貧血克服への道のり
2002年10月~、貧血に苦しみ、なんとか治したいともがき苦しみました。その過程で知識だけは過剰に詰め込まれたので、よい機会ついでに記してみました。
なお、以下では、ランナーに最も関係の深い「鉄欠乏症貧血」について、一般的・医学的な説明も交えていますが、あくまでランナーの立場からの個人的な思い、意見を中心に述べています。
僕も多くのwebページに教えられましたが、医学的な説明以上に、個人的な試みや経験談の方が役に立ちました。以下の記述が貧血に苦しんでいる方にとって多少なりとも参考になれば、と思います。
貧血とは
「貧血」=赤血球もしくはヘモグロビン濃度が減少している状態。
ヘモグロビンは血液の酸素運搬に重要な働きをする。酸素がうまく行き渡らない状態では運動能力が低下し、とりわけ有酸素運動のランニングにおいては致命的な打撃といえ、思うように走れなくなってしまう。
*血液検査上の正常値
- 赤血球数(RBC)
男性:400~550万個/mm3、女性:350~450万個/mm3 - ヘモグロビン濃度(Hb)
男性:13~17g/dl、女性:12~15g/dl
血清フェリチン
鉄欠乏症貧血の防止、改善には「赤血球数」、「ヘモグロビン濃度」に加え、「血清フェリチン」や「血清鉄」の数値に注意する必要がある。「血清フェリチン」とは、肝臓等に貯蔵されている鉄分のことで、鉄欠乏症貧血を把握する重要な指標。
体内の鉄の不足は、1)血清フェリチンの減少、2)ヘモグロビン濃度の減少という順で表れ、貯蔵はその逆に行われる。容器の下部にヘモグロビン、上部に血清フェリチンが詰まっていると思い浮かべればイメージしやすい。
ヘモグロビン濃度が低下しているということは、既に貧血は相当に進んでいる状態であり、貧血を未然に防ぐには、ヘモグロビンが減少する前の血清フェリチンの低下に注視しなければならない。
血清フェリチンは献血後のお知らせや一般の血液検査の検査項目にはないため、特別に依頼して検査してもらう。
血清フェリチンの正常値:25~280ng/ml
「女子ランナーはフェリチンの値が20ng/mlを切るあたりから調子を落とし、12ng/ml以下になるとまともには走れない」
(大阪体育大学豊岡示朗教授)
また、貧血の治療を開始した時、ヘモグロビンの値は1~2ヶ月で先に割合簡単に回復するが、貯蔵鉄としての血清フェリチンの改善には3~6ヶ月を要するため、継続的な取り組みが必要となる。
貧血の原因
「鉄欠乏症貧血」というように、体内の鉄の欠乏が原因。ただ、一般的には男性の場合、通常の生活をしている限り、体内の鉄が不足することは考えにくく、特別な原因が疑われる。
- 出血(下血、痔)
- 鉄分を摂取しない極端に偏った食生活、菜食主義
- 急激なダイエット、体重減少
ランナーに特有の原因
適度の距離を過分の負担をかけずに走るジョギング程度であれば、赤血球数・ヘモグロビンはむしろ好ましい数値を示すが、競技として追い込んでゆくマラソンランナー、シリアスランナーはヘモグロビン濃度が低く、貧血になりやすい。
- 赤血球の破壊
地面に足を叩きつけることで足の裏から赤血球が破壊されてしまう。
マラソン、バスケット、バレー競技者に貧血が多く見られる - 大量の発汗
鉄は汗や尿と一緒にも失われてゆく - 早朝、炎天下の激しいトレーニング
赤血球が壊れやすく心臓にも負担がかかる
*「見せかけの貧血」
ランナーの場合、血液の循環量が多いことで(流れを良くするために)、結果的にヘモグロビン濃度が低くなってしまうことが多くみられる。この段階でなら異常ではないとされる。
貧血の兆候・症状
シリアスランナーにとって、貧血は「思うように走れなくなる」「タイムが悪くなる」ことをもたらす憎き敵。
ただ、貧血になったからといって、調子は悪くなるものの、全く走れないわけではない。また、特に日常生活にはさほどの支障がないと自分では思ってしまうため、自覚症状にも欠ける。このため、貧血を進めてしまうことにもなる。いかにして、貧血になる以前に回避するか、重度の貧血となってしまう前に早めに兆候をキャッチするかが重要になる。
症状、兆候と考えられるものについて挙げてみると・・・
- 他に理由は思いつかないのに、うまく走れない
- 身体が重く感じられる
- だるい、疲れやすい
- 足が上がらない、もつれる、つまづく
- 走り出しがとりわけきつい、ペースにのるまで時間がかかる
- 自転車のペダルを漕ぐのがきつい
- 階段の昇りがきつい
- 集中力が低下する
- 唇の端が切れる(口角炎)
- 指の爪がへこむ(スプーン爪)
- 指の爪の白い部分が消えてゆく
- 下まぶたをめくって見える赤み(血管)が消えてゆく
- だるい、疲れやすい
- 身体の冷え、特に手足が冷える
放置すると・・・
- 顔色が悪くなる(青い、白い、黄色い)
- 顔がむくんでくる
- 髪の毛が抜ける
- 動悸、息切れ
治療、改善策
鉄欠乏症貧血になってしまった場合の治療は、原因を見極めると同時に、鉄を摂取することに尽きる。
鉄剤の服用
早めに病院(内科)を訪れ、医師の指示の下で鉄剤を処方してもらう。市販の鉄タブはあくまで栄養機能食品であるため、日常生活での不足を補う分には良いと思われるが、明らかな貧血の場合には絶対量が足りない。
