Festina Lente 2016

悠々として急げ リハビリから開始

気が付くと15年目になるMy Blog。訪問いただけている方、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

元旦は実家で。特にその予定も無かったが、やはり目覚めると外に出たくなり、既に陽が出ていた中、歩いて桑山へ。職場の階段を昇るよりも楽な手軽さがいい。初詣も歩いて桑の山八幡宮。今日2日は箱根の1区を見てから足王神社、仁壁神社とこれも至近の距離をリハビリついでに。

正月、思うでもなくふと思い付いたのがタイトルの Festina Lente 。これを2016年のテーマに決定。

一般には「急がば回れ」と訳されるこのラテン語を開高健は「悠々として急げ」と訳した。僕が知ったのは最初の職場の岩国で。庁舎に設置されたカップ飲料の自販機の、あるときのキャンペーンで当たりカップに開高のサイン入りマグカップが景品として配布された。当時の(取り壊し寸前のものすごい旧い)庁舎の管理が僕の事務所だったので景品も預かっていたのだけれど、決してインチキをしたわけでなく(笑)、2、3個立て続けに当たった。事務所と自宅(寮)とで長いことずっと使っていたので、よく憶えている。

今、ネットで調べてみると当時「相当数」配布されたらしくて何度も当たる訳なのだが(笑)、後、ずっと、その言葉と開高のことは覚えていた。四半期世紀経つ今に想い出されてみると、含蓄のある言葉だなとしみじみ想う。この機にブログタイトルにしようかと思うくらいだ。カップのデザインは開高の自筆によるサイン入り。今では手元にないのが悔やまれるが、今年はこの言葉を胸にいいきかせたい。退院後の体力回復も手術の目的自体も、リハビリからスタートとなる一年。その他も色々と思うことは多いので、頑張っていきたい。

20160101

 

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 comment
  1. 寺内輝治 より:

    初めてサイトを拝見しました。
    私もあのマグカップ、5個ぐらい当たりました。
    大学時代の当時、鋼球を製造する大阪の会社でアルバイトしていました。
    工場で製品を棚に整理していく作業だったのですが、暑い中で大変で…
    休憩時間に紙カップのコーヒーを飲んでいたのですが、そのときに当たりました。
    うちには確か3つ生き残っています。
    妻に「昔、工場でバイトしたときに当たったコップに書いてあるFestina Lenteという言葉が好きで…」、という話をだいぶ前から話していたところ、彼女がブログのタイトルにしたいと申しまして、それなら意味をもう一度調べよう、と思って検索していましたら、こちらのサイトに巡り会いました。
    あのコップはとっても硬くて、台所で洗い物をしているときに落とすと、必ず当たってしまったほうの皿やコップが割れました。
    私もこの言葉が大好きで、慌ただしい毎日のなかでときどき思い出しては、ほっと一息して缶コーヒーを買ったりしています。
    あのコップのことを思い出させていただいて、ありがとうございました。

    • より:

      寺内さま、こちらこそコメントいただき、ありがとうございます。

      Festina Lente と 開高健 と 悠々として急げ という訳語の組み合わせ。
      どれかひとつのことも、自然に他が連想されて自分には一体となっています。
      インパクト強かったあのカップのおかげです。

      私ももっぱらよく飲んでいたのは氷のたくさん入った(笑)アイスコーヒーでした。
      ぶつかった方が割れるというエピソードもいいですね(^^)
      元々の厚みがあって、丸くカーブした縁がちょうど唇の引っかかりにいい具合だったことまで思い出されます。

      私も記憶に強いモノだったので、何かの折にふとよく思い出していたのがちょうど新年にまた、だったのでこのエントリーにしたのですが、他の方のサイトを見たり寺内さまのコメントのように当時のカップのことを今も同じように懐かしんでいる人の少なからずいることを面白く嬉しく思いました。

      開高健という人は多方面に充分過ぎる功績な方ですが、死後、本人の意思でもなかろう景品のカップでまで人の心に深く残るというのも、あらためてすごいと思わせられます。
      ブログタイトル、いいですね。
      私も忘れずに生きてゆきたいと思っています。

  2. 寺内輝治 より:

    ご返信ありがとうございます。
    開高健のこと、実はあまり存じてなかったのですが、これを機会に著書を読んでみようと思います。
    ありがとうございました。

    • より:

      私もこの記事にしたことがきっかけで、ちょうど古書を買っていたところです(^^)

      文芸路線としての小説が本職な方ですが、対談集や釣行紀、それに寺内様や私が高校~大学の頃に連載されていた雑誌の人生相談なんかもとても楽しくていいですよ。

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