25年ぶり、数秒の再会

今朝の通勤路で信号待ちをしていた時、高校時代の教師に出会った。「あっ」という顔を僕がしたせいか、向こうも僕のことをはっきり憶えておられたようで、お互いに軽く顔を下げて挨拶。話をした(できた)わけでもないのだけれど、久しぶりのことに普段と違う朝の少し明るい気持ちになれた。

担任でもなく、高校2、3年時の一年か二年、化学を教わっただけ。確か別の女子クラス3年9組の担任ではなかったかと思う・・・とここまで書いてきて、しばし思考が泳ぎ、それはまた別の先生だったなと気付く。では何の教科だったろう? 物理? 国語? 社会系? ・・・どれもあり得そう・・・で一番、数学っぽい気がする。

何にしても名前はもちろん、教わった教科さえ覚えていないとは失礼なことだね。もしかすると顔を覚えているだけで何も教わってないかも知れない(=違ってたらもっと失礼)。でもそれくらいの接点なのに僕が憶えていることも不思議だし、先生の方からみて多数の教え子の一人を憶えてくれているというのが驚きだった。もちろん嬉しかった。

生徒に人気があるというより、むしろ、嫌われ役を引き受けて厳しさに徹するようなタイプの先生だっただけに、思いがけないほどの優しい笑顔に胸を打たれた。朝の散歩中と見受けられた先生も元気そうで何より。仕事柄、かつての先生方が近いところに沢山いて今も接することが多いだけに、あらためて悪いことはできないなあ、とつくづく思う。

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・・・と高校時代を懐かしんでいたら書き終えて思い出した。

2年前の同窓会で「セイイチは昔、赤点取ってくれたね」という話も出た。「そんなこともあったな」と僕もすっかり忘れ去っていた一つの「試み」。赤点組から、要は平均点を下げればいいんだよ、と持ちかけられて、ならば、と僕が全面協力した次第。その矛先がまさしくこの先生だったはず。・・・とすると高2の時の数学の先生だ。

16歳、ちょうど四半世紀前のこと。バカなことしてたなあ、というか、だから憶えられていた、見透かされていた笑顔だったのかもしれない。


 

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