ドヴォルザークとのだめカンタービレ

ブラームスに認められたチェコ国民楽派

ドヴォジャーク
Antonín Dvořák
ルドルフィヌム前に建つドヴォジャーク像

スタメナの後を継いでチェコ国民音楽をさらに発展させたのがアントニーン、ドヴォジャーク(Antonín Dvořák)。ドヴォルザークは日本での呼び方。

ボヘミア地方の肉屋の息子として生まれるが、プラハの音楽学校を出て才能を発揮してゆく。スタメナの指導を受け、さらにはブラームスに認められて作曲家としての地位を確立させた。

代表作は『スラヴ舞曲』、『新世界交響曲』、『チェロ協奏曲』など。

日本でもなじまれている「家路」、「遠き山に陽は落ちて」は、交響曲第9番『新世界より』の第2楽章に日本語の歌詞が付けられたもの。


「のだめカンタービレ」にも登場

ドヴォジャーク
ヴィシェフラット墓地にあるドヴォジャークの墓

ところで、大ヒットしたTVドラマ「のだめカンタービレ」の第1話冒頭、主人公の幼年時代の回想シーンがプラハ。そして、そこで演奏されていたのがドヴォルザークだという。

「のだめ・・・」は、妻がすり切れるくらいに録画を繰り返し見ていたお気に入りの番組(今はVTRテープの時代ではないので「擦り切れる」ことはないのだけれど・・・)。それでチェコ行きを決めた訳でもなく、ちょっと最初に映像が映し出されたくらいで妻もそのシーンを忘れていたくらいなのだが、旅行前に思い出して「まさか」との意外なつながりに感激したらしい。


物語は、主人公が幼少時、プラハできいたコンサートに感動して将来の身を志した・・・というストーリー(なんだと思う)。妻が家事も夫も放り出して夢中になっていた当時から僕には全く関心はなかったが、第1話のそのシーンだけを先日、見てみた。

見ると、まさしくその通り。プラハ城からカレル橋、そしてプラハの街並みを遠くに映し出すシーンで始まり、画面右下に Praha の文字が現れる。その後も旧市街地、時計塔、プラハ城・・・と有名な観光地が次々と映し出される。そして銅像好きプラハの中の音楽家達の幾体かがクローズアップされ、最後に登場するのがドヴォジャーク像。


ルドルフィヌム(芸術家の家)
Dům Umélců(Rudolfinum)
ルドルフィヌム(芸術家の家)

このドヴォジャーク像の立っている正面の壮麗な建物が「ルドルフィヌム(芸術家の家)」。TVで次に現れたオーケストラシーンが、この中にある、プラハで最も立派なホールのドヴォジャーク・ホール(Dvořákva síň)。そこで幼い主人公が指揮者に感化され、カレル橋下、プラハ城をバックに将来を誓う・・・というものだった。

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地で、1896年の初めてのコンサートで指揮を執ったのがドヴォジャーク。チェコのネオルネッサンス様式の代表的建築。

いわれるまで知らなかった。チェコが少しずつ、日本人にも人気の旅行先となりつつあるのはそのせいなのかな? ただ、原作漫画もTVも大ヒットしたとはいえ、今後も僕に接点はないと思う。・・・であるけれど、音楽編総括を次回くらいに。


 

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