世界中のろう者と過ごす日々

1/8(土)  陸上熱の高い地

メルボルン・スナップ
メルボルン・スナップ

結局、僕の1万mの件は、9位とされたフィンランド側からその日(一昨日)の夜に抗議があったそうで、順位がひとつ繰り上げられた。読売の記者の林さんともそのことで話していたら、彼女は観戦中、取材ノート(メモ)に僕の周回ごとの順位をメモしてくれていた。やはり最後は分からなくなったというけれど、専門でもないのに、さすが新聞記者だなと僕はうなってしまった。

昨日は男子1500m予選に西川君が出場。800mに絞りたかったという彼は、一応の参戦で、ベストからは程遠い結果となったけれど、観る側としては、この競技種目はやはり、一番、面白い。4分足らず(前後)の中の、すさまじいドラマ。他国勢は全然、脚力が違う。皆、堂々たる長身の選手が、お見事としかいえないような美しいフォームで、最後にスパートを繰り出す。アップ時のサブグランドで、いかにもマラソン向きのゆったりとした楽なフォームでジョグしていた選手が、1500mでものすごいスピードを出すのだから。その他、こちらに来ると、本当に、各国選手のレベルの高さというのがとにかくすごい。それから、地元オーストラリアの聴者も、数人のクラブチームのような感じで、日々、本格的な陸上トレーニングをしている。ジョギング、ウォーキングレベルから、本格的なものまで陸上熱は非常に高い。

世界中のろう者と

デフリンピック、ろう者スポーツの祭典だけに、当然、こちらでは会話相手には全く困らない。街を歩いていると、各国選手が大勢、歩いているし、今はオリンピックパークに競技を見に行くのも練習しに行っても、同じ陸上選手らと毎日、顔をあわせる。ASLや国際手話を知らないと立ち入った話はできないけれど、簡単なことなら、何とか通じ合わせている。あとやはり、一度、同じ1万mに出た選手らとは特に、お互い、親近感がわく。

メルボルン・スナップ
メルボルン・スナップ

奥さんが日本人というオーストラリアの男性は、日本の手話とこちらの手話ができるバイリンガルで、彼に通訳してもらって、地元のろう者と会話ができたりもした。僕もがんばってアルファベットの指文字で判読したり、時に筆談したり、と会話ができる面白さは楽しい。でもやはり、それだけに国際手話ができればなあ・・・と痛感する。他国、特にヨーロッパ方面は近い国同士の、フランスの手話が元々の起源ということもあって、国をまたいでも意思疎通が難しくないようで羨ましい。

大会を支えてくれているスタッフもろう者、聴者らがたくさん。彼らとも親しく話せて、こちらの手話も教えてもらえるのだけれど、悲しいかな、2つ目にはもう、前の言葉が頭から抜け落ちてしまっている・・・。年は取りたくないもんだ・・・。こちらも滞在中、少しでもスムーズに会話できるよう頑張ってみたい。


 

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