僕が医師から処方された代表的な鉄剤「スローフィー」「フェロミア」1錠中の鉄含有量は50mgであるのに対し、「ファンケル」「ネーチャーメード」等の市販の鉄タブは1錠中2、3mg。また、成分も異なるため、体内への摂取・消化は比較にならないほどの大きな差がある。
鉄を含む食品の積極的な摂取
- レバー(鉄含有量は豚・鶏・牛の順に多い)
- 魚貝類(カツオ、マグロ、カキ、アサリ、ハマグリ)
- 良質たんぱく質(赤身の肉、魚、牛乳、卵)
- 鉄の吸収率を高めるため、ビタミンCと一緒に取る
- 鉄の吸収を阻害する食品との取り合わせを避ける
タンニン(コーヒー、紅茶、緑茶等)、シュウ酸(ほうれん草等)、フィチン酸(玄米、豆等)、大量の食物繊維
鉄摂取のその他の工夫
- 鉄鍋、鉄瓶の使用
料理中に鉄が溶け出す、また、体内への吸収もよい
僕のもがいた方策~食事
僕は5年前にもヘモグロビンが10.8まで低下する重度の貧血を経験しており、以上に挙げたことは自分でも充分わかっていたつもりだった。にもかかわらず今回、再びなってしまったことで痛烈に反省させられた。
大切な防府読売マラソンを1ヶ月半後に控えていたことで焦り、「今度ばかりは」と、なりふりかまわず色んな方法を試してみた。貧血が判明してから、僕のとった方策は以下のとおり。ただし、何が効いたか効かないか、治験効果は不明。
- 医師に処方された鉄剤の服用
これは絶対。正しく服用を続ければ通常、1~2ヶ月でヘモグロビン濃度は改善する - 鉄を含む食品の積極的摂取
レバー、貝類、たんぱく質を意識した食事
練習量も抑えざるを得ないので体重は増えてしまうが、まずはよく食べることを優先させた - 野菜ジュースを飲む
できれば自家製を - 鉄鍋の使用
調理中に鉄が溶け出すと分かってはいても、普通、使おうという気になれない鉄鍋。でも、NHK放映の『ためしてガッテン』で鉄鍋・鉄瓶から溶け出す鉄はその組織上、レバー等の食品よりも体内への吸収が良いという記事(本)を遅ればせながら知り、思い切って購入。厨房店で鉄鍋を求めると「貧血ですか?」ときかれたくらいだから、TV放送の影響は大きいよう。さすがに鉄瓶までは使っていない。(追記:その後も貧血を繰り返してしまうので鉄瓶も買って常用しています。) - クロレラの服用
懐かしい「クロレラ」・・・。たまたま家に残っていたものがあったので譲り受けて飲んだ。「青汁」、「大麦青葉」等、この類の健康関連商品は通販ショップやドラッグストアにたくさんあるけれど、効用を求めるなら定評あるものでないと。 - コーヒー断ち
コーヒーのヘビー・ドランカーであるというのが貧血の一因にもなっていた(せっかく鉄分を摂取しても吸収を悪くしていた)と思う。運動前に飲むコーヒーは、カフェインが脂肪の燃焼を促進させる働きを持つ等、食前食後に合わせなければコーヒー自体は決して悪い飲み物ではないが、まずは鉄の吸収を第一に考え、2ヶ月間は全くコーヒー、紅茶、緑茶を断った。クリスマスケーキも麦茶で。その後にコーヒーは解禁させて現在に至っているが、今後は以前のような暴飲は避けるようにしないと・・・、と思っている。(追記:非常な珈琲好きなので、今はせめてもの抵抗に鉄瓶でお湯を沸かしています。)
僕のもがいた方策~貧血中のトレーニング
貧血になると思うように走れなくなる。けれども、全く走れないわけではない。走ろうと思えば、足取りは重いけれども、充分、走れる。しかし、そのことで一層、貧血を加速させてしまう・・・。
「走れるけれども、あまり走らない方がいい」という、ここが貧血の一番つらいところ。
足のケガ、故障ならば痛みがあれば当然走れないし、治ってゆく過程がはっきりと分かる。一方、貧血の改善には時間がかかる上に、今どの程度回復して、どのくらいの練習ならばできるのかを判断するのが難しい。どの程度の距離、強度なら走れるのか、どういうトレーニングがよいのか、いつから通常のメニューに戻してゆくのか、皆、悩んでいると思う。
以下、僕のとった練習方法、心がけたことについて。食事編に同じく、何が効果をもたらしたかははっきり言えないけれども。
- 練習量を抑える
- 基本的にはあまり長くない距離のジョグ中心
- できるだけ柔らかい路面(土、芝)を選んで走る
ただ、そうはいっても土や芝の路面で走れるような都合の良い場所はそうあるものではなく、面白くなくても短い距離の路面を繰り返して走った。 - シューズを買い足した
足取りが重くなると、足裏の痛みも非常に気になってくる。赤血球の破壊を抑えるためにもソールの厚いシューズを身体が(足が)求めるように感じられた。これまで使ったこともない、片足330gもの初心者向けシューズを購入し、しばらくはこれで走った。貧血が改善されてゆくと、さすがに重さが気になってきて、今はウォーク用。 - インターバルはしない
- 調子がよければ少しずつビルドアップ
- タイムは気にしないようにする
回復までにはしばらく時間がかかり、その間、どんどん落ちてゆくので自信を失くしてしまう。 - 練習できないことに耐える
ケガ同様、これが一番重要で、しかも難しいことと思う。ランナーにとって走れないことほどつらいものはないが、これもランニングに宿命のものと受け入れ、天が課した試練と思って向き合う。
データ・体調の推移(2002.10~)
