ダンデライオン(1983)

風に乗り

人工内耳後にきく音楽は、当然に昔きいていた曲が圧倒的なのだけれど、(特に初めてきく)人の声は、宇宙人だとかロボットのようだとよく喩えられる。それで、ふと思ったのが「ユーミンの声もそんなじゃない!?」

── なんて失礼千万なのだが、個人的には充分に推論どおりだった。捨てずにいたCDの中でもいちばん多いのがユーミンで、好きだったから、よくきいていたから記憶と今の感覚とが近付きやすいせいもあろうけれど、よもやこんなところで役に立つとは。

YouTubeを見ていたらとても良かったのが、この原田知世との共演ベストセレクション。


自分の中ではユーミンと原田知世と、「ダンデライオン」も「時をかける少女」もそれぞれに30年以上前のレコードの声が記憶に残っているので、特に原田知世の成長した大人な歌い方にまた感動させられ。

人工内耳後の音楽はギャップが避けられないという割に、ユーミンと原田知世と、2人のヴォーカルがそれぞれに昔きいていた記憶のとおりきけるのも嬉しい。決して最初に目論んだユーミンの声質だけでなく。きいていると原田知世の「クセの・・・」や「振り続けーて」の部分などはユーミンの歌い方ぽくて声まで近付いているようにきこえるのだけれど違っているでしょうか。

元々の曲がいいところに2人もピアノもバックも、それから映像的にもとてもよくて、大御所を前にちょっと原田知世の方が蛇ににらまれた蛙になってしまってなくもないけれど、とにかく繰り返し見て飽きない。今年4月に公開されたということだけれど、6月に知ってから早、百回以上きいている(笑) ついでに初めて知った声の草ナギ君のナレーションもいいね。

当時、高校は違ったけれど、近所の超ファンだった友人の家でよくレコードをきいた。「時をかける少女」の熱が消えない中で、一転、スローで穏やかな、当時の高2男子が理解できるような内容でないなりに、でも、とてもいい歌だなと思えたのはよく覚えている。


 

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