10年の節目

今回はこのような光栄な賞をいただき、大変、感激しています。

ありがとうございます。

新聞にも書かれましたが、私は、子どもの頃からの難聴が少しずつ悪化してゆき、27歳の時に聴力を失いました。話しをすることは今もできるため、不思議に思われるかもしれませんが、本人は全く、きこえていません。

実は、急に聴力が落ちてゆき、治療のために入院していたのが、ちょうど10年前のこの3月のことでした。

先週、この会場の前を走る全国実業団ハーフマラソンに私も出場していたのですが、10年前は、入院中のベッドの上で、大会をTV観戦していました。元カネボウの早田選手が大会新記録で優勝した年でした。まだ日常的に走っていたわけでもなかった当時は、まさか、自分がこのようなレベルの高い大会を走れるようになるとは思っていませんでした。あれから10年という年月が経ったことを思うと、非常に感慨深いものがあります。

27歳の時に聴力を失った私は、来週で37歳になります。10年前にきこえなくなったことも私の人生の転機でしたが、それから10年、今日、こうして素晴らしい賞をいただけて、また新しい節目にすることができることを嬉しく思います。

私以外の受賞者の皆様は若く、将来に無限の可能性を秘めています。その将来の活躍を応援しながら、私もこの賞を励みに、これから10年、なお記録更新を目指してゆきたいと思っています。

ありがとうございました。

2004年3月19日
読売山口スポーツ大賞表彰式にて

読売山口スポーツ大賞表彰式
読売山口スポーツ大賞表彰式

 

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