計画でもあるけれど、これも現地の様子を知ってから融通のきくようにしていたつもり。

この日、諦めたディンケルスビュールに行くのもいいが、2日続けて同じ方面に出向くのはためらわれる。それで浮上したのがザルツブルク。翌日ははっきりと天気が崩れて雨になることが確実だったので、ザルツブルクのような都市観光なら雨でも楽しめよう、というのが決め手になった。

ローテンブルクで買ったリヒトホイザー(ろうそくを灯すミニチュアの建物)
(Lichthäuser German illuminated house factory) 

ミュンヘンからの日帰りスポットとしてザルツブルクがあることは分かっていたが、出発前にはザルツブルクに行く考えはなかった。成田からの機内では「ドイツ・スイス・フランス9日間」のツアー客らとも一緒になって「スイスにも行けるのか~ いいなぁ~」という羨ましい気持も確かにあったけれど、「ドイツ」に旅行に行くならドイツ一国に集中してドイツらしさに浸りたい、これまで同様、一つ国に腰を据えて、のつもりでいた。

──のを、あっさり路線変更。君子、朝令暮改をためらわず。「ミュンヘン ロマンティック街道」のテーマから外れてしまうことも気にしないことにして、2年前、当然に行ける距離のチロル旅行時でさえ関心の向かなかったザルツブルクに、今回は逆に雰囲気の変わることを期待しての選択となった。

そうと決まれば早めに切符も手配しよう。中央駅の窓口は夜8時までだったよな、と時計を見ると8時には3分前でも、充分、間に合う、立ち上がってすぐに行けるのが今回のホテルの最大の利点。この日のローテンブルク行きでICEやICは予約席(Reserviert)が多いのを目にしていた、自由席では席の確保に苦労しかけたので、明日の便は往復ともに予約席で購入。この間、5分で完了。

ゲトライデガッセのワインバー
ゲトライデガッセのワインバー

移動の便を確保したら、またすぐホテルの部屋に戻って次はザルツブルク市内の行動計画。ドイツ行きを決めたのが唐突なら、現地でも前夜にゼロから考え始める慌ただしさ。今夜は飲みに出かけるのを見合わせ、部屋で明日の作戦を練ることに。幸い、中央駅で充分な食糧も確保できる。PCもiPhoneもある(本当は使わないで済ませられる方が良いのだが)。

でも、ご旅行は計画的に

珈琲好き、旅行先でも欠かさず携行したドトール・ドリップコーヒー。でも当然にあると思っていた湯沸かし器が部屋にないのでフロントでリクエスト。以後、毎日、電話ができない分、フロントにあれこれ問い合わせたり注文したりするのに、例により「またか」と覚えられるくらいに、でもここの年配のご婦人には、さすがに歳を重ねている分、その経験が接客業には活かされる好例の、とても親切に対応してもらえた。こちらがドイツ語を調べて云ったつもりでも、クリアで分かりやすい英語で返されるくらいに。

優雅にコーヒーを飲みながらとはゆかない、ほんの2、3時間では見知らぬ外国の地の情報は整理してつかめない。こういうときはやはりネットより本の方が便利。行くと分かっていたら2年前の「地球の歩き方 オーストリア」他がたくさん自宅にあったのに・・・。

ザルツブルクは建物や中庭を通り抜けて
ザルツブルクは建物や中庭を通り抜けて

本当、旅の計画は無限に膨らむのが面白いところ。行くつもりのなかったザルツブルク、いったん決めると今度はどうせならその先のハルシュタットの方がいいなぁ・・・なんぞという更に無謀で邪な考えが浮かぶ。行けなくはないが、現実的にはミュンヘンからの日帰りはかなり厳しい。でも行ったことのある人のブログがこれまたとても面白くて笑える。ザルツブルクのことを忘れて時間が過ぎてしまう。

PCはあってもプリンタのないのがこういうとき不便。でもこれもiPhone4のおかげで、高解像度画面をキャプチャ保存して代替。現地にやって来てなお行動計画案に夜の更ける始末。「ご利用は計画的に」ならぬ「ご旅行も計画的に」と反省を強くした(何度目?)の旅行だった。


 

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