同じ日に迎える感慨

同じ日に

40歳の誕生日がらみの話題。

実は僕の誕生日は父とも同じである。すごい偶然というか、大した母である。

それで僕は、子どもの頃、世間の男親と男子は皆、誕生日が同じものと、しばらく思っていた。打ち明けるには恥ずかしい、ちょっと考えれば母と姉の誕生日が違うことで分かろうものだが、不思議に思わなかった。笑える話である。

年月の重み

先日、彼岸の墓参りで母とも話したが、今回、僕が40歳になるのも感慨深いが、僕以上に時の重みを感じさせられるのが、父が喜寿(77歳)になること。

気が付くと「いつの間に・・・」という驚きである。

いわゆる「昭和一ケタ世代」。その中でも真ん中(昭和5年生まれ)。終戦前後の、一番食べたいときにモノがなかった、最も多感な十代で歴史の大転換にぶつかった世代。

中卒の15歳になったばかりですぐに働き始め、定年まで勤め上げた。

まさかこの年まで元気でいてくれるとは思わなかった。身体を使う(すり減らす)肉体系の仕事で、酒もタバコも好きというのに・・・。今も仕事に出かけている。我が父親ながらすごいなとつくづく思う。飢餓をくぐり抜けてきた強さというやつか。

映画『鉄道員(ぽっぽや)』の健さんと、友人の息子(吉岡秀隆)の設定が重なる。父の勤めたのも鉄道会社(後、廃線でバス会社に)。その整備工。あの映画同様、父には生涯、かなわないと思う。

あと何度、父は桜を見るだろうか。この世代にありがちな、趣味なんてものを持たず、せいぜい競輪、競艇、パチンコ、テレビ・・・くらいなだけに、余生を楽しんでくれ、ともいえないが、ただ思うように生きてほしい。



 

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