2008年マラソンシーズン

これから

約4ヶ月ぶりのランニング題材。旅行に行ったり、暑い夏を避けてやり過ごしながら10月の暦を待ってシーズンイン。

9月はレースに出なかったのと、例年に比べ涼しくなるのが早かったこともあり月間300km走れた。レースに出なかった9月、というのは11年ぶり。

今、体調が今ひとつなのは変わった職場でのストレスか鬱か単なる老化か? 元々、短期集中型なのでここから気合いを入れて。

ベルリンマラソン

先週のベルリン・マラソンでゲブレセラシエが世界新。昨年もちょうどこの時期、同じようなタイトルで同じ内容を書いていた、そのときにゲブレセラシエの言葉を再度、引用していたけれど、繰り返し凄い! 皇帝の「折れない心」。

日本人選手トップは39歳実井選手の7位。北京五輪にベルリンと、日本勢の遅れが目立ってきたけれど、39歳での2時間12分台は素晴らしい。実井選手のことは完走記でも時々、触れているけれど、2学年下でなお一線で活躍し続けている驚異的な姿に常々、力付けられている。

所属する日清食品ではコーチ兼任で、北京五輪代表を逃した諏訪が出場するため「監督に一緒に行ってこいと言われた」と挑戦した。「今ある力を出せればいいと思って走った。もう昔のタイムを抜こうという気にはならない。うまくまとめることができた」

2008年東京マラソンスタート
2008年東京マラソン
実井選手、諏訪選手の両五輪選手を前後にスタートした羊

同じ先週、こちらも実井選手と同学年の、一足先に40歳になった弘山選手が実業団陸上(5000m、1500m)に出場。

「マラソンの練習は、よほど気持ちが入っていかなければできない。(マラソンの)世界的な大会は全然考えていない」

二人の談話は時事ドットコムから。まさしくそのとおり。よほど気持ちを込めて、もちろん莫大な練習もセットにして、でないと走れないのがマラソン。

今さらながら北京五輪

一発競技と違う、マラソンの何とも報われない非情な点。そしてまたさらに、よほど気持ちを込めて、莫大な練習を積んでも必ずしも力を発揮できるわけでない、勝負さえできないことも──しばしば──あるのがマラソン。

北京五輪の野口、大崎選手。誰よりも練習をこなす野口の、びわ湖で死力を振り絞って出場切符を勝ち取った大崎の、ともにスタートラインにさえ立てなかった何とも無念だったろう胸中を思う。

佐藤もスタートできる体調でなかったはずだ。でも野口と大崎が続けて欠場し、女子が惨敗し・・・の中でクソまじめな佐藤に欠場や途中棄権は選べなかったろう。

同列に論じるのはおこがましいが、僕のデフリンピックも然り、でどんなにひどい状態でもやめられないのが日本人の身体に刷り込まれた特質。僕はその後、半年以上、走れないほどの半端でないダメージが残った。今にしてみると、よく復活できたなと、しみじみ思う、ほろ苦い、でも過ぎてみれば、それもいい想い出だ。

実井選手といい、弘山選手といい、五輪出場後もなお燃え尽きず、一線を退かず、我が身に鞭打ち続けている姿に──非常に同情する、もういいよ、よくやったよと労いたいと思うと同時に──常々、勇気付けられている。

僕も「気持ちを入れる」モードには簡単になれない。むしろ怯む。これまでに苦しんできた、42kmを走るための途方もない練習量を思うと。昨年、あれだけ練習して、身体も傷付けて、更新できたのはたったの16秒。でも、その16秒に万感の思いがこもるのも確か。

週明け早々、帰宅が午前様になるなど、これから練習量の確保も思うようにはゆかないことが多くなると思うけれど、それでもどんな状況でも走れることの幸せを感じて、何とか無事にスタートラインに辿り着きたい。


 

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