八日目の羊

出入りも多ければ直接のやりとりも非常に多い職場で一日で、朝から入れ替わり立ち替わりやって来て相手をする。電話抜きでもたくさん。

前、8年(4年+4年)いた職場は、日々の期限よりも大きな流れの中でじっくりと成果物を仕上げてゆくというところだっただけに好対照。在籍8日で既に前8年で相手にした人の数を超えたくらいに。

もちろん、業務の性質が全く違うもので、どちらが、というものでなく、ただ、きこえる人なら当然にいずれも経験するものを、自分が今、対応していることが不思議に感じられる。

受ける方もかける方も電話は全てお願いしている。やって来る人とのコミュニケーションは、どうしてもまだまだ間接的になるざるを得ないことが多いけれど、それでもダイレクトに筆談で、というのも増えてくる。

「いやぁ、手を煩わせて申し訳ないねー」と、その都度、深く思わずに済むようになれたらいい。ちょっとずつでも。

今日の日経新聞・中国地方欄の一番、小さな記事に、山陰合同銀行が「全店に筆談支援板」を備えたというのがあった。まあ、手話でも筆談でもいいのだけれど、今さらニュースにならないくらいに当然にできているのが本当はいいこと。外部のお客さんとの間だけでなく、内部の行員(=銀行も聴覚障害者が比較的、多い職場)に対しても。

ところで、今の職場にも僕の前任者は手話が堪能だし、前の職場にも・・・と、特に自分より下の世代(というのは、つまり二十代、三十代)には確実にそういうケースが増えている。

・・・ということを、まだ完結していない「聾学校講演録」の続きで近いうちに述べておこうと思う。


 

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