洞爺湖マラソン2009 - 7

14km手前から最大の坂

洞爺湖キャラ・トッシー
洞爺湖キャラ・トッシー

前回、記したように、優勝した22歳の彼がすごい選手だったんだということを知ると、この先の展開がちょっと書きにくくなった感じ。人間、知らない方が幸せということもある。特に僕のように耳がきこえないと、何となしの雑談や世間話から「へぇ」と知るようなことができないから、無知なままの損であり、無防備でありということが多く、けれども、かえって無知だから堂々といえてることの多さを自分でも承知しているので。

13kmから14km過ぎにかけてが、このコース一番となる標高差25m近くの登り坂。最初、その手前の12kmくらいでもやはり「もう何度目?」というような充分にきつい坂があって、最初「ここか!」と気合いを入れていた(・・・ら、違った)。

林の中の山道が自分には十種ヶ峰(登山マラソン)を思わせる雰囲気を感じたけれど、じわっと坂が続いている分、通過してみればあっという間。むしろ、その後の下り坂の落差がすごくて「うわ! 逆でなくて良かった」と思わず独りごちながら、ブレーキを利かせて駆け下りた。

羊蹄山に感動

この日は朝からの強い風が雲を吹き飛ばし、スタート地点の温泉街からも洞爺湖向こうのシンボル、羊蹄山(ようていざん)がきれいに見通せていた。前日は小雨でどんよりと薄暗かった(それはそれで幽玄的な情緒があった)ので、「これが噂にききし羊蹄山か~」といたく感動。ツェルマットに到着してマッターホルンを見た時にも似る感動だ。うっとりするくらいにきれいな形で蝦夷富士と呼ばれるのがうなずける。

その羊蹄山に、この急坂手前の12kmくらいあたりでさらに近付くことになる。木々の合間から貫禄ある鎮座ぶりを間近に見上げることとなって、「おぉー!」と、普段のマラソンではそんな余裕はないのだけれど、またまた感動させられた。

スタート地点から見る羊蹄山
スタート地点から見る羊蹄山をZoom upすると

本当にこの洞爺湖一周のコースの景色は素晴らしかった。美しかった。青空の中に登場した羊蹄山を見ることができただけで充分、洞爺湖に来た価値はあった。

千歳空港のジンギスカン店ではぬいぐるみもあったし(お土産に購入)、洞爺湖に来た時から同じ「羊」とは親近感も持てるね、と思っていたのだけれど、名前の由来はアイヌ語の読みから来るもので、羊とも蹄(ひづめ)とも無関係なんだそう。それはそれで・・・。

蝦夷富士の正式名称とは? | 北海道雑学百科ぷっちがいど


じわりペースアップ

景色の良さと初出場の未知の世界が楽しくて、15kmを53分34秒、20kmを1時間11分09秒で通過。それぞれ、5kmラップは17分56秒と17分35秒(終わってから知る)。アップダウンがある分、どうしてもラップはぶれやすいのだろう。例により僕のカシオのアクセラレーターは上部に表示されるラップがとても小さいので走っている最中は目に入らない。通過タイムだけを見ることになるのだけれど、予定よりだいぶいいな、落ちないなと感じていた。


余録

今日、いわれてから気付いたのだけれど、朝日新聞の地域面「おはようスポーツ」に洞爺湖に出場した3名の山口県選手の結果が掲載されていた。

最近は他県で開催された大会まで取り上げてくれるようになったのだけれど、どうやって北海道のローカルな大会についてまで情報をつかみ、かつ、ネットにも出ない県関係者を拾い出せるのだろう? 全国の朝日支局で情報を流通し合っているのかな。ともあれ、ありがたいことです。


 

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