講習会 21年の

昨年もエントリした担当業務の講習会

近くの競技場では昨年は全国大会、今年もまた別の全国規模の大会が開催されていて、行楽シーズンの秋の一日、各種イベント行事に参加者奪い合いの中、こちらは名目が難しいだけに参加者層が限られしまいがちなのだが、それがもったいないくらい、今回は専門的というより広く一般的な内容の、誰がきいてもきっと得るところのあるだろう有意義なものだった。

講師の一人は21年前に受傷された障害当事者。この障害の特性である自身の記憶の希薄さをはじめ、ご家族の当時は障害が社会的に認知されていなくてつらかったこと、先の見通しのない日々、お父さんは仕事を辞めるなど、当時小5の妹さんに両親が目を振り向ける余裕の全くなくなるほどに経済的にも時間的にもすべてを注ぐことになった日々などの話。

21年、といういことをきいて僕自身が今年、障害後22年目になることと自分なりに重ね合わせるところがあり、昨年の研修やこの講習会もそうだが、また今回もきいていて胸にくる連続だった。

僕は22年目の今年が昨年と全然、違うのだが、講師はそれ以上に、受傷前の元気な姿、受傷後しばらくの衝撃的なくらい重い症状、そしてリハビリ後の今、と、同じ人生とは思えないくらいの変わりようがよく分かる。「良くはなってきているが、受傷前の頃を知っているのでどうしても・・・」というお母さんの言葉もまたそのとおりだろうと思う、でも今の姿が奇跡だというのが誇張でないほどの回復ぶり、死に損なった人間だから、自殺願望も強かったほどの当時からの、というのが文字や映像や、でない生身の本人の姿で強く伝わってきた。

昨年の登壇当事者2人も参加されていて、講習会は専門家の支援技術向上も目的ではあるが、今回のお父さんもいわれているように、当事者を支援するというより、それだけでない、上から目線的なものでない、周囲の方が当事者の変わってゆく力、意欲に学ばされることの方がずっと大きいし、僕自身、仕事としてもそうだけれど、いつもすごいものをもらっているとつくづく思う。

20161023

 

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