東京マラソン2017 REPORT

5人のレポートを2日後に発行した昨年に比べると、今年は旬を外しますが、書いてみます。(陸上部誌3月号掲載)

NEW WAY,NEW TOKYO.

終盤、海に掃き捨てられるような従来から変更となった新コース、走りながら沿道を鑑賞する余裕は無かったですが、意図されたとおりに走りやすくよかったと思います。

強いて挙げるなら、しっかりTV に映ってしまったラストの丸の内仲通りは洒落た細い通りなのですが、それが石畳のせいなのかどうか、僕には沼に足を踏み入れたような、単に路面の凹凸だけでなく反発性(前進力)まで大きく削がれるような、「石畳ってこんなに走りにくいのか!」と感じられました。

ましてやTVで見るに真っ直ぐに進むことさえ難しそうだった車椅子ランナーのためだけでも、ここは修正の余地あろうかと思います。開発中の東京駅前と皇居に伸びる行幸通りはきっと近い内に、立派な日本の顔としてのエリアに変わりそうなので、今回、立入規制が強くて応援の少なかったゴール近辺を、東京駅前から行幸通りの部分を今より長くとることで沿道応援者、TV観戦者ともに見応えの増すラストにすることができるのではないかな、と今後の希望と期待を勝手に抱いています。

高速コース!?

公認走路条件を最大限活かしたダウンヒルはこれまででも充分、高速コースでしたが、優勝キプサング選手の好記録と彼の発言で、今後、世界のトップランナー(も市民ランナーレベル)も東京を目指す選手が増えそうでしょうか。

一方では、これまでの東京で自己ベストを持っていた今回、日本人招待選手の今井、藤原、前田、また防府で自己ベストの橋本選手・・・等々は振るわず、また僕の周囲の市民ランナーも昨年の東京や防府を下回る選手は多く、必ずしも新コースが好結果に結び付くほどの傾向はなかったようです。

30km 前、銀座四丁目交差点和光ビル前

レースの方は

福岡国際の出場資格が昨年から一挙に5分短縮されて2時間35分内となりました。過去2年のSBがともに2時間35分台という僕を狙い撃ちにしたような、おかげでこれまでは意識してこなかったものの、簡単にはクリアできなくなってきていることを自覚させられていた自分にちょうどいい目標となってくれました。

レースプランというほどのものはなく、防府でコケていたので、とにかく最後までしっかり走りきることを目標に、結果的には昨年から1分36秒縮めて2 時間33分59秒の、自分としては充分な好タイムとなりました。振り返るに、中国山口駅伝のタイムトライアルでもまれた鍛錬がマラソンに活きました。

ついでに、俗にエイジタイムとも言いますが、走力はまだ33 歳のつもりなので33分台で踏みとどまれたのも合格です。ぜいたくをいえば、1週間前の名田島10kmで昨年より27秒良かったので単純計算でもそれだけで2分短縮、それに新コース効果も加われば・・・とは取らぬ狸だったか、僕も新コースの恩恵を生かし切れなかったかもしれません。

後で自己ベストの何番目だろう? と古い記録を調べてみたら、13年前の別大の記録と同タイムの10位タイでした。2時間30分を目指していた当時は肩を落としていましたが、今回は忘れられない記録になりそうです。

個人的トピックスいくつか

3回目の出場でしたが、いずれも快晴のコンディションに恵まれています。両側を都庁の高層ビルに挟まれたスタート地点で仰ぎ見る青空は、緊張感と相まってとても心地よく、一番好きな瞬間です。

キプサング選手とは前回来日(2011年びわ湖)に続けての対決でした!

中国新聞には誕生月まで暴露されてしまいましたが、49 歳ラストランとなりました。20代最後の記念にと初マラソンに挑戦したのが20年前、初出場のびわ湖を完走できて大喜びしたのが39歳、と節目なのかどうか、旅先でのマラソンになっています。

10年後は・・・ まだマラソン走れているのか、仕事を続けていられるかどうか。。この号は送別特集にもなっているはずですが、その意味でもHさん、Tさんのいつまでも走られている、あるいは復活して再び走られている、というのは素晴らしいですね。

陸上部内にもマネのできない鉄人Yさんや、部長にして坂を上がっているようなMさん等々、常に偉大な先輩もおられるので励みになります。Mさんには「これから落ちてゆく時の落差が大きい分、キツイだろうね~」と嬉しそうにいわれているので、もちろん僕も既に身構えてはいますが、たやすく手が抜けません。

33km 東京タワー

東京マラソンの楽しみ方?

今の東京マラソン資格でいえば、県庁陸上部にはエリート枠に挑んでゆく選手が若干名のほか、少し頑張れば準エリート枠で出場を目指せる選手が割とたくさんいます。

都道府県枠といいつつ、福岡県選手などは提携大会・陸協推薦なく出場できないことに比べると、山口県の登録者は海響、防府の上位者から選ばれるという、分かりやすく、出場しやすい準エリート枠の大きなメリットが活かせて、僕もここ2年、タイミング良く出場できていることを幸運に思っています。

また、一般枠での出場も当選の話題だけでネタになる上、スタートしてしまえば同じ楽しみと等しいチャンスが待っています。後方からのスタートブロックでありながらFun Run で終わらせずにレースもきっちり走りきって自己ベストを出すような一般枠選手が一番すごい、と常々僕は思っており、そんなあたりも東京マラソンの魅力と思います。

東京マラソンに限ったことではないですが、イエローユニフォームのおかげで応援をもらえることが多く、また普段から陸上部や県内ランナーとの練習、さらにレースを通じての県内・県外選手らとの出会いや競い合える仲間が増える楽しみで走り続けられています。 これからも基調としては下降曲線であっても、真っ逆さまに落ちてゆくのをできうる限り阻止し、時々は機体を持ち上げて行けるような頑張り(抵抗?)を目指せればと思っています。


 

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