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わたせせいぞうギャラリーへ

5/1の県選手権を下関で走り終えた後、連休を過ごした妻の実家に帰る途中、門司港のわたせせいぞう美術館へ寄ってみた。

「ハートカクテル」がモーニングに連載されていた時期(1983-1989年)がちょうど在学中の5年間に重なっていて(1985-1990年)、今とは全く違う「あの頃」の空気を思い出させてくれてしばしタイムスリップしたような、うっとりした気分(笑)。

バブル華やかなりし当時、クアーズ(COORS)なんてフンイキで飲んでたり、あの世界に憧れていたね。

当時、僕も好きでよく読んだ「モーニング」のハガキのコメントが紙面に掲載されたこともあって、その謝礼が(懸賞には当たらなかったけど)ハートカクテルの特製シールだったことも覚えている。

ただまあ、あまりにオシャレでクールでかっこよすぎて・・・というのが、やはり同時期の村上春樹への思いにも似て、逆にちょっと敬遠させる、好意と憧れの裏返しというようなところもあって、アンビバレントな感情が入り混じっていた。

とにかく大学時代という特定の一時期に夢中になったようなところがあって、それだけに今回、随分と当時のことが懐かしく想い出された。ギャラリーには当時の、タッチも今とはだいぶ違う、初期の頃のストーリーがいくつかそのままに掲載されていて、よく憶えていたので、そのストーリーのちょっとクサいところも、でも当時はそれが良くて憧れていた自分も、ともにあらためて苦笑いさせられた。

あれから20年以上過ぎて、年をとったせいか、今は素直に好きだなあ、懐かしいなあ、と思える。最近よくTVでもお見かけするようになった、今なお活躍中のわたせ氏の、そして時代もさすがに25年前のようなストーリーや画風や、には決して戻らないだろうけれど、僕にはあの時代の想い出がカラフルに切り取られているようなビターな郷愁がある。

わたせせいぞうと海のギャラリー


2010-05-15


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