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99歳人生の最も輝ける瞬間
あるがまゝ行く
土曜は腰を診てもらった防府の整形外科へリハビリに通っているので、実家に寄って朝日新聞を読んでいるのだけれど、今週は迂闊に土曜別刷り紙面「be」を読み忘れていて、今日、気付いたこと。
日野原重明さんの連載コーナー「99歳・私の証 あるがまゝ行く」の今回テーマが「キリスト受難劇を見て」。ちょうど僕も一昨日にアップしたオーバーアマガウの村で10年に一度、開催される村民総出の劇を日野原さんがこの夏、見学してこられてとても感激されたとのこと。
今回、このキリスト受難劇を見終わってホテルに帰った夜は、感動が続き、なかなか眠りにつけませんでした。
私は長い人生をたどる間に、様々な体験をしてきました。ネパールの高地ポカラで見た壮大なヒマラヤ連峰には霊気を感じ、アフリカ・ガボンにあるシュバイツァー病院ではシュバイツァー博士愛用のピアノに触れ感動しました。キリスト受難劇を見たドイツの旅は、これらと並んで、私の人生の最も輝ける瞬間となりました。
プロテスタントの方なのでとりわけ強い感慨があったことは想像に難くないけれど、それにしても99歳で、このためにドイツに赴く情熱。そして99歳にしてなお、人生で最もというほどに感動するみずみずしい感受性。この若い気持ち、感動する心が元気の秘訣なのだろうね。
「瞬間」というのもすごい。まだまだ、ほんの人生の一場面だという意識とも思えるし、一方では99歳の方のいう「瞬間」という言葉には「永遠」の重みがあるようでもあり。
その年の劇が終わると、村民は10年後に行われる次回の上演時の出演候補者を選びます。・・・候補者は10年後に備えて、今から髪やひげを伸ばし始めます。出演者たちは10年間、練習を続けるそうです。
文面からすると観劇は今回が初めてのことだったのだろうか。とすると、10年に一度のチャンスの観劇を、ご自身の人生、10回目にして夢を叶えられたことになる。でも、この方ならきっと次の10年後も・・・。
2010.5.15-10.3
2010-10-13







