迷える子羊のつぶやき 2002年6月

2002/6/1(土)

一週間疲れたこともあり、久しぶりに朝遅くまで寝ていられた。

好ましいランニング・ライフを送ろうとするなら、週末も朝早く起きて、早朝のLSDと行きたいところだが、低血圧の自分には向いていない。

以前、試してみたのだが、全く身体が動かない。ひどい気分で数キロ走ってすぐにやめてしまった。早朝のすがすがしい時間に、というときこえはいいが、起きたばかりの身体にはかなりの負荷がかかっている。早朝の運動は持病の貧血をも悪化させてしまう。と、言い訳になってしまうが、今は無理をせず、夕方の涼しい時間を待って走るようにしている。夜は遅くなってしまうけれど。

2002/6/2(日)

日射しの強い週末となった。山口はただ暑いだけでなく、盆地ゆえに風があまり吹き抜けず、疲れをもたらす蒸し暑さとなりやすい。

冷蔵庫の自動製氷機も大忙しのようで、ウォーター・タンクの水を一日で3度も入れ足したほどだ。

今日は久しぶりに、じっくりと充電することができた。このHPサイトにも手を入れることができた。データとメモだけはふんだんに残っている完走記に

少し手を入れてようやくアップするなど、少しだが前進させた。これで読書に浸れたならなお良いのだが、それは贅沢な願いといえようか。

先日、古書店でマイケル・ギルモアの『心臓を貫かれて』を購入した。

数ヶ月前からずっと店頭に置かれていたものだが、上下段組みで600頁の圧倒的な量に、とてもではないが読む時間もなかろう、とためらっていたけれど、定価の3割以下の値段なら書棚のこやしになっても、と思って買ったものだ。

昨日夜遅く、プロローグを読んでみる。面白い。すぐに引きつけられる。次を読みたいという気持ちにさせる。夜を徹して読んでみたくなる。まとまった時間でもあるといいのだが。

2002/6/3(月)

土日以上に蒸し暑い一日となった。

トラブル続きのMacで、プリントできない状態ながらもなんとか、入稿用データを仕上げることができた。インデザイン形式での初めての入稿、果たしてうまい具合にプリントされるかどうか?

再セットアップした旧Macはフォントをも再インストールしてやらないといけない。フォントのにわか勉強をする。

PostScriptフォント、Truetypeフォント、Opentypeフォント、Cidフォント、Mac OS Xにバンドルされている「ヒラギノフォント」・・・。新Macの快適さは、Opentypeフォントによるところも大きい。Windows、Macintoshを問わない汎用性ゆえ、これから間違いなくスタンダードになる。

今、苦しめられている旧Macのフォントも数ヵ月後、一年後には全く必要なくなるかも・・・。情報機器の進化の速さは、一方で、「これまでの苦労は何だったのか?」と思わせられるところ。

2002/6/4(火)

連日、仕事についてばかりだ。「つぶやき」というより、ぼやきかも。

インデザインファイルでなんとか仕上げることが出来た、安心していたのは自分だけだった。印刷業者は開けないという。やはり、プリンタ設定のなされていないDTP用ファイルなど意味がないということか?

結局、旧Mac(G3)上で、再びPageMakerで作り(設定し)直した。新旧Macに翻弄される日々。やれやれ。

HP更新の過程に置かれているエクセルのマクロについても苦しめられる。プロシージャ名のauto_openを変更? こちらも直接はマクロに問題があるわけでなく、解決のめどはない。壁ばかりを抱えているこの頃。

2002/6/5(水)

HP更新のマクロについては、なんとか一時的に解決。マクロ処理過程において、ネットワーク上のファイルを認識しないことが原因のようだ。マクロに詳しいKさんのご指導を得る。

マクロそれ自体に原因はないが、とりあえず一時的にエラーを回避できるよう、マクロを修正した処理手順をつくりあげる。根本的な解決にはなっていないのだが、問題の原因がどこにあるかも分からず、徒に時間を費やすことのむなしさからは解放されてすっきりした。

2002/6/6(木)

5月下旬から暑い日が続いていて、早くも少しバテ気味だ。練習のタイムも悪くなっている。

2002/6/7(金)

Macの次はVBAの学習。一見して分かる簡単なマクロではない、複雑なVB。

途端にMacやインデザインのことが後回しになる(解決したわけではないが)。来週からまた定例業務も本腰を入れねば。

2002/6/8(土)

