洞爺湖マラソン2012 レース展開

今年は二人旅

ケガ明けのブランク後ということもあり、腰を痛めた後の2010年福岡がそうだったように「何も考えないのが作戦」戦略でスタート。

1kmは3分35秒(以下、ラップは押したつもりで押せていなかったケースが多いので推測含む)。崖崩れのため急きょ20kmレースに変更された昨年と違い、今年はさすがにこのタイムでも先行するランナーは数名と少なく、以後も順位の変動は全く、といっていいほど無し。

唯一が4kmの坂で一人、追い抜いていった選手くらい。5kmは18分16秒。初出場の3年前が3分40秒で入って18分ジャストだったので、今回は2km以降でだいぶ遅れだしている。でも時計に合わせようということは全くせずに、体感だけに従う。

気付いたときは3名に収斂されている。若い選手が元気に先行するので彼がリーディング役といった感じで進む。もちろん、僕も付いていくというタイプではないので、彼だけに負担をかけまいと並走してともにペースをつくろうとするが、並ぼうとするとその都度、進路を塞いでくれて閉口する。

10km過ぎて、先に追い抜いていった選手に追い付く。13kmの左折地点で若い彼がコースを誤って直進。一緒に走っていた僕の方が動揺したが、僕自身、そういうことはしょっちゅうなのでよく分かる。ここは沿道の係員も大勢いた所なのに誰も左折進路の誘導をしていなかった。この完走記でも何度も書いているけれど、役員からすれば「分かってるだろう」と思っても選手には分からないもの。トップは先導の白バイがペースに合わせて導いてくれる、集団が続けば後続は前の選手に従ってゆけばいいが、3年前の僕がそうだったようにトップから差のあいた選手や前方の選手が見えない選手にとっては当たり前のはずの進路も分からないもの。徹底してほしい(と3年前もいったのに・・・)。

僕自身がたびたび、その苦い思いを味わっているのでこのときも走路員に「こんなに大勢いて何やってるんだ」という気になった。思わず何度か振り向いて「がんばれ、早く戻ってこい」と呼びかけたが、気落ちしたか、ついに追い付いてこなかった。ナンバーカードは覚えていないのだが、一般の部の選手だった。走りぶりから20kmもたないだろうとは思っていたが、走り自体はとても良かったのに。残念だった。

ここからは全く視界に入ってこないもう一人の選手と35kmまでをずっと二人で行くことになる。とにかく僕が後ろを振り向かない限り、付いてきているのかいないのかも分からないくらい存在を消しているかのように(まあ、僕に足音や息遣いがきこえないだけなのだが・・・)。(もう離れたかな~)と思ってたまに見ると(え! まだいる)と驚かされるような選手であった。

僕自身は3年前も、また昨年の海響マラソンも、福岡でさえも・・・と、一人で走り続けることには問題なく慣れているので、並ぼうとも抜こうともしないこの選手を不思議に思いつつ、これがピタリとついて風よけにされたら僕もエルボーを喰らわすところだが、マナーよく2、3m離れてそっと付いてくるので、このときはもうブリンカー(遮眼革)かぶった競走馬よろしく、ずっと後ろにいるんだろうけれど、もう気にせず、前方だけ見て進もうと覚悟を決めた。

羊蹄山を見通す絶景の洞爺湖マラソンコース12km地点
羊蹄山を見通す絶景の洞爺湖マラソンコース12km地点

 

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