研修先の広島にて

今の仕事が割と特殊な内容を扱うので、その研修で広島に。朝から夕方までみっちり三日間。

・・・と、普通(聴者)なら問題にならないところで、きこえない僕が通訳なしにどうしているのか? ・・・どうにもならないのだけれど(笑)、やむを得ない。

手話通訳なり筆記通訳なり、付くにこしたことはないものの、普段の職場がそうであるように自分の立場は「お客様」ではないのだから通訳が付くことは考えにくい。声高に叫ぶつもりもない。

まあでも、こうして研修に来てずっと講師の熱弁振りを見ていると(「聞いていると」ではなく)、あらためて聴者との情報格差、職務能力の習得格差(・・・につながること必至だなということ)を感じる。

今回、僕と同様、ともに異動で配属された若い職員と受けているのだけれど(そのサポートにいくぶんか助けられている)、同じように彼も僕の立場をふと考え、感じているのではないかな? 余計な心配をかけてしまうのも心苦しい。これまでも仕事で一緒になった何十人(何百人(・・・まではまだいかないものの)の人たちも思ったに違いない。

よく「一を聞いて十を知る」というけれど、研修にしろ学校の授業にしろ(普段の職場でも)、聴者の口から発せられる言葉は一時間で数千、一日で数万・・・。一万に対してゼロのきこえない者が聴者に多少でも追いつこうと思ったら、一をきいて百を知る、千を知るくらいのつもりでいないと。

けれどもまあ、変えられる運命でもないからそれはそれで対応しないと。僕も悲観しているわけでは決してなく、きこえないで仕事を覚え、現に仕事をしている(してきた)人達ってそれだけですごいと思うし、僕もその一人として後進に身を示すには、がんばって覚え、やるしかないんだね。


 

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