陣屋町、大森

重要伝統的建造物保存地区

大森は石見銀山の鉱山に隣接して発展した、江戸時代に形作られた幕府直轄地の中心町。代官所跡や代官所役人の住宅など武家屋敷(河島家)や商家(熊谷家)などが混在して残る町並が趣を見せる。

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鉱山町

最盛期は世界産出の1/3を占めていたという石見銀山。「銀」といえば・・・で思い出したのが、チロル旅行で訪れたオーストリアのハル・イン・チロール。インスブルックから至近の距離にある、ここも銀貨鋳造で栄えた渓谷地帯。

貨幣鋳造で栄えた町、ハル

ともにその後は陰りをみせていったわけだが、かつての名残に文化を感じさせるのは洋の東西で同じ。

五百羅漢

小さな町だがお寺が多く、往時の賑わいが分かる。また道脇にかわいらしい地蔵もあったり、信仰の厚さという点でユニークなのが石室山羅漢寺。

銀山で亡くなった人々らを弔うために約25年もかけて完成した。ここに来れば家族に似た像に会えるという、一体ごとに違う、さまざまな表情を見せた五百もの羅漢座像が安置されている。

中は撮影禁止ということで画像はないが、江戸期、広重の弟子の版画にも残るというくらいだから、当時から名高いものだったのだろう。よく山の側面に崩れない石窟をつくって祀ったものだと思う。

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石像五百大阿羅漢石窟之図(拝観券リーフレットより)

扉の内側の世界が面白いことに加え、手前の川にかかる反り橋、山腹の石窟、それに印塔などのバランスも本当に物語の中の挿絵の様な、見事な配置になっている。

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五百羅漢・羅漢寺

五百羅漢とは、お釈迦様に従っていた五百人の弟子のことで、世間一般の感情や欲望等は超越しているが仏、菩薩の境地には未だ到達せず我々人間と仏との間の存在。

(拝観券リーフレット説明より)


 

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 comment
  1. もっち より:

    こんばんは。
    お久しぶりです。
    仕事が忙しくなかなかこちらに来れませんでしたが、たまに来るとなぜか?癒されます(笑)

    五百羅漢、恥ずかしながら初耳ですが、すごく興味あります。
    機会があれば行ってみたいです(゚∀゚)

  2. より:

    もっちさん、お久しぶりです。
    たまの来訪で充分です。
    ありがとうございます。
    私も仕事の帰り道、土日出後、月曜から疲れています>_<

    さておき、とてもいいところですね。
    近々、ちゃんと休日がとれるようになったら再訪したいと思っています。

    五百羅漢はそれほど有名でもガイドブックに載るでもなくほとんどの人は素通りしていましたが、個人的には見応えある、感嘆させられるものでした。

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