SILENTSHEEP*NET >  PRELUDE >  Memories >  後期型の入手まで 2

後期型の入手まで 2

神戸へ

神戸といっても電車でしばらくかかる北区の方の無人駅。「駅に着いたら連絡を」といわれていたが、時間も早かったし、住所が分かっていたので探して歩いてみることにした。ところが、歩けども歩けどもそれらしき場所は見あたらず。

段々、暑くなるし、で夜行バス明けの身にはこたえた。地元のタクシーの運ちゃんにきいても、「そんな名前の販売店は知らない」といわれて不安になる。大丈夫かなあ・・・。結局、電話して──これも、「今、どこにいる」という現在地の説明ができないから、運ちゃんにお願いして──迎えに来てもらった。何のことはない、駅すぐのところなのに、逆方向を目指していたのだ。

放置されたスクラップ同然ながら

看板も屋号も掲げるわけでもなく、実家の一部屋で営業してるだけ。でも、そういうことができるのも羨ましい。車は別のところに置いている、ということで、少し離れた空き地へ再度、連れられて行くと、二、三十台くらいだろうか、びっしりと並んでいた。

一応、中古商の免許は持っているも、中古販売店という様態では全くなく、ほとんどスクラップ販売。ずっと雨ざらしのまま放置されていて、皆、白っぽく埃だか緑苔だかに覆われている。ナンバーも外されていた(一時抹消)し、縦列駐車の奥の方だったので、試運転はできないといわれる。「わざわざ神戸まで来たのに・・・」。

外されていたバッテリーを取り付けて、一応、運転席に座るだけの「試乗」のみする。エンジンをかけてみて、本来、「音」で判断したいところだけれど、それができぬ身なので振動のみ確かめる。

話が逸れるが、僕の父は整備工。僕もこの職業への憧れの気持ちは今もあるが、エンジン音をはじめとして、きしみや異音に気付ける「耳」が肝心。何しろ、スモールライトをつけたままエンジンを切って離れようとすると警告音が鳴ってくれるせっかくの親切も届かないくらいなので(周囲から見ると、音が出ているのに平気で立ち去るのって、かなりマヌケに見えるかも・・・でも、よくやる)。

ともあれ、乗ってみて、エンジンだけかけて、エアコンやその他電動機器類がおおよそ、今乗っている前期型よりかはだいぶ良さそうということを確認。

元々、余程ひどくない限り、契約も済ませて帰るつもりだったから、これで充分、満足。再び、自称事務所に戻って、名義変更書類や抹消登録書等を受け取って帰る。代金は、最初の約束通り、5万円也。

安い! のは、鉄の塊、スクラップを買ったようなものだから。ここから、走れるようにするまでは山口に帰ってから。

ちなみに、中古車販売、買取り業界はネットの普及で、かつてのディーラー店や大手チェーン店の優位性がなくなった、といわれている。これもネット普及ならではのすごいところだ。僕ら消費者が見る一般のサイトとは別に、業者間で売買される特別のネットワーク(*)があるらしい。このときの事務所にも置かれていた。

*「ネット活用、入札機会広げる」中古車オークション業界2位のJAAが最大手のUSSを追う。神戸会場では一日の出品台数が1万台を超えることも。(2003/07/18日経新聞)

そうして、大手やディーラー系が取り扱わない、手を伸ばさない、こぼれ落ちた車種を回転し、再生させてくれるわけである。こうやって、ネット経由で売買できるようになると、今回もそうだったように、土地が安く広く、車をたくさん置ける意味では田舎の優位性も出てくる。

山口に持ち帰られた直後(思った以上にキズが沢山)


2007-06-08


このページの先頭へ