ランニングがカラダに効く5つの理由。

2010年刊マガジンハウス NO.566

2010/10/11読了、2010/10/16メモ

久しぶりにターザン購入

雑誌「Tarzan」の10月14日号。

Tarzan や Number は20代の頃はよく買って読んでいたが、老眼の進む年になるとあの小さなフォントはきつい。特に Tarzan はグラフィック重視の紙面で、スレンダーな外人モデルがちょっとおいらもフィットネスな気分にさせるのはいいが、画像と文字の重なること多く、フォントが白になるなど読みにくいことこの上ない。

病院の待合室で見ることはあっても買ってまで読むことはなくなった。今回も発売翌日(9日金曜)のコンビニで表紙に引かれ、ざっと立ち読みして済ませたつもりだったが・・・。翌日、気になって買いに出かけたら、これもランニングブームのせいなのかもう書店にもなく楽天で注文。最近は楽天ブックスもすぐに届くようになり連休中の週末にじっくり読んでみた。

楽天ブックス: Tarzan 2010年 10/14号

意外に専門的

ターザンの取り上げるテーマ(特集)としての「ランニング」は、「腹を凹ます」と同じくらいにもう何十回もやっている類だと思うけど、世のランニング・ブームに合わせて内容も高度になっているというか、なかなかどうして読み応えはあった。

筋肉のリモデリング、PGC-1α、マイオサイトカイン、インターロイキン-6・・・なんて専門的に知的好奇心をくすぐる用語も頻発。知ってみてどうというものでもないことも事実だけれど、これまた何となくその気にさせてくれるところがターザンらしくていい。

今や「カリスマ」コーチ金哲彦氏による Tarzan スタッフのランニング・フォーム指導も面白かったのと、それから「ランにおける筋と腱の深い関係」というのも、ちょうど5年前の「トレーニング・ジャーナル」のテーマでもあったけれど、こっちはこっちでまた新しい気付きを得ることができたりもして有用だった。

セントラルパークの外周を走り続けてきた

個人的に一番よかったのはホチキス綴じのちょうど真ん中ページにある「スペシャル・インタビュー」。トム・ブラウン氏というメンズファッション・デザイナーに「仕事とランニングの関係」──というタイトルではないが、そんな焦点でのインタビューが計4ページ分、割かれている。

氏は大学時代は水泳選手だったが、オフシーズンに走ることに目覚めて以来、30年近く走っているとのこと。毎日走る習慣としてのランニングを語る内容は村上春樹に通じるところもある。

マラソンも経験してきたが、

マラソンをやめたのは楽しむことができなくなってきたからと、カラダに対する負担が大きくなったから。


「自分の学生時代において、競技としてのスポーツがあまりに大きな割合を占めていたから、もう競うためにスポーツをやるのはよそうって決めた。夢中になると突き詰めてしまう自分の性格を知っているから、競争は仕事でしようって思ったんだ」

確かに今の日本はマラソン熱がすごいけれど、ランニングは氏でなくとも天井のない世界。本来、仕事や日々の生活や、が第一であり、それをより良くするため、健康維持程度で必要かつ充分のものが本末転倒になりやすい。金も時間も注げば確かに結果は得られるし、かつ、極めて比例しやすい競技なのでのめりこみやすいけれど、どこか一線でセーブすることも大事。競争は仕事で、というのが耳の痛く、でも同感。

今の氏にとっては、あくまで仕事のために、デザインのインスピレーションに欠かせないものとして毎朝、セントラルパークを走ることが日課になっている。やはり、こちらの方がかっこいいね。

レースを目的としてでなく、生活習慣のひとつとして走る──というのは、周囲の多くもそうだし、考えてみれば僕も最初はそうだった(それで充分だった)──というのに僕もまた戻れるだろうか。

氏は僕の1つ2つ上くらいの年齢で、ブルックス・ブラザーズとコラボしたとか、商品も基本的にトラッド路線で(でも世界でも指折りのデザイナーというだけあって掲載されているズボンは12万だったりする!)、そのあたりも「炎のランナー」に見られるように陸上と「伝統」が結び付きやすいことがうなずける。僕も21年前、社会人1年目に買ったJ・PRESSのスーツを就職来、今でも着ているなど(=これはちょっと違うか?)、トラッド・ラブ派としては大いに共感の持てた記事だった。

満足度:★★★★


 

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