最大の建築群クレメンティヌム

ズラテー・ストゥドゥニから見るクレメンティヌム
ホテルの部屋から見るクレメンティヌム
Klementinum

プラハ城側(ヴルタヴァ川左岸)からでいうと、カレル橋を渡ったところが細く曲がりくねったカレル通り(Karlova)。

ここからは、僕らが泊まったホテルを切り口に見てみよう。

カレル橋のたもとにある巨大な建物がクレメンティヌム。前々回、フランシスコ・ザヴィエルやイグナティウス・デ・ロヨラを記す際に彼らの創設したイエズス会について触れたが、反宗教改革を推し進める一環でプラハの町に様々な建物や記念物を造営した中でも最大の建物がこのクレメンティヌム。

反宗教改革陣営がここにイエズス会の学校を創り、フス派のカレル大学に対抗して新しいフェルディナント大学を設立した。後にこの二つは統一されるのだが、フス派とイエズス会の衝突にはじまり、後には大学の管轄権をめぐってプラハ大司教とイエズス会が深刻な対立を見せ、教皇庁を巻き込む議論に発展し、「大学問題」は度々、騒々しい紛争事件にもなった。

大学は誰のものか/チェコの歴史/羊の本棚


2ヘクタールの敷地に3つの教会、礼拝堂、図書館、印刷所、天体観測所、劇場を併せ持つ複合建築群となっている。現在は国立図書館として使われている。

このクレメンティヌムを横に、カレル通りとセミナジェスカー通り(Seminářská)の分岐に立つのが今回、滞在したホテル、ウ・ズラテー・ストゥドゥニ(U Zlaté Studny)。

クレメンティヌムの天文塔
---クレメンティヌムの天文塔---
トイレの窓から見えていた
地球? を背負い続ける銅像

最上階(4階)のトイレに座っていると、クレメンティヌムの屋上に立つ聖人像からじっと見つめられているようで落ち着かなかったものであるが、一つは地球を背負った銅像。プラハの銅像達は特に建物の柱として肩や頭に抱えて大変なのだが、地球を背負い続けるのも重そう。どうして地球儀なんだろう? と滞在中は気付けなかったが、クレメンティヌムの中にある天文台のシンボルだったのだ、と今にして頷ける。



 

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