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ちょっとホロリ
前3回は一気に書き上げたのだけれど、その後にさらに追加あり。
今度の新記録は大会主催者である朝日新聞の翌日紙面に掲載された。マラソン好きの人だけが気付くだろう、という小さな記事での情報なのだが、これとは別に広く聴覚障害関連の情報を発信されている仕組みがある。ネット社会ゆえの便利なシステム。
一つはメールマガジン形式のDEAF-NEWS。もう一つは「いくお~る」という聴覚障害者関連の季刊誌を発行・発売している会社の編集長ブログとして。
両者共に情報の得にくい聴覚障害者に対し、有益な情報を善意(無料)で提供され続けている。非常に価値あるコンテンツ。ともに主宰されている(配信している)のは自らも聴覚障害者で、熱意を持って社会的な取り組みをなされている高名な方である。
今回のマラソン新記録もともに取り上げられて紹介された。聴覚障害関係者は新聞でなく、この両者によるニュースで初めて新記録のことを知った人の方が多いはず。
僕の周囲、例えば山口県内であったり、この快記録の原動力となった聾学校であったり・・・はこのニュースを知った瞬間、「あ~っ・・・」という落胆、悲鳴の声があがったかもしれない(泣)。僕も面目ないというか、特に地元に対して山口県勢としての記録を失ってしまった意味でつらかった。
情報が普く行き渡るという恩恵は、同時にこうした残念なニュースも一気に周知されてしまうものなのだけれど、ところで、後者の方では前記録保持者として僕のことにも言及していただけた。ちょっとこれが全くの予想外のことでびっくりした。
スターダムに昇りつめた若いヒーローがスポットライトを浴びる傍ら、敗れた老兵はひっそりと姿を消してゆくのみ・・・それが当然であるのに。そんなこと本人でさえ期待していないのに。毎日何十と溢れる情報の10ヶ月前の記事を覚えておいておられたこと、わざわざ探し出して今回、言及していただけた、タイムまで丁寧に掲げて・・・。
その配慮というか、老兵への労いというか・・・これも最初に書いた世代の差というか、ホロリ胸にきてしまった。
どうもありがとうございました。
2008-12-13









