iPodランナー

最近、iPodで音楽を聴きながら走るランナーが増えている。今日(5/1)の朝日新聞スポーツ面に、静岡国際陸上よりも大きなスペースを割いて、その賛否が紹介されている。

以前からよく見かけていたし、ランニング雑誌にもよく広告が載っている。最近はシューズともタイアップして走行データが得られるとか。

「賛」はもちろん、音楽を聴けば楽しいから。心が弾み、気分が高まるから。リズムがとれるから。特に走ることは退屈で孤独な競技なので、寂しさを紛らわせるのにいい。それから、レース前には心を落ち着ける、リラックスするために。これはランニングに限らず、他のあらゆるスポーツその他でもそうだね。

一方、「否」は、トップ選手や指導者から。男子マラソン元日本記録保持者の犬伏孝行コーチは、

箱根駅伝優勝校の順大の学生がイヤホンで耳をふさぐ学生たちに抵抗を感じた。「長距離、マラソンは五感で走るもの。駆け引きで重要なのは、相手の息づかいや足音、風の音などの感覚。アップの時も強い選手を観察し、目や耳から情報を得ることが大事」。

コニカミノルタの坂井勝充監督は

「感覚が鈍る」

中国電力・坂口泰監督は

「もってのほか。イヤホンランナーは勝てない」

ルールでは競技中に使用すると、携帯電話等と同様、「助力」とみなされ失格なのだとか。

スポーツドクターからも

「外界の情報の7割が目から、3割が耳から入る」「耳からの情報を断つとプレーの幅が狭まるのは明らか」

まあ、大学、実業団選手はともかく、市民ランナーはそこまでして速くなりたいわけでない、楽しく走ることができればそれで充分だろうから、iPodランナーは今後、さらに増えてゆくだろうね。

きこえなくても走ることはできるから、で走ってきたけれど、iPodランナーを羨ましく思っていたのも事実。何しろ、目で見える情報は人一倍、入ってしまうもので・・・。「聴くか、聴かないか」の選択肢があるだけでもいいな、と思う。

残る四感を研ぎ澄ませ、きこえない外界、自然からの音も皮膚や心でつかんでカバーできるようになりたい。


 

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