第66回びわ湖毎日マラソン - 5

トップ選手らとも至近

こぼれ話編。

びわ湖の良さは沿道の観戦者、応援の市民との距離の近さ、そして無論、出場選手や関係者との近さもそう。国内外招待選手らトップランナー、チームメンバー・・・といったTVで見るような現役ランナー、そのコーチや監督、ゲスト、解説者・・・としてやって来ているかつて名をはせた名選手の方々と大会中、頻繁にすれ違う、顔を合わせることになる。

他の大会でもそれはあるけれど、元々の出場選手が少ないのでその濃度が濃いというか(笑)、ビッグネームがずらずらと目の前に並び取り囲まれ・・・に初めて出た年は非常に感動させられたもの。回数を重ねるとやがてそれも慣れてきて、驚かなくなるのが何ともステイタスな大会である。

今回は例年、ここで初マラソンに挑戦する箱根組の飛び抜けたエースがおらず、また招待選手も地味な印象はあったけれど、特に事務局の詰めるプリンスホテルにいると、前日から当日の朝食、また会場の皇子山競技場入りのバスまでもずっと行動を同じくする、びわ湖ならではのこれも他では得難い経験を存分に愉しめた。

1年目は大阪泊、2年目は京都泊、と(あまりやる気もなかったが)、やはり何かと便利な大津プリンスホテルに昨年に続けて宿泊。昨年のレークビューでもう充分に立派すぎたのだけれど、今年は1年前から再び泊まることを決めていたので(笑)、正規料金半額以下のお得な早期予約特典でスイートに。

大津プリンスホテル プレミアム

最初、早期予約特典がそこまで立派な内容とは知らず、到着して戸惑うくらいに驚いた。大津プリンスの客室は全室レイクビューということで、昨年泊まったレイクフロアでもう充分すぎるのだけれど、スイートはさらに反対側のタウンビュー付き。半円錐形建物の一番、端の切れ口部分でソファの置かれたリラックスルームがレークビュー、ベッドルームと浴室・トイレがタウンビューの贅沢な2room、でもレース前の身には部屋の移動に疲れる(苦)。

ホテルに到着してエントリ受付の前に部屋に向かうと、早速、エレベーターで海外招待選手と乗り合わせ。メリガ(今回招待選手No.2、エチオピア)はすぐに分かった。バイク屋のおっさんみたいな雰囲気。他に黒人選手、そのマネージャーとおぼしき白人。あとでキプサング(今回招待選手No.1で優勝、ケニア)と分かった。

招待選手は無論、ここに泊まる実業団選手は多いので、エレベータに乗る都度、誰かと居合わせるのだけれど、特に海外招待選手らはリラックスしていて向こうから笑顔を見せてくれる。マネージャは話しかけさえしてきた。

エレベーターでいうと、かつてのワコール、グローバリー、今シスメックスの顧問、野口みずきらを育てた藤田元監督にも。パンチパーマでちょっとそのスジ風な風貌、かねてから(TVで見る限り)恐そうな方と思っていたのに、先方からお辞儀されてきたのには恐縮、仰天させられた。近くで見ると(指導は恐いのだろうけど)、ものすごく柔和な方でした。外見で判断してはいけないね。2日前にも京都で式典があったよう。

女子ランナー育てた藤田氏たたえ「感謝の集い」 : 京都新聞

優勝キプサングの優雅な佇まい

昨年に突如、出現した選手のキプサングは、よっぽど顔写真(証明写真)がないのか、大会パンフ他の写真もスナップからの切り抜き。写真では黒ヒョウみたいな険しい顔つきをしているのだけれど、これまた本当は優しい顔。

レース当日の朝食も選手、監督らがいっぱい。皆、緊張の面持ちでしっかりとエネルギー補給をしているが、僕らの座ったテーブルの隣に谷口さん、解説として念入りに書類をチェック中。隣のテーブルがまたキプサング、と、遅れてメルガ。

キプサングはとても品良く優雅。ヴァイキングだからとガツガツしない(笑)、4時間後にレースだからと溜め込まない(笑)。それはもう、マラソン選手とは思えない、上流階級の貴族がティータイムにお茶を飲んでいる、軽くビジネスの話をしているという風にしか見えなかった。レースではその余裕そのままに、あっさり大会新で優勝。今回、一番、印象に残るシーンだった。

23km地点辺り トップグループ
10000mの走りのトップ集団 手前2位メリガ

23km地点辺り トップグループ
左端優勝のキプサングは余裕の走り

 

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