2014人吉温泉旅行-2 深く分け入る肥薩線

バスの旅

旧伊藤伝右衛門邸を後にしてバスは八木山バイパス、福岡都市高速を経て福岡ドーム横、ヒルトン福岡シーホークへ。明るく洒落た雰囲気の中でリッチなランチ。後、一路、人吉へ。

ヒルトン福岡シーホーク
ヒルトン福岡シーホーク

幹事として一番、心配していたのが天気。最初の訪問で宿・食・湯・観光のいずれも満足できることが分かっていたのであとは天気に恵まれるかどうか。宿や食は金で買えるけれど、運に任せるしかないのが天気。親睦旅行は基本的に雨でも大丈夫なようには組む(今回も球磨川急流下りまではしていない)ものだが、2日目は観光列車の車窓からの眺めがポイント。

人吉市を流れる球磨川
人吉市を流れる球磨川でカヌーを楽しんでいる人たち

──の、今年は異常気象でやたらに雨や台風の多い夏。おまけに人吉は熊本・宮崎・鹿児島のぶつかる県境の地。山口でいうと同じように山口・島根の境界となる徳佐や津和野、あるいは広島を加えた3県の境界となる錦町・六日市町・吉和町といった地に似ているなと思った。当然、山あいの盆地で雨も降りやすい。

火の国発祥の地 宮原
火の国発祥の地 宮原
八代IC手前の宮原SA 曇ってきたがまだ雨は降っていない

高速最長区間に23個、九州道最長トンネル

はたして熊本を過ぎる頃から曇りだし、八代から人吉に向けて山の中に入ってゆく頃には雨粒が窓を打つ。トンネルの多い山高い中を通ってゆくうち土砂降りに。

2日目の観光列車が難所越えゆえ人気があるように、この辺りは山深く非常に厳しい地形。納得しやすい説明でいうと、八代IC~人吉ICは38.5kmで日本一長い距離の区間。山登り区間にして最長距離の箱根駅伝5区みたいな感じかな。あまりに山中過ぎてICを作れない、つくってもそもそもIC沿いに連結するような道路がない。

また、この最長IC区間中には実にトンネルが23個。うち、肥後トンネルは6340mで九州自動車道最長。日本の高速道路トンネル中でも第5位の長さ ── というくらいの険しき道。

IC間最長距離の八代~人吉間は山の中
IC間最長距離の八代~人吉間は山の中にして激しい雨

九州の人なら説明せずとも頭に浮かぶと思う、鹿児島本線にしろ九州新幹線にしろ、鹿児島まで行くのに八代からまだしばらく八代海、水俣湾に沿って阿久根を経由し、川内から薩摩半島を横切るのが通常のルート。そこを人吉、えびのと山の中をくぐりぬけて小林(宮崎県)や鹿児島に向かう山の中の行路を使ったのが今回の旅程。

よくまあこんな山の中に道(鉄道)を通そうとしたものだと思う、鉄道ファンはともかく、旅行プランとしても最初、新幹線で行く鹿児島案で決まりかけていたのだが、親睦旅行でもなければあまり来ない地であり、行路であり、の旅行らしさはこちらにの方が存分に味わえてよかったと思っている。

「雨が降りやすい地なので雨具は忘れずに」といっておいた幹事の自分が傘を忘れてしまい、どうなることかと思ったが、幸い、人吉を下りて以降は雨にも降られずにすんだ。

はやとの風
吉松駅停車中の鹿児島行き はやとの風


 

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