2002年山口ナイター陸上・5000mにて、15’59”3の憧れの15分台と自己ベストを達成。

妻がいたから、レース後の部内ミーティングに出られたのもよかった。肩の荷も降りた。選手としてでなく、大会スタッフとして、競技進行に携わる

多くの部員の方達のおかげで大会が支えられている。明日の山口市陸上選手権も朝から一日中。本当に頭の下がる思いだ。

朝、トップページのレイアウトその他を変える。これはスムーズにできたものの、第2階層以下のページはまだイメージのとおりにはゆかない。全て、HTML言語で書いているからというせいもあろう、意外に時間がかかってしまう。

HPを開設して2ヶ月、なかなか改良にまとまった時間がとれないから、思ったようには進まない。

まあでも、「つぶやき」と練習日誌だけは地道に積み重なってゆく。

2002/6/9(日)

サッカー日本代表がロシアに1-0で初勝利し、日本が歓喜に包まれた日。

わがHPも、開設2ヶ月目にして、ようやくのこと、「音のない世界で」が開通した。HPを立ち上げようとした最も中心的な主題でありながら、どのような構成とすべきか考えがまとまらず、ずっと宙に浮いたままになっていた。

けれども、そもそもが思いを整理できるような内容でないのだ。どう転んでゆくかを、自分でも楽しんでみたい。

2002/6/10(月)

台風4号が沖縄に接近しているとかで、夕方前から雨となる。仕事のある平日になると、途端に思うことができなくなる。休日の過ごし方をもっとうまくしないと。

2002/6/11(火)

5月下旬から好天が続いていたが、昨日の雨で、待っていたかのような梅雨入り宣言。台風の通過した今日は、梅雨入りに合わせたかのようにとても蒸し暑い一日となった。

普段、汗の出にくい自分でさえも、じっとりと汗ばむ季節。

2002/6/12(水)

自分が今、日常書き留めている雑感(日記のようなもの)と、この「つぶやき」とは、共通するものもあるけれど、やはり内容は大きく違う。

当たり前ながら、HP上では全くの赤裸々な独白という訳にはいかない。他人の目を意識した、客観的なものとなる。(といっても、今のところ、誰も見ていないのだが)

雑感に書き留めることはあっても、「つぶやき」に載らない日々が数日続く。照れる内容だから・・・ということにしておく。

2002/6/13(木)

班内の別担当が取りまとめる冊子編集で業者側がうまく出力できないという。Macデータで渡さず、Winファイルで渡していたもの。元々ルール違反であったから、Macデータにコンバートし直す。

プリントできない原因を探るうちに、別の不備も次々と出てくる。結局、今日は自分の担当でないこの作業に一日を費やした。もちろん班内で仕事をするものだから、こういうこともあろう。「きこえない」ゆえ、電話や来室者への応対ができない自分には、せめてもの力というべきか。

今度、東京に行く機会に、友人のところに寄ってみようと思い、昨夜、連絡をとる。彼とは、小・中学時代からの友人で長い付き合いになる。これまで上京の際はよく世話になったが、ここ数年はご無沙汰していたから、楽しみだ。

2002/6/14(金)

サッカー日本代表が2-0でチュニジアに快勝し、決勝トーナメント進出を決める。サッカーは、1つのボールを両チームが争い、相手ゴールに入れるという、ただそれだけの実に分かりやすい競技。走ることもそうだが、シンプルであるものほど、本当に強い。

加えてサッカーは、チームプレーの素晴らしさも見せてくれて、見るものも感動を共有する。先制点を叩き込んだ森島の、先発に恵まれずも、思い切り良いプレー、堂々としたすがすがしさに多くのファンが快哉を叫んだのではないだろうか。

2002/6/15(土)

防府市で開催される長距離記録会に出ようと、朝早く起きて出かけるも、今日ではなく、来週なのだという。

昨日、妻に電話してもらいながらまだ信じきれず、きちんと確認しなかった自分も悪いが、陸上部の情報を信じるしかない自分には肩すかし。好調な今、どれだけ走れるか楽しみだったのだが・・・。来週、出てみたいと思う。

せっかくランニングウェアのままだったから、いったん維新公園で走ってから、予定していた、父の日と姪の誕生日祝いで実家に戻る。ケーキは「シェ・モム」で、と思いきや、今日は手作りという。

いいアイデアだ。おいしいケーキ屋よりも、みんなで作った思い出の方がずっと甘い。

プレゼントを買ってやろうと、連れ出すが、おもちゃ屋の幼児向け商品ではもう満足しない。姪の今一番ほしいものは、ハムスター(もちろん、「とっとこハム太郎」の影響)。

確かにもう6歳にもなる子には、「玩具」が白々しい。生き物に多大な関心を示す年頃で、その意味では順調な成長だと喜ばしく思える。その思いをかなえてやりたいと、数軒のペットショップに電話してハムスターの入手ができるか確認までしたのだが、やはり、姉(母)の許可は下りず。ベランダのある団地といっても、鳩も寄ってくるし、田舎ゆえ、いたちもくるのだという。

