ゴールめざして 熱血取材緑 1

テレビ画面に耐えられる風貌ではないけれど

ゴールめざして
今日のテーマは「ゴールめざして」

滅多にないことなので、今回のTV放映について思ったことを何回かに分けて──。

おかげさまで知人からの反応に加え、今朝も早速、スーパーで見知らぬ夫妻の方から声をかけられる。僕の姿、というのは二の次でいいのだけれど、何にしろ応援をもらえるのは嬉しい限り。

ご覧になられた方、いかがだったでしょうか?

まず、約10分という──30秒の露出でも一般人には長いのに──もの凄い時間の放映でも、実際に使われたシーンはごくごくわずかなものだったということ。ディレクターさんには「金子さんの伝えたかった思いの半分も伝わっていないかも・・・」と気遣っていただけた。

僕も同じように、撮影に協力してもらった形の周囲(陸上部や職場や家族・・・)も「自分はどんな風に映っているだろう・・・」と不安だった(期待していた)かもしれない、その結果の思いを少し心配する。

僕自身はどんな風に編集されていても、どう映し出されても、あれ以上でも以下でもない姿が自分なので全く異論はない。確かに一生懸命、話したことがバッサリ落ちてしまっているけれど、取材を何度か経験してきて、当然と承知できていること。

今回の放映は、僕の姿を伝える、僕が何かをアピールする、という以上に、聴覚障害者の現状、実態を社会に伝えたい、というところにディレクターさんの意図がある。あくまで僕は媒介でいい。荒海に身を投げ出す橋のような役・・・と自分では捉えている。最初にそのディレクターさんの意図の熱意に打たれたからこそ引き受けたもの。

熱血な取材

熱意は取材中、非常に伝わってきた。

最初の撮影のタイムトライアル。1万mという、観ている方にはトラック種目の中で一番、退屈といっていい、ただ延々と25周も選手が回り続ける、その姿をずっとカメラで追いかけられる。最初は「走っているシーンだけ少し撮ったら帰ります」と言われていたのに、結局、続いての部員のミーティング光景の最後まで付き合われ、僕の方が都合で先に退出したくらい。

職場シーンに使った検討会もそう。これも結局、二時間近くの一部始終を。

帰宅後のジョグも然り。ちょうど車で並走しながら撮影できるカントリーコースだったおかげもあり、前後のアップを含めて同じように約90分ずっと付き合っていただく。

自宅内シーンも90分以上。ただやはり、食事シーンはさすがに間近でカメラが廻っている状況では落ち着かないので妻は全く食べれず、途中で切り上げ(僕はしっかり食べ終えたが)。

そんな風に、合計6~7時間くらいカメラは回っていたのではないかと思う。なので、実際に放映されたのは30分の1、40分の1といったところ。

ディレクターさん、カメラマン、アシスタントの方々に、まずこれほどの時間(や予算や・・・)を費やしていただけたということ。しかも最初、職場向かいに建つ山口支社からと思っていたら、周南本社からその都度、やって来られていた。

「それが仕事だから」といわれるが、小さなお子さんのいるのに土日なく夜遅くまで付き合われる大変さに非常に頭が下がった。

取材裏・・・という話になっているけれど、僕も特に新聞・雑誌で受けた経験から、こんなに力を注がれたのは初めて。今回のような映像と、新聞のような文章とでは伝達手段の違いで同列には比較できないけれど、十分で終わる取材もあったし、次に向かう予定の新幹線の時刻が迫っているから・・・というのもあった。

元々、仕事というのは限られた時間(や人力)で仕上げるもので、どこかで見切るものだと分かっている中で、最初の言葉通りにとにかく熱意を注がれたこと、たった10分のためにとことん踏み込んで当たられたことに感謝している。番組名通りに「熱血」さの伝わってきた取材でした。


※この日の視聴者コメントテーマが駅伝がらみで「ゴールめざして」。奇しくも聾学校での講演で僕も繰り返していた言葉だったので、タイトルにして以下、続く。



 

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