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ゴシック、ルネッサンス、バロック、ロココ・・・時代の混在する広場
しばらく中断していたチェコ旅行記。先週末、のだめスペシャルinヨーロッパでたくさん映し出されたプラハの光景の、記憶が薄れぬうちに。
世にも神秘な天文時計
カレル通りをさらに進むとプラハの中心地、旧市街広場。観光客で賑わうが、古都の佇まいを今に残す歴史的建築群にぐるりと周囲を取り囲まれている。
ここは建物自体もさることながら、壁面、窓・・・の細部を切り取っても素晴らしい遺産が残っている。
旧市街で最も有名なのが旧市庁舎南側正面の天文時計。
最上部が仕掛け人形。毎正時、天使の像の両脇から死神の鳴らす鐘の音とともにキリストの12使徒が次々と現れる。
その下、縦に二つの円が並ぶ上の天文時計は、天動説に基づくプラネタリウム。1年かけて1周する。文字盤の外側には外から順にチェコ時間、中欧時間、天文時間を表す数字が書かれており、中央にはプラハを中心とした地球が描かれている。
下側は王道12宮と農村生活の12の光景を描いた暦で、一日に一目盛り動くカレンダリウムとなっている。
この非常に凝った仕掛けと複雑な機構の時計は1410年頃、時計職人ミクラーシュにより製作され、1490年、天文学者でカレル大数学教授のハヌシュにより改造されたとされている。ハヌシュにはおぞましい伝説もあって、この見事な工夫が他の都市に繰り返されないよう、プラハ市長が命令で目を焼かせた、その後、彼の死と同時に時計も動きを止めたという。
プラハ─王国の首都
プラハ─王国の首都
市庁舎塔の隣、「クシーシュの家」と呼ばれていた建物で、ルネサンス様式の窓の上には、旧市街の紋章と"PRAGA CAPUT RENGI"「プラハ──王国の首都」なる誇りを示す文字が刻まれている。
プラハやチェスキー・クルムロフを訪れて印象に残ったのが、建物壁面に描かれているファサードの装飾。人物を描いた絵もあれば、織物を見るかのような幾何学的な模様もある。建物の壁も絵画的なキャンパスとして美術家達が腕をふるったようだ。
クシーシュの家のさらに左の建物がミヌートの家。いかにも古めかしい絵柄は、砂岩でできたルネサンス時代の装飾で聖書や徳のアレゴリーの掻き絵を描いている。
特にこのミヌートの家のモノトーンのファサードは、16世紀半ばに広がった技術で、木炭で黒い下地をつくり、人物を白い石灰で残すスグラフィット装飾と呼ばれる。
広場中央、やや北側にあるのが宗教改革の先駆者として、チェコ民族の英雄とされたヤン・フス像。今回、残念だったのは修復中でカバーされて見えなかったこと。向こうのティーン教会も真ん中の部分が工事中。プラハでは歴史的建築物が多いだけに、何かしらがいつも修復中らしい。
ゴシック、ルネッサンス、バロック、ロココ・・・時代の混在
手前はティーン学校と一角獣
広場東面、空に突き刺すかのような2本の塔が目を引くゴシック様式のティーン教会。これは通称で、正式には「ティーン(税関)の前の聖母マリア教会」。今でこそ威風堂々とそびえているが、意外にも教会が広場に面しているわけでなく、教会前にティーン学校と一角獣の家が並ぶ。これは元々、教会が小さな存在で、後のカレル4世の治世から教会の建設が始まったためである。
さらにその北側、ヤン・フス像の後ろがゴルツ・キンスキー宮殿。ティーン教会とその横の鐘の家がゴシック様式なのとは一転、こちらは優雅なロココ装飾が華やかなファサードを見せている。
ぐるりと広場を一周する形でその先に立つのが聖ミクラーシュ教会。ゴシック様式のティーン教会や旧市庁舎と対照的に、白くまぶしい壁面やバロック様式の丸みが優雅な雰囲気を醸し出している。
2008-01-07










羊さん、こんばんは。
先日はブログにコメントを残してくださって、ありがとうございました。
これから、チェコの旅行記もぼちぼち読ませていただきますね。
それにしても、内容が濃くてスゴイですね! ボーっと見物していた私たちとは大違い。
先ほどスイスの旅行記を拝見したのですが、プラハで同じ宿を選ばれただけあって、行動パターンが似ているみたい(笑)。 実はわが家も(兄+姪たちと一緒に)数年前にウェンゲン(グリンデルヴァルドの隣町)&ツェルマットに行ったんですよ。 それにしても、羊さんが旅されたときの、スイスでの見事な晴っぷり(?)に驚きました。 よほど日頃の行いがすばらしいのですね。 羊さんが撮られた写真の空の青さに感動しました。
また、遊びに来ますね!