山口案内

義母を招待

錦川の桜は2分咲き
錦川の桜は2分咲き

先週末は、福岡に住む妻の母(お義母さん)を山口に案内した。僕ら夫婦が福岡を訪れる(帰る)ことは年の内にかなり度々、あるのだが、ご両親が山口に来られたことは一度しかない。これは僕の両親もそうであるように、親の側が離れて暮らす子どもの家に行くことなどあまりない。親にとっては余程の機会かないと訪問する理由がない。世の中、そんなものかもしれないが、それだけに、普段、お世話になりっぱなしである恩を込めて招待してみた次第である。

山口と福岡、隣の県ながら近いようでいて案外、遠い。僕でも今は、新幹線にしろ車にしろ、若いときのようにはそう、気楽には行けない。ましてや老いた親となると、山口まで来てもらうだけでも結構な負担を強いるものであるから、かねてから考えはあっても、なかなかできずにいた。少し暖かくなる頃がよかろうと、今回、ようやく実現できた。

旅行というのは、あれこれ計画を練っている段階が一番、楽しい時間である。僕も2日間、観光資源は盛り沢山の県内、どこを選んでどう案内しようかと楽しく思いをめぐらせた。

県内を案内するのは、以前はよくあったことである。特に就職してしばらくは、独身時代の気ままさもあって、学生時代の親友のお互いの新しい生活の地を訪ねあった。就職して最初に住んだ岩国での3年間は、僕自身が初めての地という面白さもあって多くの友人を案内した。山口に越してからも続いたし、就職後にできた他県の友人を案内することも増えていった。

それも、やがて結婚し、家庭を持つような年頃になると、そんなことも少なくなっていた。今回、久しぶりのエスコート役であった。どう歩いて、食事はどこの店でとろうか、注文メニューは定番のアレで決まりだな・・・、前日の夕方には愛車プレリュードもしっかり洗車するなど、これはデートに向かうような準備だと、心弾む愉快な気分を味わわせてもらった。妻は妻で豪華な花見弁当づくりに頑張った。

また次回も

津和野カトリック教会
津和野カトリック教会

案内したのは岩国と津和野。若いときなら、若い相手なら、2日あれば県内を一周してとことん、あちこちを連れ回すこともできたが、そこは相手も違えば、僕自身も年をとったということである。萩も、山口市内も・・・の思いもあったが、また次回のあることを信じて、今回は、ゆっくり歩き、じっくり味わうことにした。津和野など、安野光雅美術館だけで数時間楽しくあっという間に過ぎてしまう。

夜は湯田温泉街での飲食と、人づてで抑えることのできた宿に妻と泊まってもらった。我が家(アパート)では気を遣わせてしまいそうであったし、旅行気分を味わってもらうためにもきちんとした温泉宿で身体を休めてもらいたい意図で。ただ、終わってみれば、やはり我が家でくつろいでもらうのが良かったかなとも思う。1日目の岩国観光を終えて少し、部屋に寄ってもらったのだが、このときが一番、気の休まる瞬間だったようにも思う。普段の生活、今の暮らしぶりの分かる場の方が、話題には事欠かない。初めて飲んだ店も非常に美味しく、感激してもらったが、ほとんど飲まれないお義母さんには、普段の料理の方が良かったかも。

天気は今ひとつで、津和野の稲成神社では、車からも出られないような激しい大雨に打たれ、車内で3人、柏手を打ってお参りした(ことにしよう)というくらいであったが、それもすぐに晴れ上がってくれて、かえって潤い、情緒ある街並みを見渡すこともできた。桜の開花までに、あと数日足りなかったのが残念ではあったが、充分、楽しんでもらえたと思う。また遠慮無く来てもらえれば、迎えられたらと思う。


 

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