せっかくの姪の気持ちをかなえてやれずに残念だ。

でも、夕食とケーキの頃にはすっかり機嫌も取り戻すのが姪のよいところだ。

竹馬もできるようになったし、からだつきもすらりとしてきて、1ヶ月でも子どもの成長というのがよく分かる。健やかに成長しているのが何より。

2002/6/17(月)

読書の時間を得ることができると、心も落ち着く。深呼吸するようにじっくりと本を読みたい。

日々、情報と雑事が流れてゆく中で、自分の時間を確保して、自分と向かい合うように本と正対したい。

マイケル・ギルモアの『心臓を貫かれて』を読み進める。しょっぱなから強烈な事実が語られてゆく。わずか数十頁でも、他の本を読むこととは比較にならないほどの強い印象を残す。フィクションではない、おぞましい事実が作者によって語られてゆく。

ユタ州、モルモン教、先祖の幼年時代……。作者がどうしてここまで、家族の事実(秘密)を調べ上げ、語ろうとしなければならなかったのか。しかし、作者は自分が語らねばならない、あるいは、この事実が語られねばならないのだ、という輪郭が作者の強いメッセージとして伝わってくる。

『書斎のポ・ト・フ』は開高、谷沢、向井の書物に対する、歯に衣着せぬ対談で面白い。開高、向井氏の今は亡きことがあまりに惜しい。

2002/6/18(火)

サッカー日本代表がトルコに0-1で惜敗。ベスト8進出ならず。

しかし、予選リーグを1位通過しただけで大殊勲だ。国全体で1つの競技の1つのチームを、これほど熱狂的に声援するということは他には例をみない。このドラマチックさとロマンは、夏の高校野球、甲子園にも似た感じはするが、

ヒーローがマウンドとバッターボックスのいずれかに、たいていの場合、たった一人だけ生まれる甲子園とは違って、サッカーの場合、今回ピッチに立ったイレブンを含む代表23人は皆、間違いなく、この国の記憶にとどまるだろう。

2002/6/19(水)

サッカー日本代表は今日、静岡県の宿舎に戻り解団式を行ったという。

映画『スタンド・バイ・ミー』のような、遠くに出かけた男の子たちがひと夏のある期間を共に過ごし、それまでにない経験に出会いながら、たくましく成長していくような、そしてそこでの経験をこれからの人生の糧に、再び散っていくような、見ている僕たちの方が何だか、せつなくなってしまう瞬間だ。

トルシエ語録も今日で終わりだと思うとさみしい。さすがは言葉を徹底的に訓練されているフランス人だ。歯切れのいい言葉がよどみなく繰り出されてきた。

特にこのW杯期間中は、一日一日、ボルテージがあがっていった。日本人はこれほど饒舌ではないし、同じ事を話したとしても話し振り、顔の表情、与えるインパクトというものが全く違うだろう。知らず知らずの内に僕たちも、トルシエの会見を楽しみにしていた。

それからまた、いつもトルシエに付き添って、トルシエ同様の、あるいはトルシエ以上のオーバーアクションがよく目に付いた長身の通訳もこれでお役御免なのだろうか。伊丹十三の『タンポポ』をこよなく愛するという、黒子役の通訳者のはずが、彼もまた、個性的な強い印象を残していった。

2002/6/20(木)

急きょ、仕事が忙しくなる。月編集冊子も、来週は締切りの月末に近付いてくる。今度こそIndesignファイルが読み込めるのか、あるいはまたPagemakerファイルで提供した方が良いのか、今度こそ、また新たな別のトラブルが発生しないように祈るばかり。

HTML言語についても学ぶことが多い。今、自分が書いているHTMLも、どうやら「正しい」ものとは言えない点も部分的にあるようである。時間あるときに修正したい。意外に奥が深く、疲れるけれど、興味も増す世界である。

2002/6/21(金)

昨日に続き、急きょ、降りかかった業務に追われる(といっても、自分がこれまで放っておいたからでもあるのだが)。やはり、仕事は期限あってこそ集中力も発揮できて中身のあるものになる。この土日も出勤して少しでも作業を進めておきたいと思うほどだ。

明日は先週、出そこなった記録会。今は、大会に出場できることが、それだけでとても嬉しい。記録云々ではなく、大きなケガのない状態で、走れるということそのものの幸運を感じる。

この「つぶやき」のHTMLソースは、かなり「好ましくない」つくりになっていることに遅ればせながら気付く。日曜に時間あれば少し、修正してみたい。

2002/6/23(日)

昨日は午前中、防府の中・長距離記録会で10000m。午後からは西日本聴覚障害公務員交流会の行う討論会。どちらもそれぞれ、得るもの、反省するものがあって面白かった。

