人工内耳3週間 For Your Departure

感動したひとつが、病院で見知らぬ人に話しかけられて答えられたこと。ちょうど目の手術をしたばかりで病衣のままの姿の年配の女性が寒波の日の寒い中を外に降り立っていて「あれ(道路の向かい)は何と読むのですか」と。「目の手術をしたんです」と自分の視力を確かめようとされていた模様。ちょうど耳の手術をしたばかりの自分に話しかけたというのも偶然にしては面白い組み合わせ。なんでもないことではあるが、丁重に御礼までされて束の間話せたことが嬉しかった。その方の術後も良いといいのだけれど。

同じように僕の術後も会ってくれる方が喜んでくれているのだが、中で、出張先の、月イチ定例会のまだ10回も会っていないところの方々が喜んでもらえたのが意外なほどのもので嬉しかった。聴覚障害と共通することが多くて半端ない共感があると前、エントリしたこともある仕事の関係で、普段からそういう困難な人に寄り添ってのリハビリを専門とする方達なだけに、デスクワークばかりの自分達にはない共感力や優しさというものを感じさせられた。

── と、最初の内は新鮮なので他にも色々あるのだが、「きこえる」といえているのは、まだ場所、環境が1対1で簡単な会話に限られる。残念ながら職場ではまだまだ。職場でも分かるところもあるが、専門的な用語も多いし、室が広く話者との距離が遠いと音声が拡散される感じで、また、常に人が立ち回り書類やパソコンやプリンターやコピーや・・・等の環境音も騒がしいせいで、いわゆる日常会話でなく仕事として求められるやり取りにはまだ(>_<) 

人によっては数ヶ月してから劇的にきこえがよくなるケースもあるというし、僕自身もそう思っていた。リハビリが大切で大変でもあろうと覚悟していたので、それが思ったより早く期待を上回っているが、元々、人と比べて意味のあるものだとは思っていない、コップの水の例えのように考え方次第だろうので、あとは自分次第。

最初の経過が順調な分、この後の伸びシロがなくなるのかどうか分からないが(^^;) まだしばらくは変化を楽しんでみたい。走ることもそうなように、どういうトレーニング方法がいいのか、シューズやウェアやグッズや大会や・・・のあれこれにたくさんの選択肢があり、記録も目に見えて効果が分かる最初の内がいちばん楽しい。これも人と比べてどうこうでなく、自分なりの目標をクリアしていく方に醍醐味がある。

走る方はもうすっかりそんな新鮮さを失い、スタートラインに立ってさえ緊張しなくなっている自分であるが、それでもずっと探求のしがいはあるように、人工内耳とのつきあいも長く意識的であれればと思う。

以上、大雪大寒波だったのでまとめてのアップとなった日曜日。

日曜といえば夕方5時は用がなくても車を走らせたくなった、前、そういうエントリをしたこともあるけど、楽しみにしていたのに、もうとっくになくなっていたユーミンの番組(^^;) 僕にはサウンドアドベンチャーの頃が最後だったのだけれど、今の自分にも新しい Departure 

20160110

 

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