平成22年度 中長距離記録会 (1)

2010/05/16 防府市陸上競技場

Today was a good day ?

防府市陸上競技場

完走記に場を移して昨日のエントリの続き。

午前中の会議で出た「理念」について防府に向かう途中もレース前のアップでもなお考えながら走る。さすがにレース中はいったん思考をオフにしたけれど、必ずしも解のあるわけでない事柄を考えること、ちょっと哲学的な命題にあれこれ思いをめぐらせることができるのが「走ること」の利点のひとつだ。

昨年末に新聞のコラムに連載した「走る理由」や、また村上春樹の著書の中に出た「マントラ」であるとか。最近、僕が反芻しているのは、先週エントリしたゲブレセラシエの言葉。

You have good days and bad days. Today was a good day.


人生、いい日もあれば悪い日もある。今日はいい一日だった。

本当に何てことない、当たり前の言葉であるけれど、シンプルでいて強い言葉だ。

「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))
2000年刊朝日新聞社

「今日はいい一日だった」──そう言えるように力を尽くそう、という気にさせられる。また以前、春樹がホームページ「村上朝日堂」上で読者の問いに答える「そうだ、村上さんにきいてみよう」の書籍化された中で、「一日、一日に心を残す」というのがあったはず。

思い出して2000年の読後メモを瞬時に呼び出すことができたのはグーグル・デスクトップのおかげ。10年前頃の以前は熱心に、延々、抜き書きすること4ページ分。「走ることについて語るときに僕の語ること」にもほぼ連なる、春樹の信条やエッセンスが詰まっている。

── の中に、メモしていたフレーズ。

どうせ負けると分かっていながら、ルールを守ってきちんと全力を尽くして負けるのと、適当にやって負けるのとでは、気持ちの「残り方」が違う。僕の場合、一日一日気持ちを残していくということをよく考えている。

一日一日気持ちを残していく、というのも簡単ではなかろうけれど、

Today was a good day ?

一日が終わるときに、そう問いかけられるようでいたいね。

一人でも二人でも

レースの方。以前は15分台でもビリになりかけるほど集まってた頃もあったのに、今回、5000mのエントリはわずかに2名(僕と高校生)のさびしさ。

わざわざ記録会に出向いて2名・・・の分かったときには一気にモチベーションが落ちる。でも一人でも走るつもりではいたけれど、やはり高校生がいてくれてよかった。こんなおじさん一人のために最終種目の5000m、多くの役員の方の労力をいただくと思うと恐縮してしまう。もちろん走るからにはおじさんなりに全力で。

今回はものすごい勢いで高校生がスタートダッシュしたので追おうという気さえ起こらずマイペースで進む。・・・はずが700mであっさり抜かしてからは以後、淡々と一人で。でも高校生はあれくらい「飛び出せ青春!」な方が絶対にいいね。

余談ながら、エントリの多い中学生の1500m。ゴール後のゼッケン外しはこの手の大会なら役員が選手に駆け寄ってくださるのだけれど、中学生達はゴール後、一列になってムカデ競争のような、銭湯の背中流しのような形で外し合っていた。僕もトラックレースはそれなりに出てきたが初めて見る光景に微笑ましくなった。

4月の蒸し暑かった記録会よりコンディションは良かった、走りやすかったと思うが、それでも2秒短縮にとどまって伸びきらず。やや風あり、独走、トラック練習無し──の割には充分なタイムだけれど、次はもっとレースでも追い込めるように練習しよう。


 

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