2014人吉温泉旅行-4 人吉武運開運ジョグ

散策によし

焼酎の蔵元見学の後は藁葺屋根の社寺建築として初の国宝指定された青井阿蘇神社に立ち寄り、後、宿に到着。

熊本 人吉温泉 清流山水花 あゆの里 公式ホームページ

宿は、部屋に露天風呂を備える高級客室もある程の、この地域一番の施設「清流山水花 あゆの里」。目の前を流れる球磨川と人吉城址を全面窓のパノラマスクリーンで眺望できる爽快さに胸のすく客室、同じ構図で窓のない温泉浴場も、に旅の疲れも吹き飛ばされる。普段の生活ではまず味わえない、(親睦旅行には)立派すぎるくらいの宿。

宿客室からは目の前に球磨川のスケール

夕食まで自由時間を90分と長くとったのは、日の長い夏の夕暮れ、地元市民らも多い球磨川河畔を散歩してよし、ゆったり温泉に浸かってよし、のメンバーも3パターンに分かれ、3名は夕食前に一度アルコールを飛ばしにジョグへ。

道々、武運に満ちて

まずは球磨川向かいの人吉城跡へ。平家家臣の矢瀬氏を滅ぼした源氏の地頭、相良氏が築城し、鎌倉時代から幕末までの670年もの長きにわたって球磨地方を支配した。三日月の紋様がある石が出土したことから別名、三日月城、繊月城。

球磨焼酎の銘柄にもなっている「武者返し」。武者返しとしては熊本城のが有名だが、人吉城のは「はね出し武者返し」といって先端部が突出しているのが特徴。全国にも珍しい独自の構造。

人吉城の「刎ね出し武者返し」

城壁同様に険しい勾配の石段を昇って二の丸、本丸へ。天守閣が残っていない方が、逆に歴史のロマンを感じさせる。本丸より二の丸からの眺望の方がひらけている。西南戦争では西郷軍の拠点となった(「西南の役薩軍台場跡」)。

旅先ジョグの常として、確たる予定をもって走るわけでなく「ここかなぁ?」「ここ行ってみよう」くらいで行き当たりばったりの遭遇を愉しんだのだが、人吉の町自体がコンパクトに史跡がまとまっていて、面白いくらいにすんなりと、効率よく回ることができた。

後で地図を見れば当たり前だが「何となく行けそう」とそのまま城の背部分となる山側をぐるりと一周。1.5km~広場、市役所も含めると2.5kmくらいかな? 地元ランナーも周回しているいいジョグコースの様だった。

人吉温泉元湯
人吉温泉元湯

そのまま永国寺へ向かう途中には人吉温泉の元湯に遭遇。地図には出ていないが、調べる中で見てはいたので「ここにあるんだ」と、知らず出会った偶然に感動。球磨川沿いの観光ホテルに加え、2日間ジョグをしていても「人口比にして温泉の数、えらい多いな!」と思うくらいにいわゆる町湯が至る所にあるのだけれど、ここはその元締め、道後温泉本館のようなものかな。簡素な外観ながらも歴史がにじみ出ている。

武家蔵を通過して突き当たりの永国寺へ。幽霊の掛け軸があることから別名、幽霊寺。西郷率いる薩摩軍の本陣にもなった。官軍の攻撃を受けて人吉付近は大激戦となり、寺院、寺宝も焼失。現在のは明治時代に再建されたもの。職場の駅伝の必勝を祈願しておく。

永国寺
永国寺

と、一日目だけで人吉城跡、武家屋敷、永国寺、と武運を存分に浴びるジョグとなった。

二日目朝、パワースポットへ

眠いしきつい・・・が、せっかくの旅先、頑張って起きて早朝ジョグ。朝食後にも訪れることになる鍛冶屋町を抜けて人吉駅、それから球磨川河畔へ。ここでもやはり朝の散歩に精を出す市民がたくさん。河畔コースはクルマの心配も無く快適で気持ちよい。

球磨川
球磨川を望む

走っていてすぐに思いついたのは津和野川と似ているなと思ったこと。3月にSL健康マラソンのレースを走った際にちょうど河沿いの遊歩道をアップに利用していたから。まあ日本の場合、河川整備事業でどこも似たようなつくりにはなろうが、前々回の「深く分ける肥薩線」で触れたように県境の盆地、小京都の城下町という点からも町の雰囲気自体に通じるところは確かにあった。

ちなみに人吉には春風マラソンというレースがあるようで、そのコースも一応、下調べはしておいたものの今回はそこまで走れなかったが、こちらはローカルさが売りの津和野と違って6千人! 近くも参加のある大会レベル高い大きなイベントのようだ。

頃合いの良さで「あの赤い橋(繊月大橋)を渡って帰ろう」と。ところが、橋を渡って単純には対岸の道路(遊歩道)には出れない(つながっていない)構造となっていた。地元の方くらいしか分からないだろう小径に迷い込むような形で「せっかくなのでここでも祈願しておこう」とほの暗い神社に辿り着いた。

鳥居からは石橋を渡る参道となっていて、小さな石橋にも歴史があるようだ。

矢黒神社
矢黒神社

近辺には矢黒町パワースポットの幟が立っていて、パワースポットにしては宣伝過剰であからさま過ぎるなあと思っていたのだが、なんでもこの矢黒神社、戦の神を祀っているとのこと。迷ったのではなく、吸い寄せられた、3人が知らず引き込まれたのだとしたら、確かにすごい引きの運気をもった神社である。

これも旅ジョグの効用、掘り出し物に出会う意外な遭遇を楽しめた。かくして夕方、朝ともに、適当に走ったつもりがいずれも非常に快適なランニングコースな上に、武運開運もしっかり授けてもらえた人吉旅ジョグであった。

ジョグ後は蔵をイメージした温泉で一浴び
ジョグ後は蔵をイメージした温泉で一浴び


 

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