九州一周駅伝

カネボウなきあと

タイトルはビッグだが、出場記でも完走記でもなく、応援記。

山口県長距離界は長らくカネボウが引っ張ってきた、九州一周駅伝もほぼオールカネボウ勢が上位入賞の牽引役を果たしてきたが、昨年度をもって防府市から撤退、移転した。

カネボウなき今年は、当然、メンバーも大きく変わってくる。絶大だったカネボウの力に頼れなくなったのは残念であるが、これまで出場できずにいた市民ランナーにとっては出場機会のめぐってくる大きなチャンスでもある。

先日、最終選考会の結果を受けて24人+補欠3人のメンバーが決定された。


市民ランナーが主体

メンバーを見ると、一部、実業団選手を含め、俊足市民ランナーの常連達である。ほぼ全員、知っている顔ぶれ。

このメンバーなら僕もぎりぎり入れた、といえなくもない。8月の十種ヶ峰で後ろを走っていた2人の高専生がいる。9月の夕やけで後ろを走っていた3人もいる。レースではしょっちゅう一緒になる顔ぶれである。昨年の完走記・防府読売でランナー間の不思議な連帯感や他ランナーへの畏敬の念・・・というような事を書いた。あのときの集団が十数人だったのだが、うち、山口県ランナーが8人。その中の6人が今回のメンバーである。

ただまあ、そうはいっても実際に出場する、走るのは簡単ではないだろう事も充分、承知している。10日間の長丁場、まず、仕事を空けるのが難しい。72区間ということは単純に計算すると、1人平均3回出走。それより走る回数が少なくなれば他の選手にしわ寄せがゆくわけで、20歳代がほとんど、最年長で30代前半のメンバー中で、40前の僕が「願わくば中6日で」とか言ってられない。

選ばれたからには、当日「調子が悪くなって・・・」とも言えない。単純そうに見えてこの競技、ピンポイントで調子を合わせるのは結構、難しい。実際、今の僕は痛みを抱えて(これも年齢的、加齢によるもの)下降中。一つや二つのレースでの結果が実力とは言い切れない面も大きい。

本人の志願あっての選抜であるから、当然、今回のメンバーに入っていない(希望しなかった)俊足ランナー、実力ランナーは他にも多い。駅伝よりマラソン志向だとか、駅伝より仕事、家庭・・・といった、色々な事情はあろう。本当に力の順に選ぶと、僕でも・・・などといえる可能性は限りなくゼロに近くなる。

先の8人中、もう1人はカネボウのいた昨年までに何度か代表だった、これも県トップ級のランナー。8人で残されたのが僕1人、だとすると、やはりそれなりの気概を持たねば・・・とも思う。

ともあれ、市民ランナーの目線でゆくと、これまで以上に親しみがわくチームである。僕も福岡で学び、九州で遊んだ身であるから、九州一周駅伝への憧れはやはりある。今回、選考会を走る気持ちはなかったし、実力的にも不足は明らかである(胸を張って選抜メンバーとなるためには5千で15分切りに手が届くような位置にいないと無理だろう)から、悔しさはないが、「山口県代表」として九州路を走れるメンバーを羨ましく思う。

防府読売の完走記でも書いたように、彼らが速いのはそれだけ人一倍の練習をし、苦しさに耐えるトレーニングを続けているからである。その姿勢を尊敬しているし、僕も目標にしている。市民ランナー主体の今回の山口県勢チームを応援している。


 

  Related Entries


Message

メールアドレスが公開されることはありません。