こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

連日の映画鑑賞

首相動静によれば、安倍総理も大晦日、元旦と続けて観たという映画を、自分は逆の順にて。今年は努めて、休日を余暇らしく気分を換える時間にしようと思う。

── であるが、この映画は自分の仕事の(特に今年度に限っては)ど真ん中なところがあって、映画の中のボランティアや支援する人の側でない方の、映画の後で、「当時(1994年~)の医療や福祉や・・を忠実に再現したが、もちろん現在の制度とは違う・・」というクレジットが出る、その「制度」に行政の側から関わっている方。

障害福祉というのは、制度(法律)に非常に大きな変遷のある分野で、普通、変わりにくい法律でさえドラスティックに変わってきたところ、それに伴う政令、規則に夥しい通知の数々、のまさに通達行政の盛んな領域で、昨年、半年くらいかけて判例や学説や、の変遷などを追っていって、もちろん今なおその在り方がどうあるべきなのか、は変わっていっている・・というのはこのことで、相当に勉強させられた箇所。

後半の気管切開手術して人工呼吸器装用、そうすると痰の吸引が必要に、というのもまさに今そのことを、また別領域の業務として色々と勉強し、人に説明し・・ているところで、支援者やご家族や、のこと等々、映画を観ている間中ずっと思うところのとても大きいものがあった。

・・と、今の自分は、レビューに担当業務の行政的視点が入ってしまうところもあるのだけれど、それはさておき、映画はとても面白く正直にできていると思う。映画の中でも北大でビラを配ってボランティアを集めようとしているのがあった。その昔の自分の大学にもボランティアサークルがあってクラスメートの中の親しい数人が在学中、関わっていた。僕も新入生のときに勧誘されて話だけはきいたものの、結局自分は踏み入れなかったが、映画の中の医大生、田中君父子の会話にみえるように、かしこいオトナになってしまうとできないことでも、学生の頃は素直にできるというのは必ずあると思う、そんな30数年前のことも思い出した。映画の中の、というか、実在の鹿野さんが苦労(というには言葉に表せない数々)多くも幸せだったろうのはもちろん、それに関わることのできたボランティアの人達もとても幸せな、かけがえのない時間が持てたろうことがよく分かる映画で、当時のクラスメートらもそうだったろうかと思える映画だった。


 

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