働く広場 2015年5月号(2)

昨日エントリの続きで、障害者雇用の啓発誌「働く広場 2015年5月号」には「聴覚障害者のコミュニケーション支援」というコーナーも始まっていて、「コミュニケーションの難しさが定着を妨げる」(=辞めてしまう)ことなどが紹介されている。

Vol.1というから少し続くんだと思うが、今回の内容自体は一般的な事柄で目新しさはなく、既に言い尽くされていること。実は、この障害者雇用支援機構自体が20年前に「聴覚障害者の職場定着推進マニュアル」という堂々80ページ近くにわたる立派な冊子をつくっている(サイトにも掲載あり)。

また別の記事では、聴覚障害者は精神面に問題を抱えるリスクが通常の人の4.8倍だという調査結果。

聴覚障害、心の健康に悪影響 筑波大「細やかな支援を」:日本経済新聞

4.8倍という比較はむしろその数字の意味がピンと来ない、単純にリスクが多い、聴覚障害者の大半は精神面に問題を抱えている、といっていいと思う。今年12月からのストレスチェック義務化でも普通に答えればそうなるだろう。

現状や課題はもう充分に言い尽くされてきている、障害当事者は個人のブログでも、またずっと以前から団体としても真剣に考えてきている。それでも20年経っても同じ事の繰り返しになるのは、「大変なんだね」というだけで読み流されてしまうから。

単に調査結果を述べて交流の機会を増やすとかコミュニケーションをよくするといった一般論ではなく、今後はより実践を促す具体的なアドアイスを期待したい。

hiroba201505-2

 

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