最高多様性責任者

今日の日経の記事「世界を読む」シリーズが紙面ほぼ1頁を割いて説明している「CDO(最高多様性責任者)」なる言葉を初めて知った。今日時点では Google の1頁目に表示されないくらいだから、まだ日本ではほとんどなじみがないんだろう。

Chief Diversity Officer の略。CDOは多数派とは人種や性別が異なる人材の登用を促進し、組織の多少性を拡大する役割を担う。少数派の社員が差別を受けていないかどうかについても監視する。

(2009/05/17 日経)

紫蘭
紫蘭

記事では電機大手の独シーメンスや、閣僚20人中12人が女性というフィンランドを例にして女性の管理職が増えている、という紹介がなされているが、まだ女性の登用という視点に偏っている。

以前、背押す上司増やせ でも述べたように、元々が半々の女性でなく、圧倒的に少数の障害者にまでこの考えが浸透して実現されるようなら素晴らしいと思うのだが、障害者には能力がない、でまだ一蹴されるだろうか。


これまでのように格差是正を目的として女性や有色人種らマイノリティー(少数派)を義務的に登用するのではなく、組織の多様性を柔軟な発想や着実な経営につなげ、企業活動の原動力にするという流れだ。

オバマ(黒人)とヒラリー(女性)のどちらが大統領になっても、一昔前は考えられなかったことが今の時代では既に違和感はなかった。同じように、障害者──個人的には特に盲・聾といった情報障害者でさえ──が管理職、リーダーシップを発揮できるトップに就ける困難をいつか打破できる日がくるといい。せめて「多様性を追求する努力」(=義務ではなく努力)が積極的になされる社会であってほしいと強く思った。


 

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