血液検査データ推移(単位略)
主要検査項目 | 適正値 | 10/31 | 2/2 | 1/6 | 2/5 |
赤血球数 | 410~550 | 407 | 476 | 474 | 456 |
ヘモグロビン濃度 | 14~18 | 12.9 | 15.2 | 15.2 | 14.8 |
血清フェリチン | 25~230 | 5 | 18 | 19 | 20 |
10月31日の検査結果が判明して、11月5日より鉄剤服用を開始した。
上記のとおり、ヘモグロビン濃度は1ヶ月で急激に回復しているが、血清フェリチンは3ヶ月経過後もなお、適正値までには改善されなかった。
貧血治療には血清フェリチンの回復まで継続的な鉄剤服用が重要というのが鉄則(!)らしいのだが、今回の僕のケースでは医師の判断により鉄剤の処方は3ヶ月でストップされた。僕としては、なお半年程度の服用継続を希望したのだけれど、赤血球数及びヘモグロビン濃度に一応の改善がみられたこと、及び、長期にわたる鉄剤服用の弊害が考えられるという理由のためであった。
3ヶ月服用してもあまり改善されなかったことは、僕自身、自覚していたように、やはり、それ自体が血清フェリチンの貯蔵量が少ない、貧血になりやすい体質を示しているということなのではないかとも思う。
体調の推移
10月 | ・下旬~県実業団駅伝(10/28、4.2km)貧血に気付く |
11月 |
・上中旬~走る度に調子が落ちてゆく最悪期 (ハーフレースを欠場) ・下旬~最悪期脱出を実感できるようになる |
12月 |
・上旬~徐々にトレーニングを戻す、スタミナははっきり落ちている ・中旬~回復を自覚するが、本調子には遠いため、目標としていた防府読売マラソンの欠場を決める ・下旬~ケガの多発 |
1月 |
・上旬~ケガの治癒に専念 ・中旬~3ヶ月ぶりのレース(駅伝)出場 ・下旬~駅伝出場、調子上向く |
2月 |
・上旬~別大マラソン(2/2)完走 自己ベストを6分更新 ・中旬~マラソン後の疲労なく3km、駅伝レースでも好調 |
リバウンド
貧血が改善すると、それまで練習量を抑えていた分、うまく疲労が抜けて以前よりも好結果を生むことがある(らしい)。これを「貧血リバウンド」と呼んでいる。
僕の場合は貧血となる前の調子があまりに良かったので、以前以上の記録が出るというようなことはさすがになかった。仮にあるとしても、5kmくらいまでの短い距離なのではないかと思う。先に書いたように、貧血の治療を開始すると、元々、体内で不足していた状態ゆえ鉄の吸収も非常によく、ヘモグロビン濃度は鉄剤の服用等で割合、簡単にかつ急激に回復する。ヘモグロビン濃度の改善により酸素運搬能力が高まることで、何となくダッシュが利くようになることを実感できた。
ただ、長い距離、時間を走りきるスタミナは簡単に取り戻せないことも感じた。僕はマラソンに向けていたところだったから、練習でも以前は20km走り切れていたところが、15kmでがくんと落ちてしまうなど、落ちてしまったスタミナはやはり、再度つけ直してゆく必要があることを感じた。
貧血明けのケガ
上記の通り、鉄欠乏症貧血は鉄剤の摂取による適切な治療が行われれば、1~数ヶ月で改善される。また、貧血明けにはリバウンド効果も期待できるかもしれない。
ただし、貧血の改善に合わせて、今度はケガにも苦しめられた。貧血で走れなかった、トレーニング量を抑えていた分、確実に体力、筋力は衰えている。思うように走れず鬱積していたストレスもあって、貧血状態の改善が見え出すとすぐに以前同様のトレーニングに戻ろうとする、気持ちがはやってしまった。いきおい、簡単にケガを引き起こしてしまう。
貧血後にさらにケガで走れなくなってしまうという悪循環を避けるためにも、治療中の筋力維持、また、本格的なトレーニング再開にあたっては段階を踏んで徐々に慣らしてゆくことが重要と痛感させられた。学ばせられた。
貧血治療=貧血そのものの回復+筋力維持
*このあたりは、以下の完走記(欠場記)にも詳しく記しています。
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初めまして、Kと申します。
ブログ、拝見させて頂きました。
特に貧血に関しての記録は、徹底した自己管理に分析、読んでいて非常に感心致しました。
突然で恐縮ですが、管理人様にお聞きしたいことがありまして、投稿させて頂きました。
私は現在、20代女性です。
小学生の頃に、重度の鉄欠乏性貧血で入院した過去があります。
ヘモグロビン値は、7でした。
原因は、月経困難症による、膣からの大量の出血でした。
実は自分も、物心ついたころから走ることが大好きで、貧血で倒れ搬送されるまで、陸上部に所属し練習に励んでいました。
1ヶ月半で退院することが出来ましたが、中学入学と同時に、黒板の文字が徐々に見えづらくなり、メガネをかけることになりました。
それまでの視力は、裸眼で両目ともに、1、5ありました。
そして視力は下がり続け、現在では矯正で、0、6。
裸眼では、両目共に近視乱視の、0、01にまで落ちました。
貧血は、退院して以来問題のある数値は出ておりません。
そこでお聞きしたいのですが、重度の貧血によって、管理人様は視力低下など起きましたでしょうか?
