第65回びわ湖毎日マラソン - 7

後半へ

考えていた以上に20km迄をいいペースで進め、集団からは離脱してしまったがハーフを無事に通過して折り返す。今年から折返し部分が変更され、それまでの草津市に入って四角形部分をひとつずつ折れて廻る形のコースから単純折返しになった。初出走時の完走記に書いたように、これでは選手同士がすれ違えずに前後の距離差もつかめず表情もうかがえず、と選手にとっても同時にレース観戦する楽しさがない。

画像提供:聴障陸上・岡垣総務部長より
筆者は中央の黄ユニフォームに白帽子
画像提供:聴障陸上・岡垣総務部長より

今回の変更は皆も歓迎だったと思うけれど、ただ、この部分は応援が多かったところでもあるのでコース変更でそれが無くなったのはちょっと残念。例えば福岡や別大の折返し部分は非常に観戦者が多くて、まさに沿道の応援に見守られながら廻る、長いコースを走る中でも高揚感の生まれるポイントでもあるのだが、それらに比べても今回のびわ湖は「あれ?」というくらいに何もない感じの折返しだった(単に応援が帰っただけもあったろうけど)。

僕自身の20kmは46秒の充分な余裕を残して関門を通過したが、折返しですれ違いざまにやって来る後続がわずかに数人のみであることを知る。さっきまでの集団がほとんど最後の集団だった、以外は関門に遮られたということ。あらためておそるべし、びわ湖──。その集団からははっきりと置いてゆかれた後、同様に離脱した数人の集団も目の前にいたが、今回は記録を狙う気持ちはなかった、狙いようがなかったので、追いかけるつもりもなく、以後は淡々と一人で、ゴールまでうまく走りきれるペースだけを心がけた。

青春のさなかにいる人、まだ終わらないつもりの人

25km手前だったと思うが、沿道で選手の同行らしき学生が「九州大学陸上競技部」というジャージを掲げて僕の後方をしきりに応援していた。「硬式野球部」はないのかな?(ユニフォーム掲げて?)あるわけないな・・・とか思いながら、また、2人、エントリしていたことは僕もやはり母校の後輩になるわけで、在学が20年も違うし陸上部だったわけでもないので直接の縁はないなりに気付いていたのだけれど、ともにハーフ資格で出てくる若い学生がこの時点で僕より後ろにいるわけないだろ(いちゃダメだろ)とも感じてはいた。

リラックスしつつ進めた前半
リラックスして進めた前半 中央赤、黄、青は山口県の3選手

陸連発表のラップをみると20km迄は同じ集団にいたようで、どうやら一人はハーフ後、僕以上に急に失速して僕が抜かしている、もう一人も30km過ぎに抜かしたよう。2人ともにゴールは出来なかったようだ。まあこんな僕が今、走れているくらいだから先はうんと長い。卒業記念だったのかどうか、今後も頑張ってほしい。帰ってから写真に写っているユニフォームを初めて知った(トラッドでいいね)。果敢に集団の先頭で引っ張ってくれていたのが2人だったようだ。今度からは僕も(走りながらでも)応援しよう。

若い選手がらみでいうと、同じ山口からの磯村君が福岡では40km手前で抜かされたけれど、今回は同じ集団で走る(というより、ほとんど真後ろにつけさせてもらった)。彼は福岡の記録をさらに1分以上縮めてのベスト更新。おめでとう。

集団から遅れ始める
集団から遅れ始める

それから山口に帰宅する最後、新幹線から山口線に乗り換えた列車では県大の兼重君にも遭遇。彼もまた別レースの帰りだったよう。それぞれ、よくレースで会う、3人はちょうど昨年5月の県選手権10000mや先々月の中国山口駅伝1区など、よく一緒になっているね。山口駅で降りて、どうやって帰るのかとたずねたら、歩いて帰るといわれて驚いた。感心した。僕も同じ地区、同じ方向なのだけれど、タクシーでいつも帰る僕の地区の、大学はさらにその先というのに。まあでも僕も学生時代は六本松~箱崎間(福岡国際でいうと16km地点~28km地点)を飲んだ帰りはよく歩いて帰っていた、と思い出すように言い訳などしてみる。交通が不便な山口の学生は入学と同時に車を持つことが僕の世代でも当然だったけれど、彼はよく競技場への練習も自転車でやって来ているのを見るし、そういうところが何か若い人なりのすがすがしさでイイね。

また、先日の市の表彰では国体800mを大会新で優勝した笹村君とも少し、話をした。もう卒業式も終え(て着る必要のない学生服にトイレで着替えていた姿が愉快だった)、春からの新生活の準備に忙しい頃だろうね。進学後も競技は続けるとのこと。東京でも頑張ってほしい。僕も25年前の今頃、胸ふくらませていたことを思い出したなぁ~。

と、まあ3人、みんな今の若い人には珍しく? とても礼儀正しくて、そんなところも競技のできるゆえんなのだろうけれど、若い人のさわやかな態度や姿勢に接することができて、僕もとても気持ちよくさせられた。僕自身も気持ちはずっと19のままでいたい。


 

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