*討論会の件は「音のない世界で」に感想を、記録会の方も、近々「完走記」にアップします。

討論会の会場は、ここからすぐの「しらさぎ会館」で。ちょうど土曜は同じ4Fの研修室で要約筆記者養成講座、図書室で手話サークルの学習会も開催されていた。聴公会の方が本当に久しぶりで、全国のなつかしい顔ぶれであっただけでなく、僕自身が久しぶりにしらさぎに行ったこともあり、手話サークルや要約筆記サークルの方とも、やたらと「久しぶり」と言われてしまった。

2002/6/24(月)

久しぶりに一日中、雨の降り続いた日となった。このところ、大きなケガがなくずっと順調に走り続けることができたが、今日ばかりは練習も休みとする。

2002/6/25(火)

指定年齢総合健診ということで、初めて人間ドックを経験する。どんなものかと期待していたが、毎年の健康診断とそう変わるものではなかった。

相変わらず血圧が低く、88-64と、90を切ったのはおそらく、初めてだ(ゴルフのスコアだったら嬉しいのだろうけれど)。脈も44/分。血液検査ではこれまたいつも血の出が悪いのだが、今日は血圧の結果を見てナースがすぐに「時間かかるかも」と一発で言い当てた(本当に時間かかった)。二の腕部分をしばるゴムの代わりに、別のナースが手で締め上げるという、これも初めての経験であった。

さらに難関は、指示が全くきこえない胃検診。x線検査はまだ、すぐに終わるからよいけれど、胃検診は「あっち向いて。こっち向いて」「バリウム、一口含んで。次、飲み干して」など指示がいっぱいあるのだ。最初、バリウムを一気に飲み込もうとして技師さんをあわてさせてしまった。

診断後は家でゆっくり静養でき、昨日に続き涼しい一日を久しぶりの読書で過ごすこともできた。

2002/6/26(水)

月曜に一日中降った雨のせいか、ここ3日はずっと涼しい。今日は晴れこそしたものの、まだ風が冷たい。

今月の入稿ファイルは結局、旧Mac G3を使用してPagemakerファイルで渡すこととした。この方が確かに早いのだが、いつまでハードが持つことやら。

2002/6/27(木)

さすがに平日となると、つぶやくことも仕事の話題がほとんどだ。

土日はたくさん話題があっていいのだけれど。でも今、仕事もとても面白い。

確かにコミュニケーションの不便さはあるのだけれど、それは今も昔もこの先も変わらぬこと。それより今、担当する業務に打ち込めて、毎日毎時間がいい勉強になる環境にいられることに感謝している。

2002/6/28(金)

今年は最も暑くて疲れる時期の6、7、8月の平日に祝日がない。休日をとらない限り、ずっと仕事が続く。ある意味では、7、8月よりも気分のふさぐ梅雨の始まるうっとおし6月の出勤日も、ようやく今日で終わる。しかし今は、深夜まででも、休日に出勤してでも仕事をしていてもいいくらいだ。

いつもは休日が待ち遠しいのだけれど、時々、こんな気分になる。日曜は一日会議の予定である分、明日は少しでも本を読みたい。

2002/6/29(土)

天気予報によれば今日明日中、ずっと雨というから、まだ降っていなかった午前中に走りに出かけたのだが、結局、夕方に少し落ちた程度で、まとまった雨量とはならなかった。

昼時に走るのは避けようと思っているのに、高い湿度に加えて晴れ間さえのぞき、走っている最中に容赦なく陽が照りつけた。「おいおい、それはないだろう」と思ったけれど、おかげで午後の少しの時間ではあるが、サイトの整理に着手することもできた。

しかし、読書は出来ずじまい。読書はどこか旅に出かけるときでないとまとまった時間がとれない。来週の上京時に期待したい。

2002/6/30(日)

昨日、予報どおりには降らなかった埋め合わせであるかのように、今日は一日、雨が降り続いた。

サッカーW杯は、南米予選をぎりぎりで勝ち抜いて出場したブラジルが、やはり底力を見せつけて、ついに優勝。ドイツとの決勝も、前半、攻めたてられながらも2-0で快勝。決勝戦で2得点ともに叩き込んだロナウドの怪物ぶりが際立つ。同時にまた、2得点共に、ロナウド以上に功績の称えられるだろうリバウドの演出も見事だった。終わって見れば、力の差を見せ付けたという感じである。

日本の善戦は、その後のトルコや韓国の快進撃、そして今日の決勝戦の熱気にかき消されてしまった感がないでもない。そのくらい、頂点を極めるチームの素晴らしさは光る。

TV観戦ではあったが、まさに世紀の瞬間に興奮し、存分に堪能できた。


 

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