洞爺湖マラソン2012 自己ベストを誘導

後半戦

20km地点で昨年より2分以上遅れる。20km打ち切りと知らずに走っていた、いかに昨年の自分が良かったかがあらためて分かるが、それでも19分/5km でも充分にいいと思っていたよりかは走れていることに安堵する。

2012洞爺湖マラソンラップ
2012洞爺湖マラソンラップ

また、とにかく体感のままに、気持ち抑えめペースで無理をしていないので、20km以降は未知の世界であったが、朝起きた時に感じた痛みに不安はあったものの、おそらく目標の完走は果たせるだろうと気持ちもだんだん強くなる。

25km、30kmと、このためだけでも来る価値のある美しい洞爺湖畔に癒やされながら、過去3回、いずれも好天に恵まれている幸運に感謝して走る。

苦しくなってゆくと同時にゴールタイムも予想できるようになる35km、ついに後ろにいた彼がスパート。忘れていた訳じゃないが、このときもまた「え!」と動揺して思わずつまづきかける。僕にはスパートについてゆく力は残っておらず足がもつれる。あっという間に離されてしまう。

ここまでくると最初に書いた2010年福岡もそうだったように、33分台はイヤで、せめて32分台にしておきたいという欲が出てくる。最後、頑張れば31分台というのが予想外だったため執念不足(計算不足)を露呈してしまったが。

好記録を祝福

残り7kmで1分差をつけられた彼とは宿が同じだったようで(笑)風呂場で遭遇。きくと自己ベストを5分近く短縮したという! しかも40歳。スパートもお見事だったけれど、その年齢で素晴らしい記録更新!

僕は39歳でのサブ30達成がラストチャンスだと思っていた、苦労したが、今、どんどん市民ランナーの記録がレベルアップしている、年齢のカベもどんどん上方にスライドしているように、40歳で5分短縮するケース、というのもこれから珍しくなくなってゆくのだろうね。それだけ力があればサブ30は間違いなくすぐだよ、と激励と祝福。

しかし・・・。だとすると僕がもう少しうまくリードしていればサブ30だったのでは。今回の僕は本当に、きつくなったら無理せず歩を緩め、一定のペースをキープするという意識が全くなかった。レースという短い時間の中でも苦しくなる時、ふと楽になる時、人間のバイオリズムはあるもので、記録を狙うならそのきつい時にもペースを維持した方がいいのだが、僕のリズムに合わせず、35kmより早くいってもよかったのだが。

まあでも彼にとってもそのゾーンで走るペースは初めての経験であったわけで、今回、彼にとってうまくハマッたペースメーカーが僕だったということなのだろう。ベストを5分短縮する多少なりとも力になったならそれはそれで僕にとってもとても嬉しいことだ。自分の記録が出るときはもちろんだけれど、こうして他人のベスト記録に身近に立ち会えた時も嬉しいものだね。

単に最初からペースメーカーとして付き添うんじゃなく、見知らぬ相手とガチンコで一緒に走っていたら相手は自己ベストだった。自分の懸命な走りが思いがけず活かされた、報われた感じだ。

僕ももうずっと以前から後進を指導する立場の、僕の年齢でいてもう充分にやりきったじゃないかという周囲はたいていクラブの代表かコーチか・・・といったケースなのだけれど、僕自身はあれこれ口で指導(アドバイス)するより、僕自身が現役の中で、胸を合わせながら飛び越えていってくれた方が嬉しいので、まだしばらくは競えるように頑張りたい。

夢洞爺 湖一周を石で連結
夢洞爺 湖一周を石で連結


 

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