私は明らかに貧血になってから、視力が急激に落ちたのですが、自分だけなのか疑問に思い、投稿させて頂きました。
ちなみに、私はゲーム等は幼い頃から今も一切やっておりません。
ですが、貧血の原因になった婦人病で、今も子宮と卵巣の治療は行っております。
管理人様のご意見、ぜひお聞かせ願えないでしょうか?
宜しくお願い致します。
Kさん、コメントありがとうございます。
(勝手ながら、こちらのページに移させてもらいました)
急激な視力低下を経験されたこと、大変でしたね。
私は医者ではないので無責任なことはいえませんが、おたずねに対して、以下、私なりに考えてみたコメントです。
貧血にレバーがいいといわれますが、レバーは目にもいいといわれますね。
鉄分に加えてビタミンAが豊富だからで、それも考えると貧血と視力にある程度の関連はあると思います。
(ある、というより、関連がないとはいえない、といったところでしょうか)
目にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていますしね。
眼底出血というケースもありますし・・・。
貧血が即、視力低下に結びつくわけでもないでしょうが、関連(可能性)は否定できないだろうと思います。
低いけれども、ケース的には充分ありうる、起こり得る、といったところでしょうか。
Kさんの場合、成長期で一番、身体が栄養、血液を必要とする時期だったということが大きいでしょうから、そのときに目に必要な血液、血液によって運ばれる酸素や栄養素や・・・が充分に行き渡らなかったというふうにも仮定できそうです。
あるいはたまたま、貧血と視力低下が同時に(貧血の直後に)起きただけかもしれません。
いずれにしても貧血はそれ自体(ヘモグロビンの値)に伴って生活に支障が出る=身体の機能がうまく働かない・・・といった症状がもたらされるので、人によっては目に現れる場合もあるのかもしれません。
次のようなページも見ました。
(じっくり探したわけでもなく、ぱっと見て見つけたページです。参考になる、というのではないです。)
悪性貧血
http://202.244.210.69/HD/DISEASE/D707.HTML#l27
CiNii - 自己免疫性溶血性貧血に対して副腎皮質ステロイド投与中に全盲,難聴を伴うクリプトコッカス髄膜炎を発症した一症例
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006646113/
今も治療されているとのこと、お大事になさってください。
管理人様、丁寧な返信有難うございます。
レバーのお話、言われてみればそうですね。
目に良いとされているものは、大抵貧血にも良いですものね。
入院する前は、ハードな練習を炎天下の中、毎日こなしていたので、確かに目に影響が出てもおかしくはない状況でした(今、思い返せばですが)
URL、貼り付けて下さって有難うございます。
大変、参考になりました。
時間を割いて頂き、このような丁寧な返信をして下さったこと、心より感謝致します☆
本当に有難うございます。
管理人様も、お体ご自愛下さいませ^^
それでは失礼致します。
貧血に悩むランナーとして以前興味深く読ませていただきました。再度、読ませていただいていますが、なるほどと思い当たることばかりです。
実は走り始めて4年、年齢は58歳です。平成20年に初めてハーフマラソン走り、死にそうになりながら完走しました。タイムは2時間15分でした。きつかったけどこれではまってしましました。それ以降、自分なりに月間150~200km走るようになり、レースも積極的に参加するようになりました。
1年目(平成20年)は3度のハーフと10km1回で、練習の割にはいい記録は出ませんでしたが、2年目(平成21年)にハーフ念願の2時間切、その年6回走り、すべて1時間50分台で走れるようになり、1時間40分台もすぐにでも出せるような気持でした。
3年目(平成22年)単身赴任先(岡山)から地元千葉へ帰り、地元のジョギングクラブに入り、ますます期待を持ちながら練習をし、自分では満を持して秋の手賀沼マラソンにハーフで出走しましたが、2時間15分の結果でした。(夏場の練習でちょっとばて方が早いと思うことが何回かありましたが。)もう、15、6kmあたりから息切れがして、歩いてしまいました。なんでか自分で原因がわからず、その後、11月につくばマラソンのフル、これも20km過ぎでリタイアしてしまいました。
翌年(平成23年)の千葉マリンハーフも途中棄権。秋の手賀沼ハーフも2時間20分。つくばマラソンのフルは完走するも5時間18分で、2年前の走りからして、何でか自分でもわからなくなってしまいました。
