血が足りない

先日、血液検査をしていた病院から電話があって、受けた妻は何事かと心配したかもしれないが、手違いによる採取量不足だったということ。そうでなくとも確かに僕は不足気味である。

その昔

20年前、職場で初めて成分献血を受けた時のこと。途中から気分が悪くなってきた。初めてだからこんなものかなと思いもしたけれど、ちょっとこれはまずい。天井が揺れ、顔が青ざめてきた。あわてて、看護婦のお姉さんがストップ。身体中から汗が吹き出ている。

若くてきれいな看護婦さんが集まってきて、ネクタイをゆるめ、ワイシャツのボタンを外し、ズボンのベルトをゆるめてくれる。「ああ、そんな......」「まだ心の準備が......」ってますます緊張の汗が。うちわであおぎ、汗を拭いてくれ、とそれはやさしく介抱されたのだった。

隣で見ていた先輩いわく──「この新採、うまいことやりやがる」。

その後は無事、成功したり、やはり終えられなかったりが半々。まだマラソンはおろか、走ってもいなかった頃でそうだから、その後、走るようになると比重検査ではねられることも続いた。一応、それでも30回は突破しているけれど、今はちょっと遠ざかっている。

回復遅れ

先日、設置したアクセスランキングが示すとおり、貧血克服への道のり へのアクセスが恒常的に根強い。もう6年以上前のページというのに常時、トップ10にランクインするほどランナーに関心の大きい題材。今日、届いたランニングマガジン「クリール」6月号にも4ページ分の記述が割かれていた。

「克服」と高らかに宣言しておりながら、けれども、その後のページが示すとおり、当の本人はほぼ毎年のように繰り返している有様。これではダイエット本の成功者が太っているのと同じ。情けない。

今回の貧血の治りはこれまでになく悪い。回復しない。1月に気付いてから治療(鉄剤の服用)に努めている、ケガもあって、駅伝をはじめ、ついにシーズン中のマラソン出場を全て見送るなど練習もしていない状態が続いていたのに改善しない。

3月下旬の津和野ハーフが全く走れない結果に終わったのは、案の定、さらに悪化していたためでもあった。この時ばかりはへこんだ。最初の検査で宣告されたときも落ち込むのだが、2ヶ月以上経って改善していないことを知らされると、時間が無用に失われたようで愕然とする。

検査を受けて正常であれば「練習が足りない」自分の努力不足と納得できるのだけれど、ダイエット同様、繰り返すほどに治りにくくなってゆく。若い頃のような回復力もなくなっている。

さすがにさらに1ヶ月経った今回は改善してきているようで少しホッとしている。でもまだもう一歩のところ。次は1ヶ月後の職場の定期健診。そのときまでにもっとよく治っているようにしたい。

先日、このランニング・エトセトラをカテゴリ分類したばかりだけれど、「貧血」はケガ・故障からさらに独立させることになるかもしれない。


 

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  1. きぐま より:

    はじめまして。
    羊さんの貧血記事、すごく参考になってます。
    私も貧血になって、いろいろなサイトを見て回りました。
    羊さんのページには私の知りたいことが的確に書かれていて、一日何回もおじゃましていました。
    初献血、ウマイことやりやがりましたね~笑。
    ていうか、羊さんはクラクラしちゃってそれどころじゃなかったんでしょうけど。

  2. より:

    きぐまさん、コメントありがとうございます!
    多少でも参考になれば何よりです。
    しかし、本人が繰り返しては説得力も落ちますが・・・。
    初・成分献血の後はしばらく、献血の度に不安&半分期待のドキドキしていた、あの頃に戻れるものならと思わないでもない現在です。

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