欧州で国際列車広がる

EU、鉄道自由化策を施行

例によりまだ終わっていない夏のドイツ旅行記。先日、ドイツ鉄道のことを書いたら昨日、今日と続けて興味深い記事が日経の国際面に掲載されていたのでこちらの方にメモ。

まず、昨日(10月8日)の記事は、EUが域内の鉄道自由化策を施行したという記事。

欧州で国際列車広がる EUの自由化策で:日本経済新聞

これまでの国際列車は合弁会社の設立が要件だったなど各国間の利害調整が必要だったが、規制緩和を進めて各国の鉄道会社が単独で国境を越えられるようになるとのこと。

チロル旅行で行き先がドイツなのに驚き、7月のドイツ旅行では、そうは見えてもやはり国境越え区間ではDB(ドイツ鉄道)とオーストリア連邦鉄道(ÖBB)との間で縄張りやメンツの張り合いがありそうなことを書いたが、記事を読んで「なるほど」とうなずけた。

地続きの欧州大陸、簡単に国境を越えているようでも

各国政府は自国の鉄道会社を保護するため鉄道市場の開放に消極的。

なのだという。ザルツブルク駅で感じられた「DB v.s. ÖBB」の静かながらも確かな敵対意識の漂う雰囲気は間違っていなかった(笑)

インスブルック駅
のんびり行こうぜ

EU域内は自動車は障害なく行き来できる。スイスでは各国からマイカーでやって来ている休暇客、またチェコではプラハから高速バスがそれこそ蜘蛛の巣のように域内の国々を結んでいる路線図を見た。航空便も然り。それに対して、一番、歴史のありそうな鉄路が意外に閉鎖的だったとは。今は鉄道の直通便がないために、近い距離でも空路を利用するケースも多いのだという。

チェコ・プラハのフローレンツ・バスターミナル
チェコ・プラハのフローレンツ・バスターミナル
ベルギー、イタリア、オランダ・・・、ヨーロッパ各国にもバスで
Anglie(=イギリス)
Švédsko(=スウェーデン)
Dánsko(=デンマーク)
Německo(=ドイツ)
Rakousko(=オーストリア)
Slovensko(=スロヴァキア)
Maďarsko(=ハンガリー)
Švýcarsko(=スイス)
Lucembursko(=ルクセンブルク)

ドイツ鉄道は今月中にロンドンまでの試験車両を走らせる予定で、フランクルフルト~パリ経由マルセイユ行きも検討中。またフランス国鉄もパリ~バルセロナやパリ~ミラノ、ジェノバ間も計画しているとのこと。

いつの日か英、独、仏、西、伊・・・自由に列車で行き来できる旅行できる日のまた来ることを老後の? 楽しみにしておきたい。

ユーロスターが独製車両を導入

但し、自由化が進むと市場が他国勢に奪われる警戒感も強いと記事は締めくくられている。

また別の今日の記事として、パリ~ロンドン間を結ぶ国際高速鉄道ユーロスターの次世代車両が独シーメンス社製のものになるとのこと。英仏海峡を結ぶユーロスターは仏高速鉄道の看板的な存在だったが、仏アルストムが入札で敗退した。

メンツをつぶされた格好の仏政府は規則を変更して入札をやり直し、独製車両を閉め出す狙いとみられる。

とりわけドイツに踏み込まれると悔しいだろうね。鉄道事情に詳しいわけでも特に好きなわけでもないけれど、こうして旅行すると色々、関心も広がって面白い。


 

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