そんな中、11月の人間ドックでヘモグロビンの数値が11.2で要治療の結果になりました。実は2年前地元に戻った年から健康診断結果で赤血球、ヘモグロビンの数値が基準を下回ってるのは、指摘されており、貧血だということも言われていました。ただ、貧血が走りに影響を及ぼすということを全く知らなくて、確かに立ちくらみはたまにあるけど、正直あまり気にしなかったのです。
そして、年明け(平成24年)の地元の駅伝で、ゆるい上り坂のある2kmのコースをを任されたのですが、下見に行った練習で途中で息切れして止まってしまい、本番でも1km5分切るのがやっとの記録だったことから、これは本当におかしいと真剣に体調のことを考えるようになりました。そんな時、ふと箱根駅伝で東洋大の柏原が高校時代貧血で云々といういことを言っていたのを思い出し、ネットで「貧血とランナー」で検索したらこのサイトに行きついた次第です。
前置きが長くなりましたが、それから職場の産業医に相談したら、早く再検査をして、内視鏡とか胃カメラとかの検査を受けた方がいいというようなことを言われたので、近くの内科を訪ね改めて検査をしました。その結果はHgが9.7まで下がっており、医者に「これはきついね」と言われ、それから1か月フェロミアを1日2錠服用し1か月後に状況をみようということになりました。産業医も内科の先生も男で、この年齢で貧血というのは普通考えられない、体内出血の可能性の方が高いのではと言われていたのですが、鉄剤を飲み始めてから1か月後の検査ではHgが13まで戻っており、やはり鉄欠乏症の貧血と診断されました。鉄剤を服用し始めて気持ち的なものもあるのか、その頃から、走る方も調子良くなり、サイトにありました「走り始めが妙にきつかった」のもなくなり、「階段の上り、走る時の登り坂等のきつさ」も改善されていきました。
そして、飲み始めて1週間後でしたが、ハーフマラソンで2時間5分。最後はばてましたが、何とかレースになってきて、3月25日の佐倉朝日健康マラソンで4時間30分のフル自己ベスト(それまでは4時間48分)で、ほとんど42mを走り切り、これで今まで走れなかったのが、やはり貧血が原因だということも、仲間にも理解され、自分でもやっと、普通に走れる喜ぶに浸っていたのですが、、、。
そんな中、無謀といえば無謀ですが、昨日15日のかすみがうらマラソンに出走しました。10km過ぎから足に来はじめ、15kmではもう今日は駄目だなと思わせるような疲労感が現れ、何とか24kmまで走りましたが、結局、リタイアしてしまいました。1週間前の練習で、久しぶりに走り始めから息苦しく、体が重いので、軽めに切り上げ、翌日1週間前にしてはやり過ぎだとは思いながら2時間のLSDに臨んだのですが、息切れしてしまい、不安を持って臨んだレースでした。やはり、中3週間で、調整もめちゃくちゃだったとも思いますが、ばて方が激しく、また、Hgの数値が下がったのではと考えています。
フェロミアの方は1か月で13まで改善したので、次の1か月は1日1錠に減らし、3月中旬に再度検査したらやはり13を保っていたので、薬はもうやめましょうと言われ、不安に思いながらも医師の指示には逆らえず、それからは市販の「ファイチ」を1日2錠飲んでいます。
また、明日にでも病院に行き、数値を検査してもらおうと思っていますが、貧血というの何度も繰り返すのでしょうか。体質的に鉄を吸収しないのか、特に偏った食生活でもないですし、経験談から、アドバイスがあればお願いします。何しろ走ることが今自分の生活の中で大変大きなウェイトを占めている部分なので、それにはまず、体調をきちんとしたいと思いまして。
タカさん、コメントをありがとうございました。
貧血の影響は、貧血という仕組みを知らないままだと本当になぜだか分からないまま時だけが過ぎてゆきますね。
一回りも下の私がアドバイスするというのもおこがましいのですが、確かに産業医のいわれるとおり、そのお年での鉄欠乏症は考えにくく出血過多が疑われたことでしょう。
しかし、夏場のバテ方が早かったということで、夏は汗からも失われるし、体力の消耗が激しいですから(特に高齢の方には)その時点で兆候は出ていたようですね。その後、完治しないまま、続けていたということでしょう。私もこのエントリのさらに5年前に、まだタイムをさほど気にしなかったときに同じ経験があります。
確かに体質もあると思います。同じ練習量でも貧血にならない人はならないですので。強く、健康な方というのは、すぐれた天与の血液を持っている方だともいえるように思います。
今回のかすみがうらについては、さすがに佐倉から3週間後ですから、少々、無理が大きいと思います。人それぞれにレースの楽しみ方はあるので、私はあまり口ははさみませんが、私自身はレースに出過ぎる弊害も大きいと思うので(=あくまで自分には)10km程度でも月に1本以下で充分と思っています。
マラソンは年に1,2本のつもりです。
