退職者、ポラロイド

職場の退職者に送るということでチェキで撮影された。結婚式などでよく使われる手法の、インスタント写真に一言メッセージという、あれですね。

それで思い出されたのは、僕も12年前のやはり今の時期に奔走役を務めたこと。

22年前の最初に勤めた岩国の職場。その上司の退職お祝いに当時の若手部下達で送った近影スナップ集。10年を経て、皆、岩国を離れた後は本庁にやって来ていたのだけれど、岩国の時代はみんな若くてとても活気あるいい職場だった。時代が良かったという幸運もあるし、上司も部下も皆、素晴らしい人ばかりだった。

退職までには十数カ所の部署を渡り歩くのが普通で、それぞれに思いはあろうけれど、あの当時の岩国時代が一番、良かったと当時の若手は皆が思っているはず。上司らもやはり当時のメンバーで頻繁に飲まれていたという、写真を見せてもらったことがあるのだけれど、普通、オジサン連合の写真というのはあまり見栄えのしないものなのだが、皆、とても和やかないい笑顔をされていた。

それで当時(も今も)一番、ヒマそうな僕がカメラマンとして一人一人を訪ね歩くことに。結構、苦労しましたよ。24人(枚)、写真に収めることが出来たけれど、今とは違ってメールの一斉同報送信もない、おまけに僕は電話もできないから年度末の忙しい時期の残業時に全員、違う課の、ひとつひとつの職場を訪れて(不在だったらまた日を改めて)、を期限迫っての押しかけ営業だったので。

でも自分はこういうことが本来、大好きなので(耳がきこえなくなっていなければ今でも率先してやりたがる方の)、撮るからには素敵なものを、とみんなのいい笑顔を引き出しました。

アルバムにして送ったらとても喜ばれました。一人一人を別の時間に別の場所(各自の職場)で撮ったものを並べてみると、集合写真に劣らぬ賑やかさ華やかさ、また違った味わいがあり、と非常に良かったので自分達用にもそれぞれカラーコピー。今日、思い出したと最初に書いたけれど、実は1、2年前に部屋の整理をしていたときにふとそれが出てきて、しばし、懐かしい想いにふけってもいた。本当、今見ても、皆、いい笑顔です。

当時の職場で一緒だったのがみんな若手だった20代、写真の中が30代、そして今は皆40代後半・・・と足早に過ぎ去ってゆく歳月の、これまた別の意味での記念であり、一瞬を切り残す写真の良さだね。退職まで勤め上げる自信の全くない僕のことはさておき、この春、退職される当時の上司もまたお一人。本当におつかれさまでした。

お元気で
そんな12年くらいでセピアにはならないけれど...

 

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