30年目、初のプロパー社長

天下りではなく

今日ふと見たフリーペーパー(地域新聞)。普段はざっと見だが、FM山口の新社長を紹介した人物欄に感動して読み入った。

機械と音楽に囲まれた環境が落ち着くと中学は放送部に所属。大学も放送学科、開局前の同社に入社して、のまさに放送一筋と呼べるような人生。すごい・・・。

同社は今年開局30年で初のプロパー社員の社長就任とのこと。僕もかれこれ20年近く前、「へぇ、こんなところにまで県が出資(=株主)しているのか」と知って驚いた(これ自体はオープンな情報)。そして、その関係で社長に県出身者が就く、いわばプロパーの反対の「天下り」先であることにまた複雑な思いをした。

今回は会社が30年ということで若かったせいもあろうけれど、ここに限らずいやになるほど多くの場で、国や県や市や・・・の役人がお偉い地位まで昇った定年退職後にこうした関連(というのは出資していたり助成していたり補助していたり)団体に天下る。しかも1箇所でなく転々と渡り歩いたりも・・・。

批判の中でも止められない悪しき慣行。上に昇った人間というのはたいてい、その職位(本人の人間性とかでなく地位)とそれに伴う絶大な権力によって在職中、多くの利点を得てきているのだから、退職後はそうしたことを天下って活かすのでないことを望みたい。

新社長の座右の銘は「矜持を持つ」だそうで、本当に、役人も天下りでなく、健康な身体と豊富な経験があるなら事業を興して社会に貢献するなど、退職後くらい自ら道を開いて矜持を示してほしいものだ。

「県民の皆様に寄り添い、染み入るような情報・音楽を届けていきたい」との抱負。ラジオは聴けずに残念な身であるが、ニュースだけで自分には充分に染み入りました。

20150712

 

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