タカさんの経験からするともう少しあけてもいいように思いますし、短いスパンで仮に出るにしても、あまりタイムにこだわらない方がよいかと思います。
明日にでも検査を、というので数日後には結果も分かっていると思いますが、今回は貧血というより、佐倉での自己ベストの疲労がとれていないまま、かすみがうらに向けて練習しようとした、レースにも出て、疲労が重くなっている方が大きいような気がします。
どうぞお大事になさってください。
血液検査の値で血色素量が5.6でした。
年齢と運動不足と思いきや貧血でした。
しんどいなーとは感じることはありましたが
怠け癖がついてるのかと思ってました。
それほど不便は感じることなく仕事も子育てもしていました。
とりあえず鉄剤や漢方、増血剤の注射で対処することになりました。
1人で遠出は絶対やめてくださいと言われ、
深刻さを痛感してるところです。
生野菜が大好物で、引かれるくらい食べます。
(ダイエットはしていませんし、食事量も多いですがお肉はあまり好きではありません)
コーヒーも毎食後、ブラックで飲んでました。
心が痛くなるほど納得することが多かったです。
細かく分析されてて素晴らしいですね。
数年前まではジムで汗を流すのが趣味でかなりアクティブでしたが、今は動悸、息切れ。。。
本当に身体は変わるものですね(泣)
さきほどのコメントの補足です。
ちなみに38才で、2才と5才の男のコがいます。
160センチ48キロです。
仕事もしてると言った時の先生の表情が哀れんでいる表情に見えて切なかったです。
ガオコさん、はじめまして。
今、私はレース先の北海道にいて(^^;) ゆっくり書けないのですが、男でHgb5.6は医師も初めてみるような重症レベルだったでしょうね。
思い当たることのないまま、身体だけが本当にきつく悲鳴をあげていたことでしょう。
階段は上れなかったのではと思います。
しばらく治療に専念されれば、
身体が欲している分、数値は早くに改善されることと思います。
ある程度の肉はやはり必要ですね。レバーよりも赤身の肉、魚の方がタンパク質も摂れていいですので是非。
どうぞ、お大事になさってください。
16才の息子の貧血を調べているうちにこちらに辿り着きました。
高校の部活は陸上部で長距離をやっています。
入学の時に貧血検査をした際にヘモグロビン濃度が12.4でした。あまり気にもせずそのままにしておりましたら、走ろうと思っても走れないと言い8月1日に近所の内科医へ行き、検査をして頂きました。
その際に今まで便が黒くなかったですか?と聞かれましたがあまり観察していなかったようですが「はい」と答えていました。
それ以降の検査結果です。
(最初の検査により8/6からフェロチーム錠50 1錠/日を飲み始めました。)
8/1 8/29 10/15 10/29
赤血球数 395 458 507 443
ヘモグロビン濃度 9.8 12.1 14 12.6
ヘマトクリット値 32.7 39.4 43.5 39
フェリチン精密 2.8 21.0 26.1 検査なし
10/15の結果により二ヶ月と2週間頂いていた薬を飲みきってからやめました。
その際お医者様は基準値に達しているのでやめても良いし、万全をきすならばもう2ヵ月飲んでも良いですよ。とのことでしたがあまり薬は飲ませたくなかったためまだ余っていた薬を飲みきって止めることにしました。
10/24からたった2日飲まなかっただけなのに(10/26)に部活で前半5km 後半5km走った際に後半5kmの時に足が重く走れなくなったため貧血の時と同じような気がするとのことだったので10/28にお医者に行き検査をして薬を2ヵ月分頂いて飲み始めました。
検査結果を10/30に聞きに行くと上記のとおり基準値を下まわっておりました。
そこで私が気にかかっていることが、
1 便を採取して調べることをしない点
2 10/29の検査の際に 検査項目からはずしフェリチン値を確認しなかった点
3 2日くらいしか飲まなかっただけなのにヘモグロビン濃度が基準値以下になっていたことに対してMCVは88だからということで
様子をみて冬休みにもし他の検査をするならば紹介状を書きます。紹介する医者をちょっと調べてみます。と仰いました。
このような対応で大丈夫なのかしら?
以上のことより少々お医者様に対して信頼性がうすれています。
また、管理人様や皆様のお話を見ていますとお薬は3ヵ月くらいでお医者様に中止させられているようですね。
この点も4ヵ月飲み続けて大丈夫なのか?心配です。
経験上、管理人様は数値を見てどう思われますか?
また、お医者様の対応はどのように感じられますか?
お忙しいとは存じますがお返事頂けましたら嬉しく思います。
最後にもう一つ質問なんですが、管理人様はお薬を止めてから貧血は大丈夫ですか?
また、走り続けられていらっしゃいますか?
不躾な質問の仕方がありましたらお許し下さい。
息子も走ることが好きのようなので参考にさせて頂きたく宜しくお願い致します。
りょ母さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
息子さんのこと、ご心配ですね。
陸上をしていての貧血ということで、普通には鉄欠乏症貧血(スポーツ貧血)ということなのだろうと思います。
鉄剤服用でいったんはHbが回復したものの、二週間(足らず?)ですぐにそこまで落ちるというのは私も少し不思議に思いますね。
最初、もうしばらく飲んでもいいですよ、といわれたのは、検査結果は一応基準を達していても、、貯蔵鉄をしっかり補給する意味で必要なことから、診断としてはそのようにされるようです。
実際には鉄過剰の弊害もあるので、医師によってはあまり服用を続けるのを勧めない場合もあるようです。
10/15→29で落ちているのが非常に気になりますが、服薬中もトレーニングの強度が連日、ハードだったということはないでしょうか。
16歳で5km+5km(もしくは10km通しで?)は、結構、きつい練習だと思います。
治りきっていない状態での過負荷のような気がします。
医師の反応ですが、おそらくですが、正直、医師も貧血の専門医でなければ、普通の町医者、内科医であればスポーツ貧血というのは他の疾患に比べて軽易な症状であり、あまり熱心になりにくい向きはあろうかと思います。
鉄欠乏症でない、あるいは重症の他の貧血であれば別でしょうが、鉄欠乏症の場合、食生活日常生活を正す、もしくは服薬で早めに処置する、といったことしかできず(かつ、それで充分過ぎるもので)、正直、医師の役目は血液検査の結果を見て、服薬の指示をするだけだろうと思います。陸上の他のケガもそういういことが多いですが。。
お母様がそこまで心配されるのであれば、納得されるように、より専門医を紹介する、という形になられたのでしょう。
普通には服薬は2週間~1カ月でも充分に効果は出るし、それで終えてもいいと思うのですが、息子さんのようにHbが10以下まで落ちた割と重症の場合であれば、3カ月+もう少し、貯蔵鉄をしっかり、があってもよいと思います。少し量を減らす等して。
二日に一回とかでも。
順番が前後しますが、気になられるのであれば確かに便潜血を調べられてもいいと思います。
フェリチンは個人差が大きく、なかなか数字が高めに出ないケースも多いので、私は一般的にはHbで判断しています。
一般に成人の場合、女性の方が貧血は多いですが、中学生~では男の子の方が多い、ということもききます。
この記事は11年前のものですが、私の方は今もまだ走っております(^^)
年度別ベスト記録の推移
http://silentsheep.net/kiroku/best.html
別の記事にもしていますが、貧血はなる人は繰り返しやすいですね。
注意しないと簡単になります。
今の私もそうかもしれません(^^;)
迅速にそしてご丁寧なお返事ありがとうございます。不信感を持つ前に疑問な点、不安な点をきちんとお医者様にお話ししていきますね。
本当にお忙しい中ありがとうございました。
そして、今も活躍されているのを拝見し、とても嬉しく感じました。
(タイムの凄さは良く分からないのですが(^_^;))
ありがとうございました。
はじめまして。
私は17歳で長距離をしています。
中学から陸上をやっており高校でも続けているんですが、高校に入ってすぐあまりの走れなさに病院にいって検査してみたところヘモグロビン7.5 血清鉄30 フェリチン2.8 赤血球286の貧血でした。
その時は薬を貰い飲んでいたのですが、あまりになおらないので途中で増血剤の注射を打ちはじめました。食生活も気をつけています。ですがそれでも値が全くあがらず2年間も貧血に悩まされています。
走れる時もあるのですが、すぐ走れなくなってしまいます。顧問の先生には吸収障害といわれました。鉄を入れても体が鉄を吸収しないそうです。
周りが調子が上がっていく中、自分は走れず毎日焦っています。今年が高校最後の年になります。貧血を治していい結果を残して終わりたいと思っています。
なにかアドバイスお願いします。
あと、注射は打ち続けると肝臓に悪いと聞きました。このまま打ち続けていいでしょうか。
ろんさんコメントありがとうございます。
なかなか貧血がよくならず焦る心情、察せられます。
私は医師でないので責任あるご返事はできませんが、造血剤を打って2年間なかなか改善しないのは稀なケースで精密検査などして原因をはっきりさせるのがよいように思います。
造血剤に限らず飲み薬でも貧血治療用は肝臓にはあまりよくないので改善すればやめるのが普通です。
学生時代は短くあっという間で、最後にいい記録を残したい気持ちよくわかります。
検査後にまず1、2カ月はじっくり治す方を優先して4月以降すぐに動けなくとも6、7月や秋もまだ出れるなら最後の方に照準を合わせるのがよさそうに思います。
それと、また、人生はずっと長いです^^
陸上を続けられるなら高校、大学、社会人
…と、成績は簡単に逆転します。
記録が出せるにこしたことはないですが、高校だけが全てではなく、また、結果が全てでもないので、ケガなどともうまく、つきあいながら陸上を通した高校時代がいいものになるよう応援しています。
がんばってください。
大学2年で陸上長距離をしています。今年の2月ごろから思うように走れなくなったので血液検査にいったところ血色素量の値は14.4で正常だったのですが、血清鉄が30、フェリチンが6でした。鉄剤は2ヶ月分をもらって、練習も少しだけ軽くしてやっていましたが、2ヶ月たっても血清鉄は35、フェリチンは17でした。また2ヶ月分薬をもらいましたが、もう練習はあまりしないほうがいいのでしょうか?高校のころは血色素量が8になったこともあり、そのときはさすがに、練習は極端に減らしましたが、今は血色素量は正常なので分かりません。誰か教えてくれませんか?練習不足なのかもしれません。わかりません。
ひろやさん、コメントありがとうございます。
この記事ではフェリチンのことなど書いていますが、個人的には普通にヘモグロビン(血色素)を重視して問題ないと思います。経験的にも走りに直接影響するのはHbですね。
血清鉄やフェリチンは長距離選手は高まりにくい傾向があるし、これはHbと違って個人差も大きいようです。私自身、治療や服薬等してもあまり数値は上がりません。
ですので、フェリチンや血清鉄は兆候の判断にとどめるくらいでよく、ヘモグロビンが低い数値でなければ、走れないのは別のところに理由があるのではと考えてよいように思えます。
私も(このような記事を書いてはいますが)ここ5年くらいは特に血液検査することなく、毎年の健康診断くらいでしか数値を見ていませんが、走れない原因は貧血以外にも色んな要因があると思っています。
学生の時は試合が続くので、どうしてもすぐに結果を求めたくなると思います、今もトラックシーズンでしょうから余計にそうかもしれませんが、どんな選手にも一時的なスランプや好不調、波はあると思います。
じっくり、というのも難しいかもしれませんが、先は長いのでいずれ好転する日は来るはずと信じてよいと思います。
貧血が重度でなければ、軽く走るくらいは問題ないですよ。
こんにちは
うなずきながら、拝見させていただきました。
40代女性 10/30血清鉄19 ➡3/09 85
私も、体を動かすことが好きで武道、ヨガ、水泳、トレランにも興味があり、
走りたいのですが、すぐに息が上がっていました。
気持ちも沈むので、おかしいと思いお医者へ。2ヵ月で鉄剤を打ち切られたのですが、調子すこぶるよくなり戻ったので、走るようになりましたが。。
今月の生理前にひどい肩こりと、貧血。数値は検査していないのですが、体の冷え、体験したことのない頭痛が。。
血が足足りていない気がしてなりません。
徹底的に、貧血を治したいのですが、、
食事の内容、噛む回数、ゆっくりと食事をする。体温を測るなど、工夫をしょうとおもいます。
漢方を2年程のんでいて、それも、多少助かっていますが、くすりは、できればやめたい。。です。
また、情報楽しみにしています!
Tomomiさま、コメントありがとうございます。
冷えというのも私も貧血を含めた体調全体のバロメーターとしています。
鉄剤にのみにとどまらず、血液=体質改善ということになってこようと思います。
先日も朝日新聞にスポーツ選手の鉄剤の安易な濫用のことが問題視されている記事がありましたが、薬に頼らない普通の生活で走ることを楽しめるといいですね。
ご自愛ください。
あるある。と確認しながら拝見させていただきまいした。
30代男性 ウルトラマラソンやロングトレイルランをやっております。
先月6月に健康診断にて貧血と診断され、ヘモグロビンが7.8でした。
6月にはそのような状況でもウルトラマラソンの完走や約200kmの
日帰りサイクリングにも出かけておりました。
その後、休息として2週間ほど休んだところ突然走れなくなりました。
体が非常にダルく何をするにも動けなくなりました。再度血液検査をしたところ10.6まで回復していましたが、仕事中も頭痛や眠気などで苦しんでいます。
ご相談したいのは、
2週間休んだことでなぜここまで不調になったのかということです。
7.8のヘモグロビン状態でも走ることができたのは体をだましだましやっていて
2週間の休みで体が本来の状態を思い出して、異常信号を上げたため
現在のしんどい状態となったのでしょうかね?
このような経験はありますか?
みわっちさま、コメントありがとうございます。
Hb7.8は重症でしたね…
最後に書かれているとおり、身体も脳もダマしていたと思います。
走っていたときは惰性慣性で走れていたということなのでしょう。
精神的なものも大きいと思います。
7.8を知らずにいれば走れなくはなかったことでも、数字を知ってしまった後は多少数字が改善しても、10.6でも相当に悪いですから、フィジカルに加えてメンタル的に気落ちしたのが加わっての不調も考えられ、悪化を感じられても不思議はないと思います。
また、数字よりも症状の方が遅行的に現れることもあるでしょう。
いったん貧毛症状になると改善まで時間がかかるように感じると思います。
特に今回は重症のようですから、少し気を長くしてまずはしっかりと療養改善に努められることをおすすめします。
[…] 参考サイト;http://xn--ejqw84bz4hgl3a8ueivj.net/column02.html 参考サイト2:http://silentsheep.net/run-etc/injury/hinketu.html 参考論文:一般市民ランナーの貧